「もう失敗しない!デカール封印とマスキングの同時攻略でR33が劇的完成」

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1/24 TAMIYA CALSONIC SKYLINE GT-R R33 part3

みなさんこんにちわ

制作過程を3つの動画にわけ、完成までを収録しているプラモの時間へようこそ

今回は、R33カルソニック スカイラインの制作パート3、いよいよ最終回です!

最大の目標だった

**「クリア塗料でデカールを完全に封じ込める」**──

果たしてその結果は…!?

✔ デカールまみれのボディをどう塗装で攻略するか?

✔ タイヤのホワイトデカールを綺麗に貼るテクニック

…など、実践で使える小技もたっぷりご紹介しています。

ぜひ最後までご覧いただき、完成までのラストスパートを一緒に楽しんでください!

それでは、いってみましょう!

クリア塗装

まずはクリア塗装からスタートです。

今回は5回に分けてクリアを吹いていきます。

使用するエアブラシは、Gaahleriのアドバンスシリーズ「GHAD-68」。

クリア塗料はクレオスの「スーパークリア3(GX100)」を、ガイアノーツの薄め液(T01)で1.5倍に希釈して使っています。

最初の1回目は、少し距離を取って、ボディ全体にふわっとミストをかけるイメージで吹きつけます。

続く2回目もミスト吹き

3回目はまず角の部分から丁寧に塗装し、全体をまんべんなく均一に仕上げます。

このあとしっかり乾燥させるため、48時間ほど放置。

乾燥後に、デカールとボディの段差をなくすことを目的にデカールの部分のみ2000番のペーパーヤスリで均します。

そして4回目も角の部分から丁寧に塗装し、全体をまんべんなく均一に仕上げ。

この後乾燥で48時間ほど放置しデカール段差を意識しつつ全体を再度2000番でやすりがけ

最終の5回目は塗料が垂れる寸前を目安にしながら、しっとりとしたツヤが出るように吹きつけたら、すかさず薄め液(T01)を原液のまま遠めから軽く吹いて、塗膜表面をレベリングすれば完成です。

デカールとボディの境目に着目し反射チェック

しっかり均一な反射になっていればデカールの封じ込めに成功です

足らなかったら再度段差を削ってクリア塗装を繰り返せばOKです

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研ぎ出し

続いては、研ぎ出しの工程に入っていきます。

クリア塗装後、しっかりと乾燥させた塗装面は一見ツヤがあるように見えますが、実はまだ細かな凹凸が残っています。

この凹凸を取り除いて、滑らかな鏡面に近づけていくのが研ぎ出しの目的です。

この工程では、ペーパーの番手を徐々に上げながら滑らかな面を作っていくので、前段階のクリア塗装ではそれを見越してやや厚めに吹いておきました。

研ぎ出しは、全3ステップで行っていきます。

まず1工程目は、2000番のペーパーヤスリを使って水研ぎ。

ツヤが出ているクリア面をあえてマットに落としていくような感覚で作業します。

続いて2工程目と3工程目では、ゴッドハンド製の神ヤスを使用。

6000番、そして8000番へと番手を上げながら水研ぎを進めていきます。

仕上がりの目安は、映り込む景色が歪まずに反射するくらいの滑らかさ。

研いでは拭き取り、表面の状態を確認しながら丁寧に進めていきます。

2000番でマットになった面が、番手を上げていくごとに徐々にツヤを取り戻してきたら、研ぎ出しは完了です。

鏡面仕上げ

続いては、鏡面仕上げの工程に入っていきます。

この仕上げ作業は、全部で3ステップで行っていきます。

使用するのは、シーフォース製のリトルーターに、スジボリ堂のバフを取り付けたセット。

これを使って、表面をじっくり磨いていきます。

まず1工程目は、タミヤのコンパウンド「粗目」で全体を一周。

表面を一皮むくような感覚で、軽く研磨していきます。

この段階ではまだ深い傷は消えませんが、次のステップへつなぐための“ならし”として、表面のツヤを少しずつ整えていきます。

続く2工程目は、タミヤの「細目」でさらに一周。

ここで少しずつ傷を減らしながら、艶を引き出していきます。

そして3工程目は、タミヤの「仕上げ目」で最終仕上げ。

限りなく傷が目立たない状態を目指して、丁寧に磨き上げていきます。

もし途中で角が出てしまっても、慌てずに。

残しておいたボディカラーでタッチアップすればリカバリー可能です。

また、バフが届きにくい奥まった部分は、タミヤの研磨クロスや綿棒にコンパウンドをつけて磨いてあげると、仕上がりに差が出ます。

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マスクシールが付属していない時はこうする!

続いては、ウインドウの黒セラミック部分の塗装です。

このキットにはマスキングシールが付属していないので、プラモの時間では水性ペンを使ってマステに転写し、テンプレートを自作するという方法を取っています。

とはいえ、全面をテンプレ化するのは難しいので、今回は左右の角の部分だけテンプレートを作成し、残りは曲面追従マステで対応します。

まずは細めの水性ペンを使い、ウインドウの黒セラ部分の境界をなぞります。

その上からマスキングテープを貼り付けると、ペンのインクがマステに転写されます。

転写されたラインに沿ってデザインナイフでカットし、テンプレートとして再びウインドウに貼り付け。

左右の角がしっかりマスキングできたら、その2点をつなぐように曲面追従マステでラインを整え、あとは残りの空いた部分をマスクして準備完了です。

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デカールだらけのボディはこう対処…ウインドウモールのマスキングと塗装

続いては、レース車両の制作で“事故多発ポイント”とも言える、ウインドウモールのマスキングと塗装です。

どういう事故かというと──

ボディ塗装も、クリアコートも、デカールの封じ込みも完璧。

…だったはずが、最後のウインドウモールの塗装でマステを剥がした瞬間、クリア層ごとベリッと持っていかれる、という悲劇が過去に何度も起きました。

原因は、ボディとクリア塗膜の間にデカールが挟まっていることで密着が甘くなってしまうということ。

そんな事故を防ぐために「プラモの時間」では、ティッシュを一枚かますという古典的なマスキング法を使います。

まず、デカールの形に合わせてティッシュをカット。

その上から、マステをデカールに触れないよう注意しながら、要所要所に貼っていきます

準備ができたら、いつものようにマスキング。

モールが露出するようにデザインナイフでカットし、乾燥の早いラピッド薄め液で希釈したエヴォブラックで塗装。

塗装が終わったら、マステをゆっくり慎重にはがして完成!

この手法なら、デカールだらけのレーシングカーでも怖くありません。

仕上げに、フロントウインドウとライトカバーにもスモーク塗装を加え、ウインドウ関連の塗装がすべて完了です。

ボディとシャシーの合体

次にフロントまわりの仕上げから。

このキットではバンパーが別パーツ化されていて、セミグロスブラックを入れるディテールがあります。

下部のリップはエアブラシでスプレー、上部のエアダクトは筆塗りでエナメル塗料を使用。

はみ出たところは、エナメル溶剤を含ませた綿棒で丁寧に拭き取っていきます

そして、Part1でカット加工しておいたグリル部分には、

ハセガワのモデリングメッシュ(菱形大)をカットし、両面テープで貼り付け

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インタークーラー部分も同様にディテールアップして、よりリアルな表情に。

さらに、ウインドウ上部にはハチマキデカールを貼り

ライトカバーには裏面からデカールを貼って、雰囲気アップも抜かりなし。

ウインドウの取り付けは、フロント3枚を内側から。

内側にはエアダクトも取り付けておきます。

続いてリア側3枚を外側から貼り付け、ワイパーも接着。

バンパーの裏側には牽引フックをセット。

サイドミラーとリアウイングも取り付けて、いよいよクライマックス──

フロントマスクをボディに合体!

さらに、フロントリフレクト部分にはハセガワのミラーフィニッシュを貼り付け、キラリとワンポイント。

最後に、シャシーをボディサイドからしっかり挟み込むように合体して完成!

いよいよ残すは仕上げのみです!

仕上げ

さあ、いよいよ仕上げの工程に入っていきます!

まずはリアセクション。

バックランプ部分には、ボディ側にエナメルシルバーを塗装

レンズ類の縁はブラックで塗り分けて、目力アップを狙います。

そして、ボディ全体にスミ入れを実施

はみ出た部分は、エナメル溶剤を含ませた綿棒で丁寧に拭き取り、ディテールを際立たせていきます。

続いてフロントセクションへ。

アンダーカバー、ヘッドライトカバー、リップ部分にはブリヂストンのデカールをペタリ。

細かな部分にもレーシーな演出をしっかり。

リアまわりでは、スカイラインの象徴──

丸型4灯テールランプを取り付け。

これがあると一気に“らしさ”が引き立ちますね。

サイドセクションでは、あらかじめピンバイスで穴あけしておいた部分に、ハイキューパーツのリベットモールド(0.65mm)を埋め込み

さらにドアミラーを取り付けて、リアウイングも装着します。

マフラーエンドには、付属のアルミテープをカットして貼り付け、質感アップ。

そして最後の仕上げ、タイヤのホワイトレターデカール

ここはちょっとしたコツが必要です。

まず、デカールの台紙ごと一枚剥がせるように、デザインナイフで輪郭をカット。

ピンセットで台紙を剥がし、位置を合わせてタイヤにあてがい、水で転写していきます。

しばらく置いてから筆に水を吸わせ、薄いデカールペーパーをスライドさせて転写完了。

仕上げにしっかり水気を取っておきます。

そして、全体をモデリングワックスで軽く磨き上げて──

ついに完成です!

完成

目標だった「デカールの完全封じ込み」──

見事、大成功です!

これまでにも何度かレース車両の制作工程をお届けしてきましたが、正直、デカール処理には毎回悩まされてきました。

どうしても納得のいく仕上がりにならなかったんですよね。

でも今回は違います。

しっかり乗り越えることができました。

成功のカギとなったのは、やはり

“デカール段差の徹底処理”

いくらクリア塗装を重ねても、段差が残ったままだとツルッとした鏡面にはなりません。

結果、光が乱反射してしまい、せっかくの仕上げが台無しになるんです。

でも今回は、段差処理にしっかり時間をかけて、根気よく繰り返すことで──

ツルツルでビシッと決まった鏡面ボディを作ることができました。

この経験は、僕にとって大きな自信になりました。

これからは、もっと積極的にレース車両の制作にも挑戦していけそうです!

さて今回のキット、カルソニック スカイライン R33

一時は日産の経営危機の影響もあり、市場から姿を消していたカルソニック関連キットも、最近では再販が始まっていて、ようやく安心できる状況に。

このR33もその一つで、今は定価で手に入るようになってきました

内容としては、

レーシーな雰囲気のモールドに、

発色バツグンのデカールがびっしり詰め込まれたキット

このキットをうまく完成させるための最大のポイントは、

やはり**「いかにデカールを封じ込めるか」**に尽きます。

この技術、マスターしておくと本当に応用が効きますので、ぜひ皆さんの制作にも取り入れてみてください。

それでは、完成したR33 CALSONIC SKYLINE、じっくりとご覧ください!

最後までご覧いただき、ありがとうございました。

また次回お会いしましょう!

このブログをYOUTUBEにもまとめていますので、よろしければこちらもご覧ください。

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