「ズタボロなボディプレスラインを復元」

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1/24 AOSHIMA NISSAN CEDRIC GranTurismo Y31 part1

みなさんこんにちわ

制作過程を3つの動画にわけ、完成までを収録しているプラモの時間へようこそ

アオシマアンバサダーとしての制作ということで、手持ちキットの中から今回はY31セドリックを制作していきます

今回の見所としてはボディプレスラインの復元

10数年前にボディ工作を行ったままお手つきとなっているズタボロのキットを今のレベルで完成させてみようと思います

早速まずはY31セドリックがどんな車なのか調べていきましょう

Y31セドリックとは?

日産セドリックは1960年の初代販売開始から、10代目販売終了の2004年まで製造された高級セグメントカーで、同クラスのトヨタクラウンとは長年の競合車種でありました

今回のキットは7代目となるY31系で、デビューは1987年

ハードトップは1991年まで

セダンは2002年まで

タクシーなどの営業車はなんと2014年まで販売されていました

バブル期に開発されたこともあり、潤沢な開発費に恵まれた世代でもあります

先代のY30系からはうってかわり、デザインも曲線を巧みに使用した張りのあるモダンなものへと変化

グレードは従来のエレガントさを全面に押し出したブロアムに加え、スポーツ性を向上させたグランツーリスモが新たに設定

センターピラーの無い最後の世代で、エンジンは2000CC~3000CCまでV6ターボを筆頭に7つのラインナップで展開

ボディタイプは4ドアハードトップとセダンで展開され、同時期に開発されたシーマに予算を取られたことから、それまで続いていたワゴンやバンの開発はされなかった代でもあります

IPAで塗装剥離

早速制作スタートです

まずは10数年前にスプレーと筆で塗装したであろうパーツやボディの塗装を剥離していきます

塗装を剥がすのに使った溶剤はイソプロピルアルコール(IPA)

これは水抜き剤でも代用可能です

シンナーなどで塗装を落としていくよりもパーツが痛みにくいIPA

塗装を剥がしていてパーツが破損した、ボディが割れたという事故がなく、なおかつ塗装も剥がしやすいのでおすすめです

タッパーにIPAをいれパーツをドボン

ゴム手袋は必須です

指で擦り塗装を落とします

細かい部分は歯ブラシなどを使い塗装を剥がしていきました

塗装がある程度落ちたら軽くペーパーヤスリで均します

最後にボディラインを確認したいのでサフェーサーを吹き完了です

プレスラインや各スジがガタガタなのでこのあたりの修正から手をつけていきます

ボディプレスラインの補修

早速プレスラインの修正です

実車写真と比べつつ、ラインを復元したい箇所にマスキングテープを貼り付けたら、そのラインを狙ってシアノンを盛り付けていきます

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硬化促進スプレーを使用しシアノンが固まったら、320番のペーパーヤスリで均していきます

スポット的な部分はUVパテとブラックライトを使いパテ埋めです

それぞれ盛り付けた部分をペーパーヤスリで削り形を整えていきます

フロントのサイドパネルのプレスラインは、マステで境目を作りつつ、上辺は深め、下辺はドアパネルと同じ高さになるよう調整していきました

同じようにトランク部分のスジもシアノンで埋めたあと、マステでラインを確保しスジをいれ復元していきました

スジ彫り

次にスジ彫りを行って行きます

使用しているツールはタミヤ製のスジ彫り超硬ブレードで、刃は0.15mmと、0.2mmを使い分けています

用途としては、0.15mmの刃は全体的な使用、0.2mmの刃はドアやボンネットなどの開閉部分に使用しています

リアルな完成度を追求するにあたり、ボディのパーツそれぞれに対しスジをいれておかないと、塗装を重ねた時に、溝が塗料で埋もれてしまい、シャープさが欠けてしまうので、しっかり丁寧に彫っていきます

といってもスジを深くし過ぎると、不自然なシルエットになってしまったり、パーツが貫通し割れてしまう場合もありますので、あくまでも軽いタッチでそれぞれ3~5往復を目安に

尚且つボンネットやドアなどの開閉パーツ部分は、他の部分との差を明確につけるため、0.2mmの超硬ブレードを使い太めのラインにし、リアルさを意識しながら、丁寧に彫っていきます

パーティングライン消し

続いて画像の赤矢印部分のパーティングラインを削る作業となります

模型メーカーがプラモデルを製造する過程で、金型同士を合わせてパーツを整形しているので、どうしても付着してしまうのがパーティングラインや、バリですが、これを消すのと消さないのでは、仕上がりに大きく影響してきます

パーティングラインの確認方法としては、ボディやパーツを手に取り、実際に指で触ってみること

カーモデルの場合はボディを真上から見た際、左右対称的に縦にラインが入っていることが多く、バンパー周辺は特に頑固なラインになっていることが多いです

作業手順としては、320番のタミヤのペーパーヤスリで、水をつけながら削り、取り除いていきますが、取り除く際の注意点として、実車にある細かなプレスラインもありますので、その部分まで削ってしまわないよう注意しつつ取り除いていきます

320番で取り除いたらヤスリの番手を上げつつ1500番まで仕上げ、塗装に向け準備しておきます

下地塗装

続いて本塗装をする前の下地としてガイアノーツのサーフェーサーエヴォを吹いていきます

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この下地処理は、深いツヤのある仕上がりを目標とするのであれば必須作業

パーティングラインを消すために、ボディ表面を削ったり、少なからずペーパーヤスリのあとが残った場合は、必ずサフェーサーを吹いて本塗装の前に、各パーツの表面を滑らかにしておくことが大事です

いかに下地処理の段階で滑らかな表面を作り上げることができるか!

ということが重要かと思いますし、何より下地の段階から滑らかな表面を意識しておくと、後の鏡面仕上げの工程で凹凸が少なく仕上がるので、鏡面仕上げの作業時間を短縮出来、結果的には効率があがります

吹き付け途中にホコリなどが付着した場合は、焦らず乾燥を待ち、ペーパーヤスリで取り除いてから再度吹き付けます

サフェーサーを吹き、ガタガタだったパネルラインや傷も消えて、綺麗な表面になったので仮組みをしていきます

仮り組み

キットは十数年前にアオシマから販売されていた「湾岸シリーズ」で現在ではこのシリーズはありませんが、パケ替え品としてエアロ付きではハイソカーシリーズ、ノーマル仕様ではザモデルかーシリーズでこのセドリックを購入することができます

キットの内容としては足回りはすでにローダウンされており、ローダウン専用のパーツが追加されています

こちらはフロントが少し低い気がするので上げることを前提に進行

インテリアでは追加でバケットシートや、オプションハンドルが付属

エクステリアではエアロパーツや当時流行ったブーメランアンテナが付属しています

ホイールはBBS製のホイールのみが付属していてタイヤはホイールに合わせた大きめのタイヤ

ボディとのバランスを考えるとホイールが少し大きいような気がするので、ホイール変更と車高調整を視野に入れ制作を進めていきたいと思います

今回はここまで

次回はインテリア完成までをお届けする予定です

ご覧頂きありがとうございました

このブログをYOUTUBEにもまとめていますので、よろしければこちらもご覧ください。

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