1/24 TAMIYA Ferrari F40 part1
みなさんこんにちわ。
1つのプラモデルを3つの動画にわけ、完成までを収録しているプラモの時間。
いつもご覧頂きありがとうございます。
今年はフェラーリ作ってないなぁと思いつつ、模型棚をぼーっとながめていたところF40とばっちり目が合い手に取ったこちらのキット。
小さい頃何度も作ったキットですが、今のスキルがどこまで通用するか?をテーマに極上のF40になるよう制作してみたいと思います。
さっそくどんな車なのか紐解いていきましょう
Ferrari F40とは?
イタリアのスポーツカーメーカー、フェラーリが創立40周年を記念して1987年に発表したフラッグシップカーがF40です。
F-1グランプリレースで活躍を続けるフェラーリだけに、F-1マシンで得た最新テクノロジーが惜しみなくそそぎ込まれたのがF40の大きな特長。
重量はわずかに1100kgで搭載されるエンジンは、3リッターV型8気筒DOHC。
ボディワークはフェラーリの伝統とも言えるピニンファリーナによるもの。
キットの内容としてはエンジン等が再現されたフルディスプレイ仕様で、パーツ構成を見ただけでわくわくするようなパッケージになっています。
それではさっそく仮組から
仮り組み
いつも仮組を行う際は完成をイメージする為、ボディとシャシーを合わせ、足回りを組み込んだものとしていますが、今回のF40はエンジンも組まなければ足回りを組み込めないので、まずはエンジンの仮組から。
流し込み接着材を使用し本接着。
そこにリアの足回りを仮組していきます。
エンジン以外の仮組で使用した接着剤は、セメダインハイグレード模型用接着剤を使用。
同じくフロントも組みシャシーに取り付けていきます。
今のところ下回りのパーツでは組みづらい箇所は無くスムーズに組み上げることができました。
ボディとウインドウも合いはよくバチピタで組むことが出来そうです。
シャシーとボディを合体したのですが、リアカウルの合いがガタガタで、まずはここの調整をしっかり行いつつ進行していこうと思います。
スジ彫り
次にスジ彫りを行って行きます。
使用しているツールはタミヤ製のスジ彫り超硬ブレードで、0.15mmの刃を装着したものと、0.2mmの刃を装着したものになります。
用途としては、0.15mmの超硬ブレードは全体的なスジ彫り、0.2mmの超硬ブレードは刃の細さが0.15mmのものよりも太いので、ドアやボンネットなどの開閉パーツ部分に使用しています。
リアルな完成度を追求するにあたり、ボディのパーツそれぞれに対しスジをいれておかないと、塗装を重ねた時に、溝が塗料で埋もれてしまい、リアルなシャープさが欠けてしまうので、そうならない為にもしっかり丁寧に彫っていきます。
といってもあまり深くし過ぎると、不自然なシルエットになってしまったり、パーツが貫通し割れてしまう場合もありますので、あくまでも軽いタッチでそれぞれ3~5回を目安に。
尚且つボンネットやドアなどの開閉パーツ部分は、他のパーツとの差を明確につけるためにも、0.2mmの超硬ブレードを使い太めのラインになるよう意識しながら、しっかり彫っていきます。
パーティングライン消し
続いてこの赤線部分のパーティングラインを消す作業、その他にバリなどを取り除いていく作業となります。
メーカーの製造過程で、金型同士を合わせてパーツを整形している為、どうしても付着してしまうのがパーティングラインや、バリですが、これを消すのと消さないのでは、面がより滑らかになるなど仕上がりに大きく影響してきます。
パーティングラインの確認方法としては、ボディを真上から見た際、縦一直線に入っている場合が多いので、実際に指で触り段差を確かめながら作業を進めていきます。
作業手順としては、800番程度のペーパーヤスリで、ボディ全体にあるパーティングラインを水研ぎで取り除いていきますが、取り除く際の注意点として、細かなプレスラインもありますので、その部分まで削ってしまわないよう注意が必要となります。
カーモデルの場合、前後バンパー周辺、ボディを真上から見た際にリアからフロントまで一直線にパーティングラインがあり、特に前後バンパー周辺は頑固なラインが形成されていることが多いので、根気よく処理をしていきます。
リア周りのクリアランス調整
続いてこのキットの最大の難関とも呼べる箇所。
リアカウルのクリアランス調整をおこなっていきます。
まずはボディとカウル裏面が干渉する部分から。
干渉する箇所はウインドウの上部とウインドウの左右サイド裏面で、こちらに関しては紙やすりで削り込みつつ、都度ボディと合わせながら干渉を解消していきました。
ウインドウ上部から左右サイドまでしっかり調整出来たら、次はテール部分とリアバンパー部の設置面を調整していきます。
この部分はバンパー部分が歪みによりヒップアップのような形で上がっていたので、ドライヤーの熱を利用し、リアフレームを折らないよう注意しつつ、少しずつではありますが、指で調整していきました。
リアカウル調整中にサイドのダクトを見た際、違和感を覚えたのでさっそく実車チェック。
ダクトラインがまったく違うことに気付いたので見過ごすことはできず、電動リューターで開口し、削り取ってしまったパーツはプラ板で再現しました。
ボディの加工
次にボディの加工です
ボディの加工をする部分は両側ドアのキーシリンダー部分となります。
各部キーシリンダー部分にアドラーズネストのブラインドリベットヘッドを埋め込み、再現していくための穴を0.6ミリのピンバイスで開けていきます。
いつもは0.8ミリのドリル刃を使用するのですが、今回のキットはドアノブ部分にあるキーシリンダーがとても小さく再現されており、実車写真を見てみると、こちらも小さめなキーシリンダーと確認出来たので、アドラーズネストのブラインドリベットヘッドは1ミリのものを使用するとし、0.6ミリで穴をあけていきました。
削りカス等を歯ブラシで落とし下地塗装の準備をしていきます。
下地塗装
続いて、本塗装をする前の下地としてボディ裏面には透け防止にブラックを、表面にはクレオスのホワイトサフェーサーにガイアノーツの純色グリーンを混ぜたものを吹いていきます
この下地処理は、深いツヤのある仕上がりを目的とするのであれば、必須作業になります。
また、パーティングラインを消すために、ボディ表面を削ったり、ヤスリのあとが残ってしまった場合は、必ずサフェーサーを吹いて本塗装の前に表面を滑らかにしておくことが大事です。
いかに下地処理で滑らかな表面を作り上げるか!
が重要な事かと思いますし、下地の段階からこの表面を意識しておくと、後々鏡面仕上げの工程で、時間を短縮出来たりするなど、効率があがります。
サフェーサーを吹き、パーティングラインも消え綺麗なボディーラインになったことを確認し、次の作業に移っていきますが今回はここまで。
次回はインテリア完成までをお届けする予定です。
ご覧頂きありがとうございました。
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