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ボディ塗装
今回はボディ塗装から行っていきます。
今回使用した塗料はこちら。
ガイアノーツのライトカーキとパールゴールドを使用し調色しました。
配合比でいうとライトカーキが6、パールゴールドが4ほどでしょうか。
少しだけぎらついたゴールドとベージュの間を狙ってみました。
キットのモデルである初代チェイサーに当時用意されていた純正カラーは、おそらくボックスアートにあるレッド系、ブルー系、シルバー系、ホワイト系、イエロー系、グリーン系、ブラック系、ブラウン系、ベージュ系の9色で、グレード専用色も存在しているかと思います。
ネットなどで調べてみたのですが正確にはわからず、当時母方のおっちゃんが乗っていたチェイサーの記憶を辿り再現してみました。
ボディ塗装の工程としては、それぞれいつも通りの3工程。
1工程目は各曲線や角と呼ばれる部分を中心に。
2工程目はルーフやボンネット等を中心とした広い面積の部分。
3工程目は各部ムラのないよう塗装をしていきます。
エアブラシでの塗分け
次に各パーツをエアブラシを使い塗分けを行っていきます。
まずは予め内張とシートに対してジャーマングレーを吹き付け。
次に内張に対してセミグロスブラックで塗分けを行いたいのでマスキングを行っていきます。
同時にマフラーもシルバーで塗装を行いました。
アオシマのこの手の世代のキット、つまりフロントの足回りにスプリングがあり、リアの足回りはハの字に改造できるモデルを、僕は勝手に第1世代と呼んでいるのですが、昔は何気なくガシガシ作っていたこのモデル、作りこめば作りこむ程リアルな仕上がりになることに気付きました。
これを念頭に、最近入手したゴッドハンドの筆で、とことん塗分けを行ってみたいと思います。
筆での塗分け
さてさっそく内装の塗分けです。
塗分け時に写真等を参考にしながら塗分けるのですが、特徴を捉えたモールドがしっかりされているので、パーツは一体化になっていても、塗分けをしっかり行えば化けると思い、写真とにらめっこしながら塗分けました。
内装の特徴としては、旧車特有のメッキモールが施されており、ダッシュボードではメーターパネル外周のふちだったり、内張などにメッキモールが使用されているようにみえました。
どんな下地でもしっかりメッキ調のような仕上がりになってくれる4アーティストマーカーが大活躍。
ハンドル、シフトノブ、サイドブレーキノブは木目調に仕上げていきますので、エナメルシルバーでわざとムラになるよう塗装。
エナメル塗料が乾いたら、クリアオレンジを重ね木目調塗装の完成です。
たっぷり目のクリアオレンジを重ねると、つるっとした質感になるので、当時の木目を表現するのであれば、簡単に出来るのでオススメです。
クリア塗料を使用するついでに、クリアパーツや、メーター内の点灯ランプなどを塗分けていきました。
メーターパネルに関しては、クリアパーツで別パーツとなっているので、裏面からまずはガイド部分を4アーティストマーカーでちょん塗りし、塗料が乾いのちにフラットブラックを重ねました。
これにより表から見た時メーターのガイドの部分がしっかり塗分け完了。更に表面から指針部にレッドを塗ってみました。
ウインカー、リアテールは裏表に指定色を塗装。
塗料が乾いたら裏面からエナメルシルバーをぬっていきます。
リアテールの反射板はレッドで塗分けました。
アオシマ第1世代シャシーの車高調整と下回りの組立
次に下回りの組立を行っていきます。
まずはパーツが破損してしまったロアアームを真鍮線で補強し組み込んでいきます。
今回ホイールを変更し車高も下げる予定。
取り急ぎオフセット調整から参りますが、2ミリのピンをカットし取り付け、お好みはツライチ気味なので、好みのオフセット値になるようポリキャップで調整しました。
車高の調整に関しては、ジャンクパーツからワッシャー類をかき集め調整。
ノーマル車高よりもちょい下げの大人仕様になるように調整し車高調整は完了です。
本来であればフロントサスにはスプリングが付属していますが、レストア車両ということもあり、ボロボロだったので、今回はそのギミックは使用せず、ワッシャー等で調整しました。
リアの車高調整に関しては、お好みの位置を決め、シャシー側にプラバンを貼りピンバイスで穴をあけ完了。
オフセット調整はフロントと同じくポリキャップを使用し調整しました。
アオシマの第1世代の特徴でもある、スプリング方式のサスは、パーツ構成がシンプルなので、足回りの調整はスムーズに行う事が出来ました。
マフラーや燃料タンク等を取り付け、下回りの完成です。
レースのシートカバーに改造
続いてシートカバーを作っていきます。
今回使用したのはこちら。
ダイソーの布とレース生地を使用しました。
店舗内手芸コーナーに置いてあり、色んなレース生地があるので、お好みで選んでみても面白いかと思います。
手順としては測って切って貼るだけのお手軽工作(笑)
接着剤はハイグレード模型用接着剤を使用しました。
まずは定規でサイズを測り生地をカット。
布生地の上にレース生地を貼り付けお手軽シートカバーの完成です。
もっと目の細かい布やレース生地であれば、よりリアルに仕上がるかと思います。
それにしてもこのレースのシートカバーは、当時の雰囲気を出すのに最高のツール。
リアルを一つ一つ積み重ね自分だけの至高の一台を目指し、次の作業に移りましょう。
内装の組立
次に組みあがった内装パーツをシャシーに取り付けていきます。
まずはリアシートから。
あれ、おかしいですね。合いが悪くしっかり固定しません。ここで仮組の重要性を再認識。
ヤスリなどで調整し取り付けていきました。
続いてセンターのギアボックスを取り付け。これといったガイドがないので少々戸惑いましたが、なんとか取り付け完了。
木目のパーツが無機質なシャシーに組み込まれることで華やかになるイメージ。
同時に塗分けを行ったパーツを組み込んだらという想像が膨らみ、心拍数が上がってきた段階でもあります。
次にフロントシートの取り付けを行います。
こうして見てみると、まだまだリアルを追求できそうですね。
例えば、シートベルトの受けを自作してみるとか。
色々リサーチしチャレンジしていこうと思います。
次にダッシュボードと内張を取り付け、内装の完成です。
サスのスプリングギミックや内装パーツに付属されているオーディオ機器パーツ、つり革パーツ等、お手軽に改造を楽しめる、アオシマの第1世代キット。
改造を楽しむも良し、しっかり塗分けを行いリアルを追求するも良し。
自身の思い描くキットを付属するパーツを最大限使い組み上げていく。
それがアオシマの第1世代の楽しみ方ではないでしょうか。
今回の収録はここまで。
次回は完成までをお届けする予定です。
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