1/24 TAMIYA NISSAN FAIRLADY 240Z STREETCUSTOM part3
みなさんこんにちわ
制作過程を3つの動画にわけ、完成までを収録しているプラモの時間へようこそ
今回はタミヤ240Zストリートカスタムの製作part3で、ボディの磨きからパカパ化の最終工程ドアの取り付けや、深リムホイールの取り付け方法など完成までをお届けいたします
タミヤ(TAMIYA) 1/24 スポーツカーシリーズ No.367 NISSAN フェアレディ 240Z ストリートカスタム プラモデ…
悪魔のZととして拘った製作の最終章
ぜひご覧ください
クリア塗装
まずはクリア塗装から
クリア塗装の工程は全部で3回
使用しているエアブラシはタミヤのスプレーワークHGエアーブラシワイドで、塗料はクレオスのスーパークリア3(GX100)をガイアカラー薄め液(T01)で「1:1.5」に薄めて吹き付けています
塗装工程1工程目は、少し遠めから塗料をボディ表面に対してふわっと乗せるように吹きつけ
2工程目は角部分からはじめ全体をまんべんなく塗装していき
2工程目と3工程目の間に2000番のペーパーヤスリで表面を整えてます
3工程目は仕上げで、全体を塗料が垂れる寸前を目安に吹き付けています
万が一垂れてしまった場合は、IPAで塗装を落としてやり直したり、リカバーに時間を取られるなど、悲惨な事になりますので、慎重に塗装を行っていきます
研ぎ出し
次に研ぎ出しを行っていきます
クリア塗装後充分に乾燥させた塗装面は、一見ツヤがあるように見えますが、塗装面にはまだまだおうとつが存在しています
このおうとつを消していく工程です
徐々にペーパーヤスリの番手を上げながら滑らかな面にしていくので、前のクリア塗装工程では逆算をし厚めに塗装をしています
研ぎ出し工程としては3回の工程
1工程目は2000番のペーパーヤスリで水研ぎをしていきます
艶が出ているクリア塗装面の艶を消していく感覚で水研ぎ
2工程目、3工程目はそれぞれゴッドハンド製の神ヤスを使い
それぞれ6000番、8000番と番手をあげつつ水研ぎをしていきます
鏡面の目安としては、反射する景色が歪まない程度と考えているので、研いでは拭き取り確認を繰り返し、表面を滑らかにしていきます
2000番から始め、マットな面が徐々に艶が出てきたことを確認し終了です
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鏡面仕上げ
続いて鏡面仕上げの工程です
鏡面仕上げの工程としては3つの工程となります
シーフォース製のリトルーターにスジボリ堂のバフを取り付け作業を行っています
1工程目はタミヤコンパウンドの粗目で1周
表面を一皮剥くといった感覚で研磨していきます
1工程目で粗目のコンパウンドでは傷を消すことはできませんので、2工程目3工程目につなぐ感覚で少しずつ傷を消しながら艶を出していきます
2工程目はタミヤの細目(さいめ)で1周
3工程目はタミヤの仕上げ目で、限りなく傷がなくなるよう意識しながら研磨していきます
万が一途中で角が出てしまったら、慌てず残しておいたボディカラーなりでタッチアップ
バフが届きづらい奥まった箇所は、タミヤの研磨クロスや綿棒などにコンパウンドをつけ磨いていきます
ボーンアルムでメッキ調塗装
続いてボーンアルムを使ったメッキ調塗装です
塗装する箇所はリム部分なのでディスク部分はテンプレートを使ってカットしたマステでマスクしておきます
ギラっとしたメッキ調にするには下地をいかに滑らかにしておくかが大事なこと
ボーンペイントではアンダーブラックという下地専用の塗料があり、これでテロッテロな下地が手に入ります
塗装手順としては塗装面を2000番のペーパーヤスリであらかじめ滑らかにしておき、そこからアンダーブラック、ボーンアルム、フィニッシュクリアの順番で塗装です
ボーンアルムは一回で吹き付けるのではなく、低圧めで何度かに分けて吹き付けを行います
フィニッシュクリアは低侵食性の塗料なので塗装したメッキ面も曇らずトップコートが可能
簡単にメッキ調の仕上がりが手に入ります
パカパ化~ドアの取り付け~
続いてはドアの取り付けです
ドアをボディから切り離しパカっとさせる加工をしたので、ウインドウモール一体となっている、ドアの一部を超硬ブレードで切り離します
切り離したドアの上部は、ドアへ接着
切り離したもう一方のモールはボディ側へ取り付けます
ともにカットした部分は無塗装の状態となってしまいましたので、モールには4アーティストマーカーシルバー、ドア上部には4アーティストマーカーブラックで塗装しておきます
続いてこのドアに対しウインドウを入れていきます
付属パーツのウインドウは少し厚みがあるので、0.2mmの透明プラ板を形状通り転写カットし取り付けました
そのあと内張を接着
アームレストなども取り付けてドアが完成です
完成したドアをボディに取り付けます
ドアをボディに仮止めし、ステー金具をフェンダー側にエポパテで取り付けていきます
パテにむにゅっと押しつけたらステーを包み込むようにしパテを乾燥させ、ドアを固定していきました
ウインドウモールの仕上げからボディ合体まで
次にウインドウモールの仕上げからボディ合体まで
まずは合体前にインテリアの残った作業として、3Dでプリントしたタワーバーをリアラゲッジに設置
バーはステンレスシャフトをカットしたものを使いました
ウインドウモールはモールの両外側がセミグロスブラックで、真ん中がメッキですので、アクリル塗料のセミグロスブラックをエアブラシで吹き付け、アクリル溶剤を染み込ませた綿棒でセンターを拭き取り、メッキを露出させていきます
そのあとクリアパーツにモールを接着し、しっかり接着できたらボディ側に取り付けです
カウルトップまで取り付けたら次はクリアパーツ類を仕上げていきます
ヘッドライトはメッキパーツに取り付け、スミ入れをし、フロントパーツに組み込んだらボディと合体
サイドのウインドウはリア部分のみ使うので、超硬ブレードと、エッチングソーでカットしておきます
ミラーシールを貼り付けたバックミラーをルーフ裏に取り付け、ウインドウ、リアハッチキーホールなどボディ裏側から取り付けるパーツを接着したらシャシーと合体
フロントにはグリルを取り付けておきます
外装パーツの仕上げ
続いて外装パーツを仕上げていきます
3Dで作ったインタークーラーとリアパネルのテールセンターにはスミ入れを
はみ出た部分はエナメル溶剤を染み込ませた綿棒で拭き取りです
そのあとメッキシールを貼り付けテールを仕上げていきます
作業が進みもう触る機会も減ったエンジンヘッドにもメタルシールを貼り付け
クリアパーツは縁を4アーティスとマーカーブラックで塗装をし取り付けに備えます
タイヤは付属のものを使い、ホイールは3D製
こちらは組み込んでおき取り付けに備えます
深リムホイールを取り付けて完成へ
最後に仕上げです
今回悪魔のZ仕様ということで、というかスカイラインとZはリアは深リムがいい!という願望のもと既存の3D製ワタナベホイールをバージョンアップ
リムを深くした分、ピンの位置も奥になるので、既存のドラムブレーキだとどうしてもはみ出てしまいます
そこでプラモの時間ではドラムブレーキをやめてディスクブレーキかしてみました
ドラムブレーキのパーツは3mmくらいあるので、こちらを無くし幅を稼ぎます
ディスクブレーキのパーツは3Dで出力
1.5mm幅のディスク面にしキャリパーはイエローで塗装してあります
ホイールの取り付けはサスパーツの穴に直接ぶち込むスタイルです
次はフロントセクション
ウインカーにインタークーラー、バンパーにナンバーを取り付けていきます
リアはスポイラーにテール、バンパーとナンバーを取り付け
バンパーはパーツ構成の問題からなのか、しっかり固定ができなかったので、サイド部分はマステで強制接着固定しつつ進めました
ボディ全体には、メッキパーツのエンブレム類やカバー類を取り付けていきます
接着は全てセメダインハイグレード模型用接着剤を使用
ドアミラーにワイパーやボンネットを取り付け、モデリングワックスで軽く磨き上げ完成です
極上な悪魔のZが仕上がりました
このキットぜずっとやってみたかったドアのパカパ化、それにエンジンルーム内のディティールアップをとことんインストールしここに完成です
インテリアではニスモ製のシフトノブや、MOMO製ステアリングに換装したコックピット
シートは運転席のみジャンクからレカロを調達し取り付けです
後ろにはボディ剛性を高めるためのタワーバー
マフラーは大口径のもに変更してあります
ホイールは付属のものだとなんとなくバランスが悪かったので、3Dで出力し、リアは深いリムのもの、フロントリアともに付属のホイールより0.5mm大きくしてみました
タイヤは付属のものを使いスポーティ感を強調です
ドアはパカっとできるのでインテリアが丸見え
今からイグニッションキーを回す構図を想像できる形に
エンジンルームは3Dでサージタンクやインタークーラーをインストール
キャブも作り込んだほか、エンジンルーム内のパイピングや電装系もできるだけ作り込んでみました
やりたいこと全部詰め込んだ悪魔のZ
タミヤの最新キットで組み上げられるのはこの上ない喜びで、完成後のプロポーションも最高
これぞ悪魔のZだよねと眺めながらフィナーレと致します
以前製作したタミヤの240ZGともパシャリ
ぜひごゆっくりご覧になっていってください
ご覧頂きありがとうございました
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