「3つの手順で簡単メッキモール塗装」

1/24 HASEGAWA MITUBISHI GALANT GTO 2000GSR(1976)

1/24 HASEGAWA MITUBISHI GALANT GTO 2000GSR(1976)part3

みなさんこんにちわ。
1つのプラモデルを3つの動画にわけ、完成までを収録しているプラモの時間。

いつもご覧頂きありがとうございます。

今回の動画はハセガワギャランGTOの完成までをお届け致します。

クリア塗装

さっそくまずはクリア塗装から。
クリア塗装工程に関しては全部で3回の工程。

使用しているエアブラシはタミヤのスプレーワークHGエアーブラシワイドを使用。

塗料はクレオスのGX100スーパークリア2をガイアカラーT01薄め液で「1:1.5」程度まで薄め、吹き付けています。

塗装工程1工程目は、少し遠めから塗料をボディ表面に対してふわっと乗せるように吹きつけ。

1工程目と2工程目の間に軽く2000番のペーパーヤスリで表面を整え、2工程目はしっかり全体をまんべんなく塗装。

3工程目は仕上げで、各部塗料が垂れる寸前を目安に吹き付けていきます。

万が一垂れてしまった場合は、最悪塗装を落としやり直したり、リカバーに時間を取られるなど、悲惨な事になりますので、慎重に塗装を行っていきます。


研ぎ出し

次に研ぎ出しを行っていきます。
クリア塗装後充分に乾燥させた塗装面は、一見ツヤがあるように見えますが、塗装面にはまだまだおうとつが存在しています。

このおうとつを消していく作業をしていきます。

徐々に番手を上げ滑らかな面にしていきますので、前もって逆算をしクリア塗装を行わなければいけません。

ここでクリア塗装時に意識している、塗料が垂れる寸前、つまり多少厚めにクリア塗装を行う事が、ここで生きてくると思います。

研ぎ出し工程としては2回の工程。

まずはペーパーヤスリ2000番で水研ぎし、次にラプロスの研磨クロス、6000番、8000番と番手をあげ水研ぎをしていきます。

個人的な鏡面の目安としては、反射する景色が歪まない程度と考えているので、研いでは拭き取り、確認、を繰り返し表面を滑らかにしていきます。

鏡面仕上げ

続いて鏡面仕上げの工程です。
鏡面仕上げの工程としては3つの工程となります。
ドレメルというメーカーのミニルーターにスジボリ堂のバフを取り付け作業を行って行きます。

1工程目はタミヤコンパウンドの粗目で1周。
パーツ表面の層を軽く剥がす、または一皮剥くといった感覚で研磨していきます。
あまり研磨しすぎても粗目のコンパウンドでは傷を消すことはできず、ピカピカになりません
ですのであくまでも軽く1周といった感じで作業を行っていきます。

2工程目はタミヤの細目(さいめ)で1周。

3工程目はタミヤの仕上げ目で傷がなくなるまでを目安に研磨していきます。

この3工程目の段階で下地が出ると本当に最悪なので基本的には各1周、最終的に仕上げ目で傷をしっかり消す事が出来ればOKを目標に行います。

最後の仕上げの際、ハセガワのセラミックコンパウンドとタミヤのモデリングワックスを使用しつるピカにし完成としています


3つの手順で簡単メッキモール塗装 

続いてリキッドクロームマーカーを使用しウインドウモールのメッキ調塗装を行っていきます。
今回はサイドのウインドウモールはブラック指定ですので、マスキングをしエアブラシで塗装といきたいところですが、マスキング時にデカールを持っていかれたので、筆塗に切り替え塗装を行います。

旧車特有のメッキモール塗装の手順としては、まずスジボリの段階でウインドウモールの外側にスジをしっかり入れ込みます。

ボディ塗装、クリア塗装と進行したら、ウインドウモール外側に対しタミヤのスミ入れ塗料でスミ入れを行います。
はみ出た部分はエナメル溶剤で拭き取り、次にリキッドクロームマーカーでモール部分に対し塗装を行います。

出来るだけスミ入れをした部分に塗料がにじまないよう注意しながら塗装をしていきます。

最後にウインドウモール内側にはリアルタッチマーカーの腹部分で塗装をし、ゴムパッキンを再現。

これで旧車特有のメッキウインドウモールの塗装が完了です。

デカール破れ剥がれ修復

次にこちらをみてほしいです。

ウインドウモールをエアブラシで塗装しようとマスキングをしていたところ、サイドのストライプデカールが剥がれてしまいました。
剥がれてしまったマスキングテープについたデカールをエナメル溶剤を染み込ませ救出を試みたのですが、納得のいく形で救出が出来なかったので、塗装で修復していくことに。
ボディカラーが暗いグリーンなので、まずはエナメルシルバーではがれた箇所を下地塗装。
塗料が乾いたのちガイアノーツのアルティメットホワイトを重ねなんとか見れる状態に。
もっとクリアを厚めに吹き付けるべきでした。

と反省しつつ最終工程へ進んでいきます。

仕上げ

続いて最終工程です。
細かい外装パーツを取り付けいよいよ完成へと向かう過程。
一番時間をかけるべき箇所となりますので慎重に魂を込めて作業開始。
まずは塗装から。
クリアパーツに対しゴムパッキンの再現として、ガンダムマーカーの腹部分を利用し、パーツの縁取りをしていきます。
テールやウインカーなどは裏面からエナメルシルバーを塗装し、透けを防止。

エンブレム類にはエナメルブラックを大胆に塗りこみ、乾燥後エナメル溶剤を染み込ませた綿棒で拭き取り、メッキ部分を露出させていきます。

エンブレム類は厚みがあったので、ランナーについた状態で裏面からヤスリがけ。
折れたり破損しないよう、慎重に厚みを減らし薄くしました。

実車と見比べエンブレムのR部分にはレッドを差込み「GSR」を強調してあります。

次にライト類を組立、ホイールにはセンターキャップを取り付けていきます。

ウインドウにルーフコンソールを取り付けボディとシャシーを合体。

あとは細かいパーツを取り付けていくだけの状態に。

ここからは神経をすり減らす箇所ですので、例えば1つのパーツを取り付けたら角度はどうだ?とか、高さは大丈夫?とか遠目から確認するなどし、全体のバランスを見ながら組み立てていきます。

ドアノブやフロントマスク、バンパーにワイパー、ホイールを取り付けエンブレムやサイドモール等のメッキパーツを取り付け、最後にフェンダーミラーを接着し完成です。


このギャランGTOは今まで実車をこの目で見たことはありませんが、こうして完成されたキットを見ると、特徴的なボディラインやダックテールにエアダムスカート、ストライプ等がとてもスタイリッシュでかっこよく、当時の若い方やカーファンに絶大な人気を誇っていた理由が分かった気がします。
当時のライバルである初代セリカと共にパシャリ
一時代を築いてきたGTOにセリカは、僕の中では、現代の車にも通ずるテクノロジーや技術が詰め込まれたヒーロー。

いつかこの目で実車をみてみたいと思いを馳せつつ今回はここまで。

ご覧頂きありがとうございました。
このブログをYOUTUBEにもまとめていますので、よろしければこちらもご覧ください。

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