【制作】1/24 AOSHIMA CIMA part1

1/24 AOSHIMA CIMA

いつもプラモの時間をご覧頂きありがとうございます。

今回の制作はニッサンシーマ。
女優の伊藤かずえ姐さんがこの初代シーマを購入してから、今年で30周年、走行距離はなんと26万キロを突破。
ツイッター上では車を愛する人たちのコメントが多数寄せられ、車への愛情で溢れかえっておりました。
これを受け、同じく車を愛するものとしていてもたってもいられなくなり、ニッパーを握りしめたところであります。

個人的にも大好きな車でもあるこのニッサンシーマ。アオシマから販売されているキットで、伊藤かずえ姐さん仕様で制作していきたいと思います。
さっそく作っていきましょう。

Y31シーマとは?

スペイン語で「頂上」を意味します。
シーマが発売されたのは1988年、日産自動車が販売していた高級セダン「セドリック」と「グロリア」の更なる上級仕様として発売されました。

日産には法人・ハイヤー向けとして、最高級乗用車「プレジデント」がありましたが、シーマは一般オーナー向けの最上級のモデルで全車が「3ナンバー」登録車であります。

販売開始から1年間だけで36,400台が販売され、初代モデルの4年間の販売台数は12万9,000台にも及び、この状況は当時の高額商品に対する旺盛な需要の象徴として『シーマ現象』と呼ばれました。

初代シーマはY31セドリック/グロリアと同じプラットフォームを使用し、搭載エンジンはVG30DE型V型6気筒DOHCエンジン。

NAタイプとターボタイプの2種類が用意されています。
電子制御エアサスペンションのしなやかな乗り心地もさることながら、アクセルを踏みこんだとき、セミトレーリングアームサスペンション車らしく、リヤを沈めて静かな中にも暴力的な加速を見せるその姿は当時中高年の憧れとなり、爆発的なヒットとなりました。
CM戦略も斬新で母体のセドリック/グロリアのCMは「きっと新しいビッグカーの時代が来る」とシーマ誕生を予感させるものだったそうです。

説明書とパーツの確認

キット内容としてはなんとエンジン再現モデルで、透明ボンネット付属のキット。
完成したあともエンジンルームを見ることが出来るので作り甲斐があります。
車高の調整も出来るようで、わざとリアの車高を落としリアが沈んでいる様を再現しても面白いかと思います。
気になる箇所としてはフロントのヘッドライト周りでしょうか。
こちらは自作で制作しいこうと思います。

スジ彫り

まず初めにスジ彫りを行って行きます。
使用しているツールはタミヤ製のスジ彫り超硬ブレードで、0.15mmの刃を装着しています。
リアルな完成度を追求するにあたり、ボディパーツにスジをいれておかないと、塗装を重ねた時に、溝が塗料で埋もれてしまい、リアルなシャープさに欠けてしまわないようにする為、この工程は非常に重要な工程となりますので丁寧に彫っていきます。

といってもあまり深くし過ぎるとシルエットを壊す原因になったり、パーツが貫通し割れてしまう場合もありますので、あくまでも軽いタッチで3~5回を目安に、ボンネットやドアなどの開閉パーツ部分は少し深めに意識し、彫っていきます。

スジ彫りの工具にも様々な種類と使用用途がありますが、僕の場合、1/24スケールのカーモデルを制作する時は、出来るだけ細い刃を使用するようにしています。
1/12スケールなどビッグスケールの場合はもう少し太い刃で彫るとよいでしょう。

パーティングライン消し

次にボディ全体にあるバリやパーティングラインを取り除いていきます。
まずはボンネットの切り離しからおこなっていきます。
切り離した箇所やその他、パーティングラインを消す作業に関しては、タミヤペーパーヤスリの600番で整えていきます。
パーティングラインは大体どのキットでも、ボディを真上から見た際、縦一直線に入っている場合が多いので、実際に指で触り段差を確かめながら作業を進めていきます。

作業手順としては、ペーパーヤスリに水をつけ、ボディ全体にあるパーティングラインを取り除いていきますが、取り除く際の注意点として、細かなプレスラインもありますので、そのラインまで削ってしまわないよう注意が必要です。

このキットの場合特にリアのウインドウモール付近は注意が必要かと思います。

ウインドウモール内側や、フェンダー部分にもバリがありましたので、そちらも削りシャープに整えていきました。

ボディの調整加工

続いてボディの調整加工となります。
ピンバイスに0.6ミリのドリル刃を装着し鍵穴再現の為の穴をあけていきます。
後々取り付ける鍵穴を再現するためのパーツは、先端が丸くなった虫ピン(インセクトピン)となります。
先端が平らになった虫ピンも販売されていますので、お好みで使い分けていければいいと思います。

下地塗装

次に、塗装をする前の下地としてタミヤのグレーサフェーサーを吹いていきます

この下地処理は、深いツヤのある仕上がりを目的とするのであれば、必須作業になります。

パーティングラインを消すために、ボディ表面を削ったり、ヤスリのあとが残ってしまった場合は、必ずサフェーサーを吹いて本塗装の前に表面を滑らかにしておきましょう。

いかに下地処理で滑らかな表面を作り上げるか!が重要な事かと思います。

ボディカラーはアイボリーで塗装をする予定です。
今回はここまでの収録となります。
パーティングラインも消え綺麗なボディーラインになったことを確認し、次の作業に移っていきましょう。

次回は内装完成までを収録する予定です。

本日のブログは以上となります。
本日のブログをYOUTUBEにもまとめていますので、よろしければこちらもご覧ください。

■使用機材など

タイトルとURLをコピーしました