1/24 AOSHIMA TOYOTA HILUX LIFT UP CUSTOM RN30 part2
みなさんこんにちわ
制作過程を3つの動画にわけ、完成までを収録しているプラモの時間へようこそ
今回はアオシマ製1/24 ハイラックスの制作Part2。
青島文化教材社(AOSHIMA) 1/24 ザ・チューンドカーシリーズ No.90 トヨタ RN30 ハイラックス リフトアップ …
各パーツの塗装から、内装パーツの組み立てまでをじっくり収録しています。
特に今回は、木目調の塗装表現にもチャレンジしてみたので、ぜひ最後までお楽しみください。
それでは、プラモの時間スタートです!
ボディ塗装
まずはボディ塗装から進めていきます。

実車の3代目ハイラックスには、オレンジ・ミディアムブルー・グリーン・ホワイトと、全部で4色の純正カラーが用意されていました。
ですが今回はあえてその中からは選ばず、ネットで見かけた海外仕様と思われるイエローの個体を参考に、ちょっと攻めたカラーリングにしてみました。
使用した塗料はガイアノーツの「レモンイエロー」。
これをガイアの薄め液(T-01)で1.5倍に薄めて、エアブラシで塗装していきます。
使用しているエアブラシはガーレリ製のアドバンスシリーズより、GHAD68で0.3mmと0.5mmの口径を使い分けられるモデルを使用しています
Gaahleri エアブラシダブルアクション トリガータイプ Advanced Series GHAD-68 (自定心挿入式ノズル構造) …
塗装の流れは3ステップ。
まずは1工程目、各パネルのエッジやライン、角の部分を中心に吹いていきます。
続いて2工程目、ルーフやボンネットなど広い面積を丁寧に塗装。
そして最後の3工程目で、ムラにならないよう全体を整えるように仕上げていきます。

塗分け(エアブラシ)
続いては、エアブラシを使った各パーツの塗装に入っていきます。
まずはインテリア内でボディカラーと同じイエローが入る部分に、先ほどのレモンイエローを塗装。
この工程はボディと同じタイミングでまとめて吹いています。
塗装に入る前に、パーツの調整もちょっとだけ。
メーター部分は超音波カッターでカットし、プラ板でプレートを自作。メーターケースの中に収めました。

ハンドルステーにはキーホールを再現するため、穴を開けておき、あとからキーシリンダーが差し込めるようにしてあります。

イエローを塗った部分や、メッキを残したい箇所はこのタイミングでしっかりマスキング。
それでは、ここから順番にエアブラシで塗装していきます。
まずはブラック系からスタート。
下回りのシャシーや足回り、メタリック系の下地にはエヴォブラック。

シャフトなど一部パーツにはツヤありブラックを使って、同じ黒でも素材感の違いが出るようにコントラストを意識して塗装します。
次にブレーキディスク。こちらはフロントのみですが、フラットアルミで塗装。
インテリアパーツは一見ブラック一色の指定ですが、少しだけ遊び心をプラス。
ダッシュボードやフロア部分には、生地っぽい質感が出せるラバーブラックを採用。
シートはオールドアメリカンな雰囲気を狙って、オレンジにマホガニーを少し混ぜた色味で塗装してみました。

クリアパーツでは、バックランプ部分をマスクしてからクリアオレンジ。

さらにその部分に再度マスキングを施し、リフレクター部分にレッド、そしてその上からクリアレッドを重ねて立体感を出しています。
塗分け(筆)
次に筆塗りによる塗り分け工程に入っていきます。
ここでは、特に「木目調の塗装」に少し長めにフォーカスしてお届けします。
まずはフラットアルミを使って、シャシーにモールドされているマフラーやミッションケース部分を筆で塗装。
金属感のあるパーツは、筆でもしっかり質感が出ます。
続いて、木目調塗装の下地作り。
ダッシュパネルとハンドルに、クロームシルバーを下地として塗っておきます。

ここからはブラック系の塗装。
フレームやシャフト、オイルパンなどにはツヤありブラックを使用して、パーツごとの質感の違いを表現。
板バネ部分にはフラットブラックを塗装しています。
そしていよいよ、木目調塗装の本番。
先ほどクロームシルバーを塗ったダッシュパネルとハンドルに、アクリル塗料のフラットブラウンを筆で擦り付けるように塗っていきます。

掠れた塗料が木目のような模様になれば成功。
その上からクリアレッドを重ねて、艶と深みのある木目に仕上げていきます。

ダッシュパネル内のラジオ部分などはセミグロスブラックで塗り分け、さらに立体感を強調。
ホワイトのホイールは、ボルト部分とセンターキャップをセミグロスブラックで塗り分け、引き締まった印象に。

クリアパーツは、レッドやオレンジを表側からエアブラシで塗装したあと、裏側からシルバーを塗って発色アップと透け防止を狙っています。
リアショックは、カスタムカーっぽさを意識してレッドで塗装してみました。
デカールの貼付
続いては、ストライプデカールの貼り付け工程です。
このキットには、なんと2種類のストライプデカールが付属していて、ボディカラーに合わせて選べる仕様になっています。
こういった作り手の自由度を大切にしてくれるのが、アオシマらしさでもありますよね。
今回プラモの時間では、あえてボックスアートとは違う選択を。

ボックスアートではオレンジの車体に白ストライプが貼られていますが、今回はもう一方のグラデーションストライプを使ってみました。
レモンイエローのボディに、このレトロなグラデーションがすごくよく似合うんです。
デカール自体は大きめなので、マークフィットをしっかり使いながら、筆や綿棒で空気と水分を丁寧に押し出すように貼り進めていきます。
エンブレム部分は使いたいので、デカールと被った部分はデザインナイフでカットしました




また、メーターケース部分にはひと手間。
モールドされていたパーツをカットしてプラ板でベースを作り、自作デカールの中から雰囲気に合いそうなものを選んで貼り付け。

その上からレジンを流し込み、ブラックライトで硬化させて、デカールの保護と立体的なメーターケースの表現をしておきました。

下回の組立
続いては、下回りの組み立てに入っていきます。
まずはタイヤを組み付けてパシャリ。

この時点でもう、雰囲気がバリバリ漂ってきてますよね。
今回の足回りは、実はPart1でリフトアップ加工を行っています。
なので今回の組み立ては、その続きという位置づけ。
加工工程が気になる方は、ぜひPart1の方もチェックしてみてください。
では順番に進めていきましょう。
まずはフロント。
ディスクブレーキのパーツを組み立てつつ、シャシーにはリフトアップパーツを取り付けます。
ここで使っているのは、付属パーツに加えて自作した5mmのプラ角材を塗装したもの。
これを接着することで、実質5mmのリフトアップに成功しています。
リフトアップパーツがしっかり固定できたら、ロアアームを取り付けて、ブレーキまわりのパーツを組み込みます。

リア側は、デフ一体型のパーツを接着。
こちらもリフトアップ加工済みで、接着位置にはあらかじめ印をつけていたので、クリアランスもバッチリ確保。
仕上げにショックとホイールを取り付けて、下回りの組み立てが完了です。

インテリアの組立
最後は、インテリアの組み立てです。
今回の内装でこだわったポイントは大きく3つあります。
まず1つ目は、ハンドルステーにあるキーホール。
ここはいつも使っている3Dパーツのストックから、ぴったりのものを引っ張り出して埋め込みました。

こういう小さなディテールを加えるだけで、グッと実車感が出てきます。
2つ目はシートのカラーリング。
これはもう、パッケージを見た瞬間に「これや!」と決めた配色です。
ハンドルのモールドとの相性も良くて、アメリカンな雰囲気がビシビシと伝わってくる仕上がりになりました。

そして3つ目は発煙筒。
これも自作の3Dパーツからストックしていたものを使用。
赤い発煙筒が内装の中でアクセントになって、ちょっとしたスパイスを効かせてくれています。

そんな感じで、説明書通りにパーツを組み立てて、内装もバッチリ完成です。






次回はいよいよ完成編!
最後までしっかりご紹介する予定ですので、お楽しみに!
ご覧頂きありがとうございました
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