「仮組で既に色気ムンムンのGTO」

1/24 HASEGAWA MITUBISHI GALANT GTO 2000GSR(1976)

1/24 HASEGAWA MITUBISHI GALANT GTO 2000GSR(1976)part1

みなさんこんにちわ。
1つのプラモデルを3つの動画にわけ、完成までを収録しているプラモの時間。

いつもご覧頂きありがとうございます。
どうしましょう…
旧車愛がとまらず今回はギャランGTOに手を出してしまいました。
セリカLBもかっこいいけどGTOも負けちゃいない!
そんな思いを今回の制作にぶつけてみたいと思います。
さっそくまずはギャランGTOがどんな車なのか紐解いていきましょう


GALANT GTO 2000GSRとは?

まずはギャランの始まりから
三菱が本格的なハイウェイ時代の到来と、レジャーの多様化を背景に、「より美しく、より高性能、より広く、より静かに、より豪華」を追求した車として、1969年12月に発売したのがコルトギャランです。

そこから1973年1月、新開発のアストロン80エンジンを搭載し、内外装を一新したギャランGTO2000が発売され、グレードは、SL、GS、GSRとなり、さらに最上級車種のGSRは、フロントにエアダムスカートを装備し、前後のフェンダーにビス留めされたFRP製のオーバーフェンダーと、扁平率70%のスチールラジアルタイヤが標準装備されていました。
跳ね上がったダックテールは日本初

このキットのモデルである1976年に発売された2000GSR 後期型は自動車保安基準改正により、前後のバンパー側面にサイドプロテクターが標準装備され、キャッチコピーは「Hip up coupe(ヒップアップクーペ・ギャランGTO)」として人気を博した車です。


仮り組み

さっそく制作開始ということで、まずは仮組から。

最近仮組の時にもセメダインハイグレード模型用接着剤を使用しているのですが、本当にこの接着剤は有能すぎます。

しっかりパーツとパーツを接着してくれるにも関わらず剥がすのも簡単。
仮組には必須アイテムと実感しています

固まるとゴムのような素材になるので、ぺりっと剥がすだけで接着を落とすことができます。

そんな重宝する接着剤と共に仮組ですが、ハセガワの最近のキットということもあり、文句のつけようがないパチピタ感で、足回りはもちろんのこと、ウインドウに前後ライトパネル等吸い付くようにはめ込むことが出来ます。

ボディにはパーティングラインが存在するものの、そこまで深いラインではないので、紙やすりでささっと落とせそうな感じ。

フェンダー部分は内側が多少厚い気がするので、バランスを見つつ紙やすりで削り込み薄くしてみたいと思います。

今回は限定キットということもあり、敬意を払いノーマルで仕上げる予定。

ノスタルジックで極上なGTOを目指し、進行して参ります。

スジ彫り

次にスジ彫りを行って行きます。

使用しているツールはタミヤ製のスジ彫り超硬ブレードで、0.15mmの刃を装着したものと、タミヤのPカッターとなります。

用途としては、超硬ブレードは全体的なスジ彫り、Pカッターは刃幅が超硬ブレードよりも広いので、ドアやボンネットなどの開閉パーツ部分に使用しています。

リアルな完成度を追求するにあたり、ボディのパーツそれぞれに対しスジをいれておかないと、塗装を重ねた時に、溝が塗料で埋もれてしまい、リアルなシャープさが欠けてしまうので、そうならない為にもしっかり丁寧に彫っていきます。

といってもあまり深くし過ぎると、不自然なシルエットになってしまったり、パーツが貫通し割れてしまう場合もありますので、あくまでも軽いタッチでそれぞれ3~5回を目安に。

尚且つボンネットやドアなどの開閉パーツ部分は、他のパーツとの差を明確につけるためにも、Pカッターを使い太めのラインになるよう意識しながら、しっかり彫っていきます。

パーティングライン消し

続いてこの赤線部分のパーティングラインを消す作業、その他にバリなどを取り除いていく作業となります。

メーカーの製造過程で、金型同士を合わせてパーツを整形している為、どうしても付着してしまうのがパーティングラインや、バリですが、これを消すのと消さないのでは、面がより滑らかになるなど仕上がりに大きく影響してきます。

パーティングラインの確認方法としては、ボディを真上から見た際、縦一直線に入っている場合が多いので、実際に指で触り段差を確かめながら作業を進めていきます。

作業手順としては、800番程度のペーパーヤスリで、ボディ全体にあるパーティングラインを水研ぎで取り除いていきますが、取り除く際の注意点として、細かなプレスラインもありますので、その部分まで削ってしまわないよう注意が必要となります。

カーモデルの場合、前後バンパー周辺、ボディを真上から見た際にリアからフロントまで一直線にパーティングラインがあり、特に前後バンパー周辺は頑固なラインが形成されていることが多いので、根気よく処理をしていきます。

ボディの調整加工

次にボディの調整加工です
ボディの調整や加工をする部分は両側ドアのキーシリンダー部分、フェンダーミラー取り付け部分となります。
まずは両側ドアのキーシリンダー部分から。
各部キーシリンダー部分にアドラーズネストのブラインドリベットヘッドを埋め込んでいくための穴を0.8ミリのピンバイスで開けていきます。
使用しているピンバイスはタミヤの精密ピンバイスに極細ドリル刃セット

ボディに傷をつけ余計な作業が増えないように注意しながら穴をあけ、フェンダーミラー取り付け部分は、フェンダーミラーパーツの根本が斜めなので、ミラー側に取り付ける固定する為のピンも斜めに差し込む予定

ですのでそれを見越し、取り付ける部分も斜めにドリルをいれていきました。

下地塗装

続いて、本塗装をする前の下地としてタミヤのスーパーサーフェイサーを吹いていきます

この下地処理は、深いツヤのある仕上がりを目的とするのであれば、必須作業になります。

また、パーティングラインを消すために、ボディ表面を削ったり、ヤスリのあとが残ってしまった場合は、必ずサフェーサーを吹いて本塗装の前に表面を滑らかにしておくことが大事です。

いかに下地処理で滑らかな表面を作り上げるか!

が重要な事かと思いますし、下地の段階からこの表面を意識しておくと、後々鏡面仕上げの工程で、時間を短縮出来たりするなど、効率があがります。

サフェーサーを吹き、パーティングラインも消え綺麗なボディーラインになったことを確認し、次の作業に移っていきますが今回はここまで。

次回はインテリア完成までをお届けする予定です。

ご覧頂きありがとうございました。
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