【制作】1/24 TAMIYA TOYOTA CELSIOR part1

1/24 TAMIYA TOYOTA CELSIOR

いつもプラモの時間をご覧頂きありがとうございます。

今から20年程まえでしょうか。
ガソリンスタンドで働いていたころ、印刷会社の社長がしぶーく乗っていらっしゃった初代セルシオ。
よく洗車し、よくワックスをかけさせてもらった記憶があります。
日本の高級車の頂点を極めた初代セルシオ。
今自分が乗るならこう乗る!といった仕様で今回は制作していきたいと思います。

トヨタセルシオとは?

1989年10月にデビューし、21世紀を目指したトヨタのフラッグシップカーがセルシオです。

そのスタイルは威厳と風格を持ち、さらに空力抵抗係数も0.29というスポーツカー並の優れた数値を得ています。

これは風洞実験から生まれたフラッシュサーフェス処理されたボディフォルムに加え、エンジンカバーの装着やサブマフラーに取り付けられたフェアリングなど、床下までも空力処理されたことで得られているものです。

搭載されるエンジンは260馬力を発揮する、排気量3968ccのV8DOHCでアルミ製として軽量化を達成し、工作精度を上げて各部の振動を抑え、高出力ながら燃費にも優れた高効率エンジンです。

さらに滑らかな変速が可能な電子制御4段オートマチックトランスミッションをはじめ、いたるところに騒音や振動を徹底的に抑えた処理が施され、高級車にふさわしい乗り心地を生み出しています。

当時のトヨタは4輪ダブルウィッシュボーンのサスペンションもセルシオのために新設計。

上級グレードには、車速、路面状況、車体姿勢などの様々なデータを基に、電子制御されたエアサスペンションも用意されるとともに、滑りやすい路面での後輪の空転を防ぐTRC(トラクションコントロール)やアンチロックブレーキも装備されています。

そしてこれらのサスペンションや走行性能は、セルシオ開発のために作られたといわれる1周10キロにも及ぶ北海道のテストコースをはじめ、ドイツのアウトバーンやアメリカなどでの長時間のテスト走行によってチェックされたのです。

また、室内も度級セダンにふさわしく、前後ともゆったりくつろげる空間を生み出すと共に、きめ細かな調整が可能な空調システムや高音質を誇るオーディオシステムなどが用意されています。

ラテン語で最高・至上を表す名前にふさわしく、トヨタの持てる技術の全てを注いで6年の歳月と3700名以上の開発スタッフ、そして450台もの試作車によって開発されたセルシオ。

世界最高を目指したその優れた内容が評価され、1989-1990年の日本カーオブザイヤーにも輝いた車なのです。

タミヤから発売されたこちらのキット内容としては、エンジンが丸々再現、サスもしっかり再現されていることから、この車の魅力が十分にわかる内容となっています。
透明なボンネットも付属していますので、ディスプレイ時にノーマルボンネットと切り替え、エンジンを眺めてみても楽しいと思います。

それではさっそく作っていきましょう。

スジ彫り

まず初めにスジ彫りを行って行きます。
使用しているツールはタミヤ製のスジ彫り超硬ブレードで、0.15mmの刃を装着しています。
リアルな完成度を追求するにあたり、ボディパーツにスジをいれておかないと、塗装を重ねた時に、溝が塗料で埋もれてしまい、リアルなシャープさに欠けてしまわないようにする為、この工程は非常に重要な工程となりますので丁寧に彫っていきます。

といってもあまり深くし過ぎるとシルエットを壊す原因になったり、パーツが貫通し割れてしまう場合もありますので、あくまでも軽いタッチで3~5回を目安に、ボンネットやドアなどの開閉パーツ部分は少し深めに意識し、彫っていきます。

パーティングライン消し

次にボディ全体にあるバリやパーティングラインを取り除いていきます。
パーティングラインは大体どのキットでも、ボディを真上から見た際、縦一直線に入っている場合が多いので、実際に指で触り段差を確かめながら作業を進めていきます。

作業手順としては、ペーパーヤスリに水をつけ、ボディ全体にあるパーティングラインを取り除いていきますが、取り除く際の注意点として、細かなプレスラインもありますので、そのラインまで削ってしまわないよう注意が必要です。

このキットの場合特にリアのトランク周辺、フロントですとバンパー下部がくせものでした。

ウインドウモール内側や、フェンダー部分にもバリがありましたので、そちらも削りシャープに整え、次の工程に進みましょう。

ボディの調整加工

続いてボディの調整加工となります。
このセルシオ、既にかっこよすぎてあまりボディの加工をしたくないのですが、鍵穴くらいはやっておきましょうかという、愛すべき我が子を傷つけたくないという気持ちになっています。

ですが、ここはぐっと我慢し、もっとかっこよくしてやるくらいの気持ちを持ち、取り掛かります。
プロポーションが良すぎるので、スジボリをはじめ、シャープにパキっとさせ、かっこいい部分はもっとかっこよくなるよう、塗装前にボディの調整はぬかりなくやっておきたいところです。

ピンバイスに0.6ミリのドリル刃を装着し、鍵穴を再現するための、穴をあけていきます。

後々取り付ける鍵穴を再現するのに必要なパーツは、先端が丸くなった虫ピン(インセクトピン)となります。

先端が平らになった虫ピンも販売されていますので、お好みで使い分けていければいいと思います。

下地塗装

次に、塗装をする前の下地としてタミヤのグレーサフェーサーを吹いていきます

この下地処理は、深いツヤのある仕上がりを目的とするのであれば、必須作業になります。

パーティングラインを消すために、ボディ表面を削ったり、ヤスリのあとが残ってしまった場合は、必ずサフェーサーを吹いて本塗装の前に表面を滑らかにしておきましょう。

いかに下地処理で滑らかな表面を作り上げるか!が重要な事かと思いますし、下地の段階から表面を意識しておくと、後々鏡面仕上げの工程が時間を短縮出来たりするなど、効率があがります。

個人的に塗装全般で気を付けていることは、どの塗装工程でも、塗料が乾き指で触った感触がザラザラしている場合は、軽くペーパーヤスリをあて、ザラザラをなくし平坦に近づけられるよう、調整するようにしています。、

ボディカラーに関しては、今回はブラックとガンメタのツートンで悪くて渋い仕様に仕上げる予定です。

サフェーサーを吹き、パーティングラインも消え綺麗なボディーラインになったことを確認し、次の作業に移っていきましょう。

今回はここまで。
次回は内装完成までを収録する予定です。

本日のブログは以上となります。
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■使用機材など

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