「ラリーカーの内装はまるで要塞!?」【制作】1/24 TAMIYA SUBARU IMPREZA WRC MONTECARLO’05 part2

1/24 TAMIYA SUBARU IMPREZA WRC MONTECARLO'05

いつもプラモの時間をご覧頂きありがとうございます。

ボディ塗装

今回のキットインプレッサWRCモンテカルロですが、スバルの象徴的カラーであるブルーで塗装を行っていきます。
何故スバルといえばブルーなのか?
答えはエンブレムに隠されていました。
6つの星が空に輝いているようなデザインのスバルのエンブレム。
輝く六連星ありきの星空をイメージさせるブルーで、2代目インプレッサからはイメージカラーとしてWRブルーという名称のボディカラーを初採用とし、定着していったようです。

使用した塗料は指定通り、タミヤのマイカブルー。
塗料とタミヤラッカー溶剤を1:1.5程度に薄め、エアブラシで吹き付けていきます。

ボディ塗装の工程としては、それぞれいつも通りの3工程。

1工程目は各曲線や角と呼ばれる部分を中心に。

2工程目はルーフやボンネット等を中心とした広い面積の部分。

3工程目は各部ムラのないよう塗装をしていきます。

塗分け(エアブラシ編)

次に各パーツをエアブラシを使い塗分けを行っていきます。
まずは各マスキングから。
アンダーカバーに関してはクリアパーツによる構成となっていましたので、裏面のみ指定色で塗装をおこなっていきます。
心臓であるエンジン部分も塗分け指定があるので、マスキングを行いエアブラシで塗分けていきます。
ローター部分は、ハセガワの円形状のカッティングプレートでマスキングシートをカットしマスキング。
それぞれ指定色で塗装をしていきます。

まずはセミグロスブラック指定のパーツから。足回り等が大半となりますが、シルバー系で塗装指定のあるパーツも下地塗装としてセミグロスブラックを吹き付けてあります。

続いてミッションやエンジン部分等をシルバー系で塗分け。
使用した塗料はクロームシルバー、フラットアルミ、ガンメタル、メタリックグレー、チタンシルバーで各パーツ毎に塗分けを行いました。

内装のパーツではラリーカーらしく消火器が登場。
しっかりレッドを吹き付け、組みあがりを想像しわくわくしたのはいうまでもありません。

以前制作したバイク模型のあたりからでしょうか、ここ最近の個人的なテーマとして、塗分けによるリアルの肉付けですが、説明書指定の箇所を実車画像などと見比べ、塗分けを行うようにしています。

パーツ点数が多い場合は特に注視しており、いかに本物に近づける事が出来るかを想像しながら塗分けをおこなうと、組み上げた際のリアル度は桁違いによくなりますので、根気よく作業を行っていきます。

塗分け(筆編)

続いて筆を使用した塗分けを行っていきます。
まずは伸びが良いエナメルシルバーを使用し塗装。
ミッション部分のパーツや消火器などの内装パーツを塗分けました。
最近導入したゴッドハンドの神筆を使用し、塗分けをおこなっていますが、この筆は本当に使いやすいです。
いくら筆に付着した塗料を落とそうが、毛束がぼさぼさになったり、2.3本はみ出してしまったり、やつれたりする気配がまったくありません。
コシがしっかりしているせいか、非常に塗りやすく、極細の筆に至っては、塗装の腕前が上がった感覚にさえ陥ります。

パッケージ名通りの神筆。今後の制作においてレギュラーの座をしっかり獲得されました。

4アーティストマーカーのほうも、レギュラーで登場。
今回は4アーティストマーカーのゴールドを始めてつかってみましたが、こちらも普段使用しているシルバー同様、しっかり輝きを放ち素晴らしい質感になります。

筆で塗るよりも手間が省けますし、何よりもエナメル溶剤で簡単に塗料を落とすことが出来ますので、リカバーも容易で便利な一品でございます。

デカールの貼付

次にボディパーツに対しデカールを貼り付けていきます。
これぞラリーカーならではのスポンサーデカール達。
一番の目玉はなんといってもサイドのスバルマークでしょうか。

デカールのサイズも大きい物が多いのでマークフィットは必須。
しっかり準備し貼り付けていきます。

貼り付ける場所の指定もボディ全面と多いので、部分部分にわけ貼り付けを行いました。

貼り付けた順番としては、ルーフ、ボンネット、リアの順番で貼り付け。
ここで一旦乾燥させ、デカールをしっかり定着させた上でサイドの部分を貼り付けていきました。

エアーが入らないように注意しながら貼り付けを行ったのですが、マークフィットも塗ったし、いずれ抜けるだろうと高を括っていたら抜けず、やむを得ずそのまま進行することに。

内装パーツではシートの裏面がカーボン調デカールとなっていましたが、こちらも貼り付けが難しく、一部デカールを破いてしまいました。

しかたのないことなのですが、これも経験とし、しっかり対応策を練り直し次回の制作に生かしていきたいと思います。

気を取り直し次の工程に参りましょう。

下回の組立

続きまして下回りの組立となります。
既に塗装を終えたパーツ達をさくさくっと組み立てていきます。

ミッションや前後の足回りが装着され、ものの数十分で組み立ては完了。

足回りは特にしっかり接着し固定をしたかったので、ゆるめの洗濯ばさみで固定。

フロントを固定している間にリアを組み立てるという形で作業を行っていきました。

マフラーを始めフラットホワイトで塗装指定のあるパーツがいくつかあったのですが、ラリーカーはマフラーがホワイトなのでしょうか?

耐熱仕様でホワイトなんですかね?
理由は謎です。

内装の組立

続いて内装パーツを組み立てていきます。
こちらもラリーカーらしく骨と緊急時のパーツのみの構成。
まずは塗分けを行ってあった消火器を取り付けていきます。
デカールの貼り付けた消火器ですが、リアルな感じがラリーカーを演出してくれていい味付けになっているのではないでしょうか。

ロールバーに関しては複雑というべきか安全を考慮した作りになっていて、これを1/24スケールで精密に再現しているタミヤはすごいな~と感服しながら組立ました。
パーツの合いも申し分なしで、なんのストレスもなく組み付けることが出来ました。

これだけ強固で要塞のようなロールバーゲージは、多少ぶつけたとしても、ドライバーを安全に守り、ラリーという競技を何日もかけ走破することが出来る屈強なラリーカー。

モンテカルロの歴史としては、初開催されたのはインディ500初開催年と並び同年となる1911年で、現在行われている国際モータースポーツイベントの中でも最も古い部類に入るようです。
格式も高く、いわゆる世界三大レースにも匹敵すると言われているとのこと。

例年1月下旬に開催され、ダカールラリーやデイトナ24時間レースと並んで、新年のモータースポーツシーズンの幕開けを告げるイベントでもあるようで、まさにこの季節。
今期ですと1月21日~24日に行われるようで、日本車のエントリーはトヨタヤリスが数台。
こうして模型を通じてラリーに興味が沸いてくるのも、プラモデルの醍醐味であり良いところ。

無駄話をしていたらあっというまに内装の完成です。

今回はここまで。
次回は完成までをお届けする予定です。

本日のブログは以上となります。
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■使用機材など

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