1/12 TAMIYA Honda CB900F2 BOLD’OR part3
みなさんこんにちわ
制作過程を3つの動画にわけ、完成までを収録しているプラモの時間へようこそ
今回はタミヤのCB900F2ボルドールの製作パート3でタンクやカウルなどの鏡面仕上げから完成までを収録しました
コックピット感満載のメーター周りの仕上げや、カウルパーツで武装していく工程は戦いに行く戦士のようで、組み上げていてワクワクが止まりませんでした
そんな動画です
それではクリア塗装からスタートです!
クリア塗装
クリア塗装の工程は全部で3回
使用しているエアブラシはタミヤのスプレーワークHGエアーブラシワイドで、塗料はクレオスのスーパークリア3(GX100)をガイアカラー薄め液(T01)で「1:1.5」に薄めて吹き付けています
塗装工程1工程目は、少し遠めから塗料をボディ表面に対してふわっと乗せるように吹きつけ
2工程目は角部分からはじめ全体をまんべんなく塗装していき
2工程目と3工程目の間に2000番のペーパーヤスリで表面を整えてます
3工程目は仕上げで、全体を塗料が垂れる寸前を目安に吹き付けています
万が一垂れてしまった場合は、IPAで塗装を落としてやり直したり、リカバーに時間を取られるなど、悲惨な事になりますので、慎重に塗装を行っていきます
研ぎ出し
次に研ぎ出しを行っていきます
クリア塗装後充分に乾燥させた塗装面は、一見ツヤがあるように見えますが、塗装面にはまだまだおうとつが存在しています
このおうとつを消していく工程です
徐々にペーパーヤスリの番手を上げながら滑らかな面にしていくので、前のクリア塗装工程では逆算をし厚めに塗装をしています
研ぎ出し工程としては3回の工程
1工程目は2000番のペーパーヤスリで水研ぎをしていきます
艶が出ているクリア塗装面の艶を消していく感覚で水研ぎ
2工程目、3工程目はそれぞれゴッドハンド製の神ヤスを使い
それぞれ6000番、8000番と番手をあげつつ水研ぎをしていきます
鏡面の目安としては、反射する景色が歪まない程度と考えているので、研いでは拭き取り確認を繰り返し、表面を滑らかにしていきます
2000番から始め、マットな面が徐々に艶が出てきたことを確認し終了です
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鏡面仕上げ
続いて鏡面仕上げの工程です
鏡面仕上げの工程としては3つの工程となります
通常ですとシーフォース製のリトルーターにスジボリ堂のバフを取り付け作業を行っていますが、今回は小さいパーツばかりですので指で磨いていきます
1工程目はタミヤコンパウンドの粗目で1周
表面を一皮剥くといった感覚で研磨していきます
1工程目で粗目のコンパウンドでは傷を消すことはできませんので、2工程目3工程目につなぐ感覚で少しずつ傷を消しながら艶を出していきます
2工程目はタミヤの細目(さいめ)で1周
3工程目はタミヤの仕上げ目で、限りなく傷がなくなるよう意識しながら研磨していきます
万が一途中で角が出てしまったら、慌てず塗装時に残しておいた塗料でタッチアップします
外装パーツなどの塗装
次にメーターから仕上げていきます
キーシリンダー部分は細かいモールドがされていないので、デザインナイフと超硬ブレードで掘り込みました
警告ランプなどは下地にシルバーを塗装後、クリアオレンジにクリアグリーン、クリアブルーなどそれぞれのカラーを入れていきます
ホイールはボルト類を4アーティストマーカーシルバーで塗装
テールやウインカーなどのクリアパーツは裏面からシルバーを塗装し、透け防止と発色UP
シートの金具はエナメルシルバー
リアフェンダーのリフレクターには下地としてシルバーを入れておきます
リアカウルに搭載されているボックスのふちはエナメル塗料のセミグロスブラックで筆塗り後、エナメル溶剤を染み込ませた極細綿棒ではみ出た部分を拭き取ります
ブレーキフルードタンクは下地にシルバーでフラットホワイトを重ねました
風防にはスモークを塗装し、縁をリアルタッチマーカーでなぞります
フロントの組立
次にフロントの組み立てです
説明書通りに組み立てていきます
ホイールとタイヤを組み立て、ブレーキディスクを組み付けたら、フロントフォークにホイールをネジで仮止め
フォークが固定していない状態でフェンダーを接着
フェンダー接着後にホイールに差し込んだネジを本締めし
しっかり固定できたらトッププラケットを取り付け、最後にアンダープラケットを接着です
パイピングを一部したら、フレームと合体
ネジでしっかり固定し組み立て完了です
パイピングと外装仕上げ
続いてはメーター類を取り付けていくところから
デカールを貼り付け、塗装しておいた警告ランプ部分とともにクリアレジンを流し込みブラックライトを照射
クリアカバーの再現とデカールの保護をしステーに接着
次にパイピングです
お手付きキットだからかパイプが紛失してしまっていたのでジャンクより拾ってきてカットし取り付けです
取り付け部分のパイプは爪楊枝を差し込み広げてから取り付けます
各部スムーズに取り付け完了
リアフェンダーは灯火類を取り付けフレームに組み込みます
給油キャップをタンクに取り付け、フレームにはホーンを取り付けます
ハンドルを取り付け、ある程度細かいパーツをフレームに取り付けることができ、触る機会が減った頃合いを見極めボルト類にシルバーを入れます
ハンドル周りにはキルスイッチなどにレッドやイエローを塗装
ライトを組み立てたらカウルに取り付けていきます
サブメーターなども組み込みカウル内はコックピットのようになりました
そのあとウインカーを取り付け、各部にデカールを貼り付けていきます
こちらもボルトの塗装同様、本体に触る機会が減った頃合いを見極めたタイミングで貼り込みです
タンクやカウルの取り付け
最後にタンクやカウルの取り付けです
まずはミラーから仕上げていきます
ハセガワのミラーフィニッシュを貼り込んだらデザインナイフで余分な部分をカット
フレームにはタンク、リアカウルと順に取り付けていきます
タンクとリアカウルがしっかり接着固定されたらフロントカウルとシートを取り付けです
最後にミラーと風防を取り付け軽くモデリングワックスで磨き上げ完成です
真っ赤な車体と大型のフルカウルで完全武装したボルドール
耐久レースの王者RCBで得たノウハウを余すことなく注ぎ込み誕生したのがこのCB900F2です
79年に登場後、改良が続けられ81年にこのタイプが登場しました
日本では当時900ccのバイクの販売ができなかった為、国内では750、このボルドールは主に海外で販売されました
キットは大型フルカウルの微妙な局面も正確にモデル化され、エンジンの冷却フィンもリアルに再現
DOHC4気筒エンジンはプラグコードなども配線され密度感たっぷりで、メカニカルな気分を存分に味わえます
今ではこのキットは田宮からは生産されていませんが、750の方はノーマル仕様とカスタムが生産されているので、当時のレーシーなキットをお探しの方にはおすすめの一台ではないでしょうか
今回こだわったのはエアーファンネルとディスクブレーキの穴あけ、それとマフラーのやけ加減あたりでしょうか
他は説明書の指示通り組み上げました
パーツ構成もわかりやすく、組み立ても問題なくノンストレスでここまで組むことができるのは、さすが世界の田宮と言わざるを得ません
数年前に製作した750と並べ、眺めつつ今回はここまで
ぜひごゆるりとご覧ください
ご覧頂きありがとうございました
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