【制作】FUJIMI Ferrari348ts part3

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プラモの時間をご覧頂きありがとうございます。

クリア塗装

今回はクリア塗装からで、塗装工程は全部で3回行います。
使用しているエアブラシはタミヤのスプレーワークHGエアーブラシワイドになります。

1回目は少し遠めから塗装面に塗料を表面にふわっと乗せるように吹きつけます。
表面がざらっとする程度を目安に吹き付けるといいと思います。

2回目はしっかり全体をまんべんなく。
この2回目の吹き付けが乾燥した時点で、一度2000番の紙やすりで軽く表面を整え3層目に入ります。

3回目は仕上げで塗料が垂れる寸前くらいを目安に吹いていきます。
万が一垂れてしまった場合はリカバリーに時間を取られるなど、悲惨な事になりますので、慎重に行っていきます。

研ぎ出し

次に研ぎ出しを行っていきます。
クリア塗装後充分に乾燥させた塗装面は、一見ツヤがあるように見えますが、表面にはまだまだおうとつが存在しています。
このおうとつを消していく作業をしていきます。
クリア塗装時の塗料が垂れる寸前を目安にというのが、ここで生きてくると思います。
表面が滑らかなほど研ぎ出し工程は少なくて済むのでクリア塗装はしっかり行いたいところです。

今回も研ぎ出し工程としては3回の工程。

まずはタミヤコンパウンドの粗目でバフがけをしていきます。

次に、ラブラスの布ヤスリ6000番、8000番の順番で水研ぎをしていきます。

個人的な鏡面の目安としては、反射する景色が歪まずに反射する程度と考えているので、研いでは拭き取り、確認、を繰り返し表面を滑らかにしていきます。

8000番まで仕上げるとある程度のツヤが出てきますので、次はコンパウンドで鏡面仕上げを行っていきます。

鏡面仕上げ

鏡面仕上げはドレメルというメーカーのミニルーターにスジボリ堂のバフを取り付け、タミヤコンパウンドの「仕上げ目」で作業を行います。
下地が出ると最悪なので基本的には1周、仕上げ目で傷が無くなるまでを目安に行います。

外装のマスキングと塗装

次にフロントウィンドウをマスキングしていきます。
まずは曲線追従タイプのマスキングテープで枠を作り、広い面積の部分には太目のマスキングテープを使用。
最近のカープラモの場合は、大体どこのメーカーもウインドウのマスキングテープは付属しているのですが、古い模型ですと、ほとんど付属していません。

セルフでやる場合、紙にマスキングをする部分をなぞり、マスキングテープにその紙を合わせカットするなど、いくつかの方法があるようなので、自分にあった方法を今後はいくつかチャレンジしていきたいと思います。

次にボディのセミグロスブラックで塗装する箇所以外をマスキングしていきます。
まずは直線的な部分から。この部分は簡単なので問題なくマスキングできました。
次にウインドウモール等のRがついた部分を曲面追従タイプのものでマスキングしていきます。
ある程度マスキングをし塗装部分を残すようにして、デザインナイフでカット。
塗装しない部分に傷をつけないよう、慎重に作業を行います。

エアブラシでセミグロスブラックを吹き付け作業完了。次に進みます。

外装仕上げ

最後に外装を仕上げて行きます。
まずはウインドウ類とサイドフィンをとりつけます。
取り付けの際特にガイドもなく、一苦労。
マスキングテープで固定しながら接着を行いました。

取り付けに使用した接着剤はセメダインハイグレード模型用接着剤。クリアパーツが綺麗に仕上がりますし、何よりパーツを溶かさず、塗装面も傷まないので、外装パーツの接着やクリアパーツの接着時は、使用頻度はかなり高めです。

次にテールライト裏面にクリアレッドを筆塗、むらなく塗装が出来、乾燥したら、クリアレッド、オレンジ部分の発色がよくなるように、重ねてエナメルのシルバーを塗っていきます。

次にホイールにタイヤを組み込んでいきます。
なんとなくですが、キャップの受け部分が浅いと思ったので、接着剤で固定。
特にフロントが不安定でした。

ここで大事件発生
ボディとシャシーが合体できません笑
干渉場所を突き止めましたので、デザインナイフでカット。
そのあとMr.ポリッシャーPROで均し、セミグロスブラックで塗装を行い無事合体完了。
まったくてのかかる子です。
が、合体したあとのプロポーションは最高です。

パーツの接着
次にボディウインカー部分と、フォグランプにエナメルのクロームシルバーを塗装していきます。
塗装が乾いたらレンズをいれて固定。
そしてナンバープレート、マフラーカッターを順番に取り付けていきます。
マフラーカッターはこのあと先端にピンバイスで穴をあけてみました。

スミ入れ
最後にスミいれをして、エナメル溶剤で拭き取り。
フジミフェラーリ348tsこれにて完成となります。

tsとはテスタロッサのことでしょ?と思い込んでいた制作開始時。
このモデルのことを調べていくと、テスタロッサとは全然違うモデルだということがわかり、色んなモデルがある事を知りました。
こうして車の歴史を紐解く事も、プラモデルを作る上での醍醐味。
また一つ勉強になった気がします。
何はともあれ、完成となったフェラーリですが、ブラックで仕上げたボディ。
磨き傷がなかなか消えてくれず、さらに磨き、クリア層が薄くなり下地を出してしまうという、負のループ一歩手前で仕上げられたかなと思います。
見ていてうっとりするようなフェラーリで大満足です。

本日のブログは以上となります。
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■使用機材など

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