1/24 TAMIYA CALSONIC SKYLINE GT-R R33 part2
みなさんこんにちわ
制作過程を3つの動画にわけ、完成までを収録しているプラモの時間へようこそ
今回はタミヤ製カルソニック スカイライン GT-R(R33)の制作パート2。
タミヤ(TAMIYA) 1/24 スポーツカーシリーズ No.184 カルソニック スカイライン GT-R R33 プラモデル 24184
ボディ塗装からインテリアの組み立てまでをじっくり収録しました。
特に、ボディ全体に貼るデカールの工程では、ちょっとした工夫を加えています。
そのあたりも注目しながら、ぜひ最後までご覧ください!」
ボディ塗装
さあ、まずはボディの塗装から入っていきます。

カルソニックのスカイラインといえば、やっぱりあの鮮やかな“カルソニックブルー”。
日産のレーシングチーム『カルソニック・インパル』が使っていた伝説のカラーリングで、特にR32やR33 GT-Rの印象が強いですよね。
このブルーは『チャンピオンブルー(BT2)』という名称で、日産の公式カラーコードとしても知られています。
模型でこの色を再現しようと思ってリサーチしてみたんですが…これがまた奥が深い!
フィニッシャーズの“ソニックブルー”、バルケッタの“カルソGTブルー”、
それから田宮だと“ブリリアントブルー”、ハセガワは“インディブルー”を指定していて、もう正解がわからなくなるくらい選択肢があるんです。
そこで今回は、手元にあったクレオスの“スージーブルー”をチョイスしてみました。
カルソニックブルーよりも少し明るめですが、隠ぺい力が高くて発色も良く、模型ばえするカラーでなかなかいい感じです。
塗料はガイアノーツの薄め液(T-01)で1.5倍に希釈して、エアブラシで塗装します。
ボディ塗装は、3ステップに分けて進めていきます。
まず1工程目では、ラインやエッジなど細かい部分を中心に。
2工程目で、ルーフやボンネットなど広い面をしっかり塗っていきます。
そして3工程目は、全体のムラをチェックしながら丁寧に塗り重ねて仕上げていきます。

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塗分け(エアブラシ)
続いては、エアブラシを使った各パーツの塗装に入ります。
まず、ボディカラーと同じスージーブルーで塗装するパーツは、下地にエヴォスカイブルーを挟んでから塗装します。

ブルーを残す部分をマスクしたらブラック系の塗装へ。
パーツごとの“素材感”を意識して、カバー類にはマットなエヴォブラック、アームにはツヤありブラックを使い分けて、質感のコントラストを出しています。
ブラックはメタリックの下地としても重要で、発色と重厚感がぐっとアップします。
この工程は、プラモの時間では欠かせないポイントです。
塗装の順番はブラック系を先に、メタリックを後から重ねる流れ。
マフラーはスーパーチタン、ブレーキディスクはメタリックグレー、ミッションケースにはフラットアルミを使用し、素材ごとの違いを意識して使い分けています。
塗装をする前にこのパーツはこの素材だからこの色かな?などある程度決めておいたり仕分けておくとスムーズかもしれません
インテリアパーツはラバーブラックを使用。

ホイールは、メッシュ部分をゴールドにしたかったので、リムをマスキングコートとマステでマスクしてから、エヴォブラックからのスターブライトプラスの順で塗装しています。


塗分け(筆)
続いては、筆塗りによるディテール塗装に入っていきます。
使用するのはゴッドハンド製の筆と、エナメル系・アクリル系の塗料。

エアブラシで吹いたラッカー塗膜を傷めないよう、あえて異なる系統の塗料を使っています。
ここでも意識するのは“コントラスト”。
ブレーキキャリパーにはクレオスのアクリルゴールド、ディスク部分にはメタリックブルー。
足回りにはメタリックグレーを、タービンやハンドルディスクにはエナメルのクロームシルバーを使って、素材感の違いを表現しています。
スプリング部分はフラットアルミで塗った後、エナメル溶剤を含ませた綿棒で拭き取り、下地のブルーを復活させる工夫も。

ブラック系は、ブッシュにフラットブラック、ダッシュボード周りにはセミグロスブラックを使って、ラバーブラックとの質感の差を出しています。
ボタン類はレッドや、4アーティストマーカーのゴールドでアクセントに。
最後にミッションケースやインタークーラーにスミ入れをして、全体の雰囲気をグッと引き締めています。

デカールの貼付
そしていよいよ今回のメインテーマ、“デカール攻略”です。
普段ならボディカラー塗装のあとすぐにデカールを貼るんですが、今回はひと工夫。
塗装後にクリアーを一度吹いて、表面の凹凸をできるだけ減らしてから貼る作戦です。
今までの制作では何箇所かはやはり空気が入り込んで破れてしまったりしていたので、今回はパーフェクトを目指します
クリアを塗ったボディは2000番のペーパーで軽く研いで、さらにスベスベに。

タミヤ フィニッシングペーパー P1000番 3枚入り + P1200 3枚入り + P1500番 3枚入り + P2000番 3枚入り セ…
そのおかげか、デカールは抵抗なくスルッと貼れて、特にルーフやサイドは驚くほどきれいに仕上がりました。
綿棒や筆で水分と空気を抜いたら、マークフィットを流し込んで密着。

仕上げにドライヤーのぬるめの風を当てて、さらにピタッと貼り込みます。
ドアの開閉部分はデザインナイフでカットして自然な形に整えました。




インテリアでは、シート裏のデカールが少し手強かったですが、ここもマークフィットとドライヤーでしっかり対応。

メーター部分にはデカールを貼ったあと、レジンを流し込みブラックライトで硬化。
リアルなメーターケースの質感と保護が同時にできておすすめです。」
下回の組立
次は下回りの組み立てです。
今回は特別な加工はせず、説明書どおりに進めていきます。
このキットはディスプレイモデルだけあって、モールドの精度がとにかく高い。
レース車両らしい補強入りの足回りや、キャンバー角の再現など、構造も細部までよく作り込まれていて感心しながらの作業です。
リア側はデフ、シャフト、アーム類を先に組み立ててからシャシーに取り付け。

フロントはエンジン下部のパーツがしっかり再現されていて、これだけでもテンションが上がります。
アームに組み付けてシャシーと合体。
ステアリングシャフトは細くて折れやすいので、ここは慎重に作業しました。
最後にマフラーを取り付け、前後のホイールを装着。

ボルト部分には、4アーティストマーカーのシルバーで色を入れて完成です。



インテリアの組立
最後はインテリアの組み立てです。
こちらも基本は説明書通りに進めていきます。
ラジエーターやインタークーラーを取り付けたら、ペダル・シフトノブ・リアパネルを組み込み。

サイドと後方のロールバーを仮組みした時点で、すでに“要塞感”たっぷり!レーシーな雰囲気にワクワクが止まりません。


そのあいだにダッシュボードも組み立て。
メーターを取り付けたらハンドルを接着して、ここでもスパルタンな雰囲気がバッチリ再現されています。



あとはシート、内張り、ダッシュボードの順に組み付け、残りのロールバーを上から“蓋”するように取り付けて、インテリア完成!
今回のデカール貼りは、手応え的にパーフェクトに近い仕上がりになった気がします。
レーシーな足回りやコクピットを眺めつつ、今回はここまで!





次回は、いよいよ完成編をお届けします。
ご覧頂きありがとうございました
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