いつもプラモの時間をご覧頂きありがとうございます。
クリア塗装
それにしてもZ32今見てもセクシーなボディですね。
もしかすると歴代Zの中でも一番好きな形式かもしれないZ32。
今回はクリア塗装から行って行きます。
塗装工程は全部で3回。
使用しているエアブラシはタミヤのスプレーワークHGエアーブラシワイドで、塗料はクレオスのGX100のスーパークリア2をガイアカラーT01薄め液で「1:1.5」程度まで薄めて吹き付けています。
塗装工程1工程目は、少し遠めから塗料をふわっと乗せるように吹きつけます。
2工程目はしっかり全体をまんべんなく。
3工程目は仕上げで塗料が垂れる寸前を目安に吹き付けていきます。
万が一垂れてしまった場合はリカバリーに時間を取られるなど、悲惨な事になりますので、慎重に行っていきます。
研出しと鏡面仕上げ
次に研ぎ出しを行っていきます。
クリア塗装後充分に乾燥させた塗装面は、一見ツヤがあるように見えますが、表面にはまだまだおうとつが存在しています。
このおうとつを消していく作業をしていきます。
今回の研ぎ出し工程としてはクリア塗装が良く出来たので2回の工程にしてみました。
まずラブラスの布ヤスリ6000番、8000番の順番で水研ぎをしていきます。
個人的な鏡面の目安としては、反射する景色が歪まずに反射する程度と考えているので、研いでは拭き取り、確認、を繰り返し表面を滑らかにしていきます。
8000番まで仕上げるとある程度のツヤが出てきますので、次はコンパウンドで鏡面仕上げを行っていきます。
次に鏡面仕上げですが今回の工程としては1工程。
ドレメルというメーカーのミニルーターにスジボリ堂のバフを取り付け作業を行って行きます。
研ぎ出しの時点である程度のツヤが確保できましたので、鏡面仕上げはタミヤコンパウンドの「仕上げ目」のみの1工程。
下地が出ると最悪なので基本的には1周、仕上げ目で傷が無くなるまでを目安に行います。
最後にハセガワのセラミックコンパウンドを使用し鏡面仕上げ工程は完了とします。
マスキング検証
次にボディの一部やウィンドウ内側の黒セラミック部分をセミグロスブラックで塗装するのでマスキングをしていきます。
まずはマスキング前にウインドウをハセガワのセラミックコンパウンドでピカピカに。
今回検証として、2パターン用意し試してみました。
まず1つめの検証は、セロハンテープ等の透明なテープを使いマスキングシートを作成する方法。
ウインドウ表面にセロハンテープを貼り、その上から黒セラ部分をなぞり、剥がしてマスキングテープの上に貼り付け、デザインナイフうでカット。
2つめの検証は、まずウインドウ黒セラ部分を水性ペンでなぞり、その上からすかさずマスキングテープを貼り型を転写させ、剥がしてデザインナイフで型通りにカット。
1つめの検証は、用いるセロハンテープ等の透明なテープの種類によっては、とても合理的でいいと思いました。
2つめの検証は、時間がかからなくて良い。用いる水性ペンは太いと転写で滲むインクも多くなり、ラインが太くなるので、細目のほうがいいと思いました。
個人的には2つめの転写方式を極めて行きたいです。何事も練習。
よろしければ参考になれば幸いです。
外装部分もしっかりマスキングをし塗装をする準備が完了となりました。
外装の塗分け
次にウインドウ類と外装モール部分にセミグロスブラックを吹いていきます。
エアブラシの吹付量を気持ち絞り気味にして、滲みを配慮し遠目から、薄く吹き付ける事を心掛け吹いていきます。
塗装を終えたパーツは半乾き程度を目安にマスキングテープを剥がしていきます。
マスキングテープを剥がす際、無理に引っ張りウィンドウがひび割れたり、破損しないよう細心の注意を払いながら剥がしていきます。
仕上げ
次にウインドウの取り付けを行って行きます。
取り付ける前に出来るだけピカピカに磨き光沢を復活。
取り付け自体はスムーズに完了し、Tバールーフ部分をスモークにしたいので、ハセガワのスモークフィニッシュを貼り付けました。
フィニッシュに水をつけ、貼り付けたら水分と空気を除去していきます。
続いてフロントのウインカー部分を調整。
ウインカーランプを表現したいので、ピンバイスで穴を開けました。
そのままウインカー部分とヘッドライトのパーツに対しミラーフィニッシュを貼り付け、反射板を再現していきます。
続いてエナメル塗料のクロームシルバーを使い、サイドウインカーなど細かい部分の塗装と、塗装がはみ出してしまった部分の修正を行って行きます。
そして先ほどピンバイスで穴をあけたウインカー部分に、虫ピンをカットし装着。
裏からはセメダインハイグレード模型用接着剤を流し込みました。
そしていよいよボディとシャシーの合体の瞬間です。
カープラモを制作する上で、この瞬間が一番テンションがあがりますね。
世界のタミヤということもあり、問題なく合体完了。
続いて筆を使用しライト類の塗装を行って行きます。
先ほどクロームシルバーで下地を作っておいたウインカー部分にはクリアーオレンジ、テール部分にはクリアーレッドを使用しました。
テール部分はテールライトのパーツに直接塗装を行うのではなく、ボディー側にクリアーレッド、オレンジを塗装。
テールライトの反射板はパーツに直接クリアーレッド、乾燥した後にエナメルシルバーを塗装します。
バックランプ部分はパーツの裏面にスモーククリアーを塗りました。
これであとは取り付けるのみとなり、完成一歩手前でございます。
いよいよ命を吹き込む瞬間となります。
とその前にボディにワックスを塗布。
細かいパーツが取り付けられてからワックスを拭き上げるのは、サイドミラーやワイパーなどの細かいパーツがクロスにひっかかり破損する恐れがあり、事故につながりますので、取り付け前にピカピカにしておきます。
パーツの取り付けはすべてセメダインハイグレード模型用接着剤を使用し接着。
人間でいう目が入り、ボンネットというシャツを着て完了。
制作当初に目指していた湘南の海沿いを走る可憐な真っ赤なZ像ですが、想像以上にかっこいい出来栄えに大満足です。
ここ最近カープラモを制作していて、確信したことがあります。
制作する上で大事なのは、ツヤと顔だと思いました。
いかに実車のような顔つきにするかで出来栄えがかわってくるのを実感しました。
例えばライトのレンズひとつにしても、レンズ周りのゴムの部分を描いてあげるだけで、実車に近づきます。
今後も実車の写真などとにらめっこしながら、楽しく制作していきたいと思います。
視聴していただけている皆さんが作っているプラモデルが、もっと楽しく作れるような動画でありたい。
そんな気持ちを持ちつつZ32これにて完了とさせて頂きます。
本日のブログは以上となります。
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