【制作】1/24 ARII CORVETTE STINGRAY part1

1/24 ARII CORVETTE STINGRAY

いつもプラモの時間をご覧頂きありがとうございます。

さて今回制作するのは、ロックバンドSOPHIAのボーカル、仮面ライダーWでエターナル役の大道克己を演じた松岡充さんの愛車である通称エバーブルー号を制作していきたいと思います。

シボレー・コルベットC3型とは?

エバーブルー号のベース車両シボレー・コルベットC3型は1968年登場。
今から約52年前の登場となり、日本車でいうと、N360通称Nコロや、いすづの117クーペなどが販売を開始した年でもあります。

アメリカンスポーツの代表格と言えるシボレー・コルベット。
大胆に膨らんだ前後フェンダーとくびれたように見えるボディ中央部がコーラのビンを連想させたことから、“コークボトル”の愛称があります。
ボンネットが車体の約半分を占め、エンジンは前輪より後ろに搭載。

用意されていたエンジンは、V8ターボエンジンで、排気量5L~6Lまで全6種類のエンジンが用意されていたようです。

エンジンがフロントミッドシップ化されたことによりスポーツカーとしての運動性能は高く、販売後は数々のレースに出場。

このC3型は歴代モデルの中でも最もグラマラスなスタイルを持っていると言われおり、当初はコルベット・スティングレイの愛称で親しまれていました。

C3コルベットは、68年にデビューし82年まで生産された歴代コルベットの中でももっとも長い15年という生産期間で、空力にも優れたC3は、コルベットの歴史においても「絶頂期」だったとのことです。

独特なスタイルと、バリエーションにコンバーチブルと量産車初のTバールーフのトップを採用しながらも、シャシーやサスペンションは基本的に先代・C2型のものを引き継いでいます。

特徴であるアイアンバンパーがとりつけられていたのは1968年から1973年まで。
1978年のマイナーチェンジでは5マイルバンパーが取り付けられました。

リトラクタブルヘッドライトの機構は先代から変更され、回転式でなくカバーを上へ持ち上げるオーソドックスなメカを採用。

コルベットC3が登場しなければ、現在コルベットはなかったとも言われており、C3はそれだけ偉大な車であり、アメリカンスポーツカーの象徴ともいえる存在だったことは言うまでもありません。

エバーブルー復活祈願

さて今回制作するのは松岡充さんの愛車エバーブルー号。
先日ニュースにもなりましたが2020年8月22日に松岡さんご自身が運転中に出火。
松岡さんは無事でしたが、エバーブルーは運転席からトランクまで焼けてしまいました。

この映像と情報を聞き、同じく車を大事にしているものとして、いてもたってもいられなくなり、ニッパーを握った次第です。

松岡さんご自身が「エバーブルーは必ず復活させる」とおっしゃっていますので、その復活を祈願し制作したいと思います。

ボディの加工

今回はまずボディの調整加工から行って行きます。
ベースキットはアリイのシボレー・コルベットC3。
エバーブルー号はコンバーチブルですので、Tバールーフ部分とリア部分を削り取っていきます。
まずはデザインナイフでトランク部分とCピラー部分の切り離しを行い、電動リューターにダイヤモンドカッターを取り付けCピラーとボディ部分をカット。
指などを切ってしまわないよう注意しながらカットしていきます。

次に1mmのプラ板をカットし、ルーフ収納部分としてボディに貼り付けていきます。
貼り付けはセメダインハイグレード模型用接着剤を使用し接着。ボディとの隙間にレジン液を流し込み強度も確保してみました。
トランクのフィン部分も切り取り位置を移動させました。
すべての位置やパーツが固定したのち、パテで造形していきます。

パテを削り造形

パテが乾燥したらタミヤペーパーヤスリ400番でガシガシ削り実車の造形に近づけていきます。
グラマラスなコークボトルになるよう、画像や映像をみつつ、エバーブルー号に近づけていきました。
続いてスジ彫りです。
リアルな完成度を追求するにあたり、スジをいれておかないと、塗装を重ねた時に、溝が塗料で埋もれてしまい、リアルなシャープさに欠けてしまう為、非常に重要な工程となりますので丁寧に彫っていきます。

あまり深くし過ぎるとシルエットを壊す原因になったり、パーツが貫通し割れてしまう場合もありますので、あくまでも軽いタッチで3~5回を目安に彫っていきます。

キャンディ塗装下地その1
今回のエバーブルー号、ボディカラーは独特で、透き通るようなブルー。
ターコイズブルーとスカイブルーを足したようなカラーリングで、奥深さもあるような、本当に独特なカラーをしています。
この奥深さはもしかしてキャンディ塗装で表現できるのでは?
と思い、今回は人生初のキャンディ塗装にチャレンジしてみたいと思います。
キャンディ塗装についていろいろ調べてみると、下地にシルバーを塗装し、その上にクリアー系の各カラーを吹き付けることで、下地のシルバーが奥で綺麗にメタリック感を演出し透明感のある光沢に仕上がる模様。
まずは、シルバー塗料を重厚感のある仕上がりにしたいので、ブラックを塗装していきます。

キャンディ塗装下地その2

続いてブラックを塗装したボディにシルバーを塗装していきます。
先ほどのキャンディ塗装の続きですが、メタリック感が奥にあるキャンディ塗装に対して、通常のメタリック系などの塗装の場合は、塗装面の一番手前にメタリックの粒子が来るので、奥行きはないが、表面的な煌びやかなメタリック感は出る。
という個人的にですがこのような見解を持ちました。
どちらの塗装方法も好みがあると思いますので、そのキットや完成イメージに適した手法で、数ある塗装手段の一つとして引き出しを持てればいいなと思いました。
シルバー塗装の工程は、この後塗装する塗料の発色をよくする最終的な部分となりますので、ムラのないよう吹き付けていきます。

モールド追加

ここまで順調かと思っていた矢先、事件発生です。
エバーブルー号の映像を見ていると、トランク部分にモールドを発見。
大慌てでモールドを掘りました。
曲線定規や普通の定規を使用し、デザインナイフであたりをつけ、0.15ミリの超硬ブレードやPカッター等を使用し、堀進めました。
今回はここまで。
次回はキャンディ塗装の本塗装と、内装完成までをお届けする予定です。

本日のブログは以上となります。
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■使用機材など

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