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ボディ塗装
さて今回はボディ塗装から行っていきます。
キットのモデルである初代セルシオに用意されていたカラーは9種類、そのうち8種類がツートーンの設定。
このカラー設定から今回は悪渋仕様で制作していくので、ブラックトーニングというブラックとガンメタのツートンで制作していきます。
使用した塗料はタミヤのラッカー塗料でブラックとガンメタを使用しました。
まずはツートンの下側、ガンメタ部分を塗装していきます。
ツートンカラーの場合気を付けていることとしては、必ず明るいカラーから塗装をすることでしょうか。
暗いほうのカラーから塗装をしてしまうと、どうしても発色に問題がでてしまったり、思っている色味にならなかったり、何より失敗したときのリカバリーが大変ですので、必ず明るいカラーから塗装をするようにしています。
ボディ塗装の工程としては、それぞれいつも通りの3工程
1工程目は各曲線や角と呼ばれる部分を中心に。
2工程目はルーフやボンネット等を中心とした広い面積の部分。
3工程目は各部ムラのないよう塗装をしていきます。
エアブラシを使用した塗分け
見てくださいこのパーツ軍。
このパーツ達を一気に塗分ける事で作業効率がUP。
ホイールは他メーカーのBBSLM18インチをチョイス。
このようにあらかじめ分けておいたパーツを、エアブラシを使用し、まとめて塗分けを行って行きます。
まずはガイアノーツのエヴォブラックを使用しマットブラックで塗分けるパーツを塗装していきます。
ここでは、のちにシルバーやゴールドで塗分けるパーツも下地としてマットブラックに塗装をしています。
シルバー等、メタリック系の塗装下地としてマットブラックを塗装しておくことにより、メタリックを重ねた際、より重厚感が増しますので、メタリック系の塗装の際は必ず行っている作業となります。
メタリック系の塗装に関しては、BBSのホイールがクレオスのスーパーゴールド2を使用。のちにクリアーでコートしリム部分をメッキ塗装していく予定です。
エンジン本体とディスクローターは他のパーツと塗分けの差をつける為フラットアルミを使用し塗装を行い、マフラーやタペットカバーなど、鉄パーツであろう部分に関しては、クレオスのスーパーアイアン2を使用し塗装を行いました。
次に内装パーツの塗装となります。
内装色はジャーマングレーとダークグレーのツートンカラーとなりますので、あらかじめジャーマングレーを塗装しておいたパーツに対し、ダーククレーを塗装する為、マスキングを行っていきます。
幅が細目のマスキングテープと、広い面積の部分には、いらない紙を使用しマスキング。
余談となりますが、面積が大きい箇所にマスキングをする際は、紙を使用しないほうがいいみたいです。
紙だとパーツに傷が付いてしまうので、ビニール袋やラップなどを使用するといいみたいです。
次回試してみたいと思います。
筆を使用した塗分け
続いて筆を使用した塗分けを行っていきます。
まずはエンジンヘッドカバー部分、マフラー部分から。
使用した塗料はタミヤのアクリルカラー、フラットブラックでムラにならないよう、塗るというよりも、筆を使用し塗料を盛るといった感覚で塗装を行いました。
内装パーツに関しては、タミヤのアクリルカラー、セミグロスブラックを使用し塗装を行いました。
はみ出さないように慎重に塗装を行っていきます。
次にシルバー系を塗装していきます。
シャシーやエンジンパーツ部分に関してはタミヤのエナメルシルバーを使用し塗装。
メタリック系の筆塗は伸びが良いエナメルカラーを使用すると綺麗に仕上がる気がします。
内装部分に関して、メッキ調で仕上げたい箇所は最近大活躍の4アーティストマーカーを使用し塗分けを行いました。
ダッシュボードのスイッチ類も、このマーカーの先端でちょんちょんと色をいれると、それっぽくなる気がして、最近はこの手法で仕上げるようにしています。
デカールの貼付
次にナンバープレート、リアエンブレム、BBSLM18インチホイールのキャップ、メーターパネル、エンジンタペットカバー、ギアボックスなどにデカールの貼り付けを行います。
キット自体古いキットですので、デカールも千切れやすい為、マークフィットは必須です。
デカールの黄ばみに関しては、あらかじめ2時間程天日干しをし、黄ばみを除去してあります。
ハサミでデカールを切り抜き、ぬるま湯に1~2分浸し水揚げ。
古いキットなので浸す時間は多めに取ってあります。
貼り付けたデカールに対し、優しく綿棒を転がし、デカールとパーツの間にある水分と空気を除去しながらフィットさせていきます。
ホイールキャップ、メーターパネル、内装の木目デカールに関してはのちのちレジン液でコートしていきます。
下回の組立
続いて下回りの組立となります。
まずはエンジンの組立から行ってまいります。
タミヤのキットらしく簡単に尚且つしっかりと組み上げることが出来ました。
塗装をすべて終わらせてからの組立となりますので、あとはひたすら組み立てていくだけ。
どんどん形になっていく工程ですので感情が忙しいです。
足回りに関しては今回は純正ホイールではなく他メーカーのホイールに変更しますので加工が必要となってきます。
インチアップとなりますので、車高の調整は特に必要なく、狙い通りの車高となり、調整が必要なのはトレッド幅のみ。
そのまま組み付けてしまうとホイールがボディに対し外側に出すぎてしまいまして、これでは車検は絶対に通りません。
僕好みのツライチになるまで加工をしていきます。
前後共にまず加工したのは、受けパーツであるブレーキローターとサス側。
ローターの出っ張った部分を、ポリキャップごと削り取り平坦にしていきます。
使用したツールはタミヤのカッターのこⅡで、初めて使ったのですがさくさく切り取ることが出来ました。このツールはとてもオススメです。
ホイール側もポリキャップごと削り取っていきます。のちのちピンを差込みますので、ダボ受け自体を折ってしまわないよう、慎重に削っていきます。
実際にボディとシャシーを仮組し、ホイールをあてがいながら少しずつ調整していきました。
ツライチで取り付けられる算段が取れ調整は完了です。
内装の組立
続いて内装の組立となります。
まずはマークフィットによりしっかり貼り付けられたメーターパネルや木目調の箇所、そしてホイールキャップをレジン液でコートしていきます。
レジン液を細いプラ棒などを使用し、薄く伸ばし、ブラックライトを照射。
ものの数十秒で固まり、さくっとコーティング完了。
BBSLMのホイールに関しては強いこだわりがあり、ホイールキャップのデカールがとれてしまってはBBSの名が廃るとの考えの元大事に大事にコーティングしました。
コーティングが完了し、すべての内装パーツが整いましたので、ガシガシ組み立てていきます。
サイドのドアパネル、シート、ダッシュボードと組立、バスタブの組立が完了。
気付いた点としては、さすがのタミヤ。
サイドの上部ドアパネルが別パーツとなっていて塗分けがすごく楽だったことでございます。
組立が終わり、接着した部分もきちんと固定が出来ていることを確認し、シャシーに取り付け合体。
セルシオの内装は高級感にあふれめちゃくちゃかっこいいです。
この高級感の雰囲気を最大限引き出すことができるかが大事だと思いました。
それでは今回はここまで。
次回は完成までをお届けする予定です。
本日のブログは以上となります。
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