1/24 TAMIYA AMG MERCEDES S600 COUPE part1
みなさんこんにちわ
制作過程を3つの動画にわけ、完成までを収録しているプラモの時間へようこそ
今回は年に一度のメルセデスということでストックからタミヤのS600クーペAMGを製作していきます
ボックスアートは迫力満点で、Sクラスということで強面な一面もあるのかな?なんて思っていたのですが、そんな先入観は仮組の時点で吹き飛んでしまうほど、エレガントな個体
V12エンジンも最高のディティールで早くも完成が楽しみになりました
Part1では開封から仮組、そして各部調整をし下地塗装をするところまでを収録
下ごしらえで仕上がりがだいぶ変わりますので是非ご覧ください
まずはどんな車なのか開封しながら調べていきましょう
S600AMGとは?
メルセデス・ベンツ専門のチューニングショップとして1967年に設立されたAMG
そのAMGがチューニングしたメルセデス・ベンツの最高級クーペがS600クーペです
1992年1月にデトロイトモーターショーでデビューしたS600
全長は5メーターを超え、幅も2メーター近くにもなるビッグボディながら、大きさを感じさせない優雅で引き締まった印象を与えるスタイルに、風洞実験によって磨かれたスポイラー付きの前後バンパーやサイドスカートを装備
リヤにはクロムメッキ仕上げされた角断面形状のデュアルマフラーがのぞいていたり、室内はウッドパネルがふんだんに使われ、豪華さ増しまし
総排気量6LのV型12気筒DOHCエンジンはAMGのチューニングによりターボチャージャーなどの過給機に頼ることなく、しかも排気量をも変えずにノーマルの395馬力から440馬力にまで引き上げられています
足回りもダンパーやスプリング、スタビライザーが変更され、快適な乗り心地を確保しながら中高速域走行を重視したセッティングに
ホイールはAMGデザインのディッシュタイプを装備
ベンツの高品質はそのままによりスポーティで個性的に仕上げられたスーパーメルセデス、それがAMGメルセデスS600クーペです
仮り組み
早速仮組みから手を動かしていきます
接着はセメダインハイグレード模型用接着剤を使用
まずはエンジンから仮組みスタートです
エンジン本体ブロックは分割されていますが、塗装をふまえ組み立てても問題ない部分でしたので、この部分は本組みとしてタミヤの接着剤で組み立て
さらにシリンダーブロックやヘッドカバー、そしてベルト類やエキマニを組み付けていきます
次に足回り
シャシー裏側はプロペラシャフトこそ同一モールドとなっていますがカバー類などもバッチリ再現され、ちゃんと塗り分ければこの部分だけでも楽しめそうです
リアから組み付けていきます
スプリングやダンパーを組み付けてデフをのせる形
リア足回りがしっかり接着するのを待つ間にフロントには組み立てたエンジンを搭載していきます
フロントはディスクブレーキを組み立てシャシーに取り付けていきます
ディスプレイ型キットですのでステアリングもしっかりきれます
足回りが終わったらエンジンルームにカバーやラジエターなどを組み付けてです
インテリアではシートは裏面もしっかり別パーツ化されていて、本体とは2分割の構成
ここは組み立てて問題ないので、タミヤの接着剤で本組みです
ダッシュボードも2分割式
バスタブ型のインテリアパーツにシートとダッシュボードを組み付けたらシャシーと合体です
ボディ側はウインドウ、エアロパーツ、エンジンルームのカバーを裏面から取り付けていきます
そのあとシャシーとボディを合体
タイヤは方向を間違えないように矢印マークが付いているので従って組み付けます
前後バンパー、クリアパーツ、ドアミラーを取り付けボンネットを閉めたら仮組み完了
にしてもエレガントでスポーティな車です
エンジンもしっかり再現されているのでもはや手を入れるところがないくらい完成度は高め
ボディとシャシーに歪みがあるのでそれらを修正しつつ完成を目指したいと思います
スジ彫り
次にスジ彫りを行って行きます
使用しているツールはタミヤ製のスジ彫り超硬ブレードでブレードは0.15mmと0.2mmを使い分けています
用途としては、0.15mmのブレードは全体的な使用
0.2mmのブレードはドアやボンネットなどの開閉パーツなどに使用しています
リアルな完成度を追求するにあたりボディのパーツそれぞれに対しスジをいれておかないと
塗装を重ねた時に溝が塗料で埋もれてしまいシャープさが欠けてしまうので
塗装をする前の下準備の段階でしっかり彫っていきます
といってもスジを深くし過ぎると不自然なシルエットになってしまったりパーツが貫通し割れてしまう場合もありますので
あくまでも軽いタッチでそれぞれのパートで3~5往復を目安に
丁寧に掘り込んでいきます
ドアやボンネット、モールやバンパーの継ぎ目給油口カバーやウインドウモールの外側を筋彫りし塗装に備えます
パーティングライン消し
続いて画像の赤矢印部分のパーティングラインを削る作業となります
模型メーカーがプラモデルを製造する過程で、金型同士を合わせてパーツを整形しているので、どうしても付着してしまうのがパーティングラインや、バリですが、これを消すのと消さないのでは、仕上がりに大きく影響してきます
パーティングラインの確認方法としては、ボディやパーツを手に取り、実際に指で触ってみること
カーモデルの場合はボディを真上から見た際、左右対称的に縦にラインが入っていることが多く、バンパー周辺は特に頑固なラインになっていることが多いです
作業手順としては、320番のタミヤのペーパーヤスリで、水をつけながら削り、取り除いていきますが、取り除く際の注意点として、実車にある細かなプレスラインもありますので、その部分まで削ってしまわないよう注意しつつ取り除いていきます
320番で取り除いたらヤスリの番手を上げつつ1500番まで仕上げ、塗装に向け準備しておきます
タミヤ フィニッシングペーパー P1000番 3枚入り + P1200 3枚入り + P1500番 3枚入り + P2000番 3枚入り セ…
ボディの調整加工
次にボディの調整と加工です
まずは歪み問題
ボディは助手席側が下がり捩れている
シャシーは運転席側が上に反っていたので、収録外となりますが、ドライヤーの熱を当てつつ、手で各部のねじれを修正していきます
指が火傷してしまわないよう休憩しながら修正しました
ボンネットも捩れているので、手で修正、しっかりツライチで閉まるように調整です
前後バンパーの端はゲート処理に時間を取られました
削りにくい部分にゲートができたので、細かく角度なんかも変えつつ320番から1500番まで番手を上げながら削除
ボディ全体にはバリが薄くあるので、こちらもヤスリで削除し各部を指で触っても痛くないくらい滑らかにしていきます
下地塗装
続いて本塗装をする前の下地としてガイアノーツのエヴォホワイトを吹いていきます
この下地処理は、深いツヤのある仕上がりを目標とするのであれば必須作業
パーティングラインを消すために、ボディ表面を削ったり、少なからずペーパーヤスリのあとが残った場合は、必ずサフェーサーを吹いて本塗装の前に、各パーツの表面を滑らかにしておくことが大事です
いかに下地処理の段階で滑らかな表面を作り上げることができるか!
ということが重要かと思いますし、何より下地の段階から滑らかな表面を意識しておくと、後の鏡面仕上げの工程で凹凸が少なく仕上がるので、鏡面仕上げの作業時間を短縮出来、結果的には効率があがります
吹き付け途中にホコリなどが付着した場合は、焦らず乾燥を待ち、ペーパーヤスリで取り除いてから再度吹き付けます
サフェーサーを吹き、パーティングラインや傷も消えて、綺麗な表面になったことを確認し、次の作業に移っていきますが今回はここまで
次回はインテリア完成までをお届けする予定です
ご覧頂きありがとうございました
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