1/12 TAMIYA Honda CB900F2 BOLD’OR part1
みなさんこんにちわ
制作過程を3つの動画にわけ、完成までを収録しているプラモの時間へようこそ
今回はまだまだ暑さが残る毎日なのでバイクを作っちゃお〜
ということでストックの中からタミヤのホンダCB900F2ボルドールを製作していきます
Part1の流れとしては、パッケージ紹介や仮組みを経て、下地塗装までを収録
塗装の前にブレーキディスクの穴あけ加工や、タンクやカウルの合わせ目消しも収録しましたので是非ご覧ください
CB900F2 BOLD’ORとは?
まずはパッケージ内容と説明書を見ながらCB900F2 BOLD’ORがどんなバイクだったのかレポートから
1960年代からレースに参戦したホンダ
日本で一番はやく世界グランプリレースに参加することになったメーカーで、世界グランプリレースを開うマシンにさまざまな新しい技術をつぎ込みました
1969年にはナナハンブームを巻き起こしたCB750フォアをベースにDOHC、16バルブと高度な技術をつぎ込んで大改造されたRCBが大活躍
フレームももちろん新設計で994ccで100馬力以上の出力を持つモンスターマシンとなったRCBは「ボルドール24時間耐久レース」に3年連続優勝
RCBで鍛えられたメカニズムの数々がそのまま生かされ市販されたのがCB900Fです
フレームはダブルクレードルタイプでFVQダンパーを装備し、ホイールもRCBによって実戦テストを受け、実用化されたホンダ独自のコムスターホイールで武装
スタイルもガソリンタンクからシート、サイドパネル、そして、フィン状にはね上がったテールエンドまで流れるようなスタイルとなっています
発売と共にRCBレプリカと呼ばれて世界のモーターサイクリストの人気を集めました
CB900Fは毎年改良が加えられ1981年型として大きなフルカウルを装備したタイプが登場
これがCB900F2で、RCBが活躍した有名な耐久レースのボルドール24時間レースにちなんで『ポルドール』のニックネームがつけられました
当時750cc以上は市販されない日本市場向けには、同じカラーリングで同じカウリングをつけた 750cc版が限定発売され、人気を集めたモデルです
つまりこのキットは当時でいう輸入モデルということですね
仮り組み
早速仮組みからいきます
箱を開けて早々何やら嫌な予感がしたのですが、このキットいつ購入したか覚えていないのですが、なんとお手つきのキットでした
といってもエンジンのみ接着されていて、なんとか解体もできたので普通に組み上げられそうです
キャブレターの取り付け部分とプラグを一部破損させてしまったので、ここは3Dで復元し、ついでに少しカスタムしつつ完成を目指すとします
取り付け部分が破損してしまったキャブは1mmのピンバイスで穴をあけ真鍮線を通します
シリンダーヘッド側にも穴をあけ、しっかりキャブが固定できるように調整しました
エンジンサイドのそれぞれのカバーはメッキ調の加工がされていてギラついているのでハイターで落とし塗装に変更
CB750Fでお馴染みのコムスターホイールはボルドールでも健在
黒整形のパーツなのでそのままゴールドのカラーが吹き付けできそうです
ブレーキディスクは穴を開けられそうな形状なので、後ほどチャレンジしてみます
リア周りはスイングアームとホイールをネジで固定、フレームとリア周りもネジで固定するタイプ
手持ちの小さなプラスネジで対応です
マフラーは2分割式でメッキ調が施されています
ここは焼け色などを重ねたらもっとリアルになりそうですね
フロントフォークの組み立ては少し不安定な気がするので、組み付け順序を工夫しようと思います
カウルは大型で大迫力
分割式のカウルとタンクは接着してから塗装しても問題なさそうなパーツ構成ですので、しっかり合わせ目を消し塗装に臨めそうです
カウルで武装したCBは迫力の塊です
各部忠実に再現してある構成なので、しっかり塗装しつつ仕上げていきたいと思います
ゲート処理とブレーキディスクの穴あけ
まずは塗装の前にゲート処理をしていきます
パッケージされているランナーからパーツを切り離した際に必ずできてしまうのがゲート痕
バイク模型はほぼ全てのパーツが露出するので、このゲート痕が残ったまま仕上げるとリアリティに欠ける仕上がりになってしまいます
仕上がりに影響する部分ですので、しっかりデザインナイフと紙やすりで処理していきます
タミヤ フィニッシングペーパー P1000番 3枚入り + P1200 3枚入り + P1500番 3枚入り + P2000番 3枚入り セ…
削りすぎてパーツのフォルムを崩さないよう注意しつつの進行です
前後のブレーキディスクは本来であれば穴が空いている部分があり、キットのパーツでは塞がっていてブラックの塗装指示となっていますので、ピンバイスで穴を開けていきます
0.8mmの極細ドリル刃で形状の左右、中心と穴を開けたらデザインナイフで貫通させます
裏面は少し荒れてしまうので、デザインナイフや紙やすりで綺麗に調整
小さなパーツですので、破損に注意しつつ作業進行です
これだけでグッと精密感が増す気がします
タンクやカウルの合わせ目消し
次にタンクとカウルとフェンダーの合わせ目消しです
おのおのパーツたちはゲート処理を終えていますので、まずは分割されているパーツを接着です
タミヤの流し込み接着剤速乾タイプを合わせ目に流し込み接着
裏面からはセメダインハイグレード模型用接着剤で補強しておきます
分割されたパーツを接着することによってできてしまう段差が合わせ目ですが、こちらも綺麗に処理をしていけばリアルになるのでやっていきましょう
しっかりパーツの接着が固定したらまずは段差を紙やすりで削っていきます
段差が解消すると合わせ目に隙間があるので、そこにタミヤの瞬間接着剤イージーサンディングを塗布
塗布した箇所にアルテコの硬化促進スプレーを吹き付け硬化させたら、紙やすりの320番〜1500番を順番に均し合わせ目を解消していきます
ツルッとした面になったことを確認できたら塗装の準備完了です
塗装前の準備
次に塗装前の準備として合わせ目消しをしたパーツ以外で組み立てられそうなパーツを組み立てていきます
フレームにはカウルステーを取り付け、下地を吹き付ける準備OK
スイングアームも分割されていますが、組み上げても問題ないので接着しておきます
エンジンパーツの部分は仮組み時の物ですが、こちらも腰下のブロックとシリンダーブロックそれぞれを接着し均一に塗装できるようにしておきます
下地塗装
最後に下地塗装です
説明書の指示によると、カウル内部はセミグロスブラックで塗装する指示です
これはカウルカラー塗装後デカールを貼り付けてさらにクリア塗料でコートした後にブラックを入れるという順番ですが、この順番だと汚くなる気がするので、先に塗装し、あとは出番までマスキングテープを貼り付けておくとします
カウル内部にブラックを入れることにより、他のパーツの色味に変化が出ても嫌なので、タンクやフェンダー、リアカウルの内側にもエヴォブラックを吹き付けます
塗料乾燥後、裏面にはマスキングテープを貼り付け、いよいよ下地塗装です
カラーはレッドがメインとなるので、カウル、フェンダーなどはもちろん、フレームもレッドに塗装しますが、整形色がブラックなので、発色を良くするためにピンクサフェーサーを吹き付けます
合わせ目やゲート痕もしっかり処理され、滑らかな外装パーツとなったことを確認し、次の作業に移っていきますが今回はここまで
次回はリア周りの組立までをお届けする予定です
ご覧頂きありがとうございました。
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