【制作】1/12 TAMIYA HONDA CR450R part1

1/12 TAMIYA HONDA CR450R

いつもプラモの時間をご覧頂きありがとうございます。

スポーツの秋に相応しいモトクロスバイクを制作してみたい!
ということで今回はタミヤのCR450Rを制作していきます。
ライダー付きのキットですので、フィギュア制作のレベルUPも兼ねて楽しんで制作していきましょう。
まずはこのキットのルーツをたどってみたいと思います。

CR450Rとは?/パーツの確認

1966年、ロードレース世界選手権の5クラスを制覇してその名を世界に轟かせたHondaは、1970年代に入るとモトクロスへも本格的に参戦。

そして、1979年にはモトクロス世界選手権500ccクラスでチャンピオンを獲得し、その後もこの最高峰クラスで3年連続のメーカータイトルを勝ち取ることとなります。

このチャンピオンマシン、RC500Mの開発で得た様々なノウハウをつぎ込んで作り上げた、レプリカモデルとも言える市販モトクロッサーがCR450Rです。

1981年に発売されたCR450Rのエンジンは排気量431ccの空冷2サイクル単気筒。
2サイクルエンジンは軽量でコンパクト、しかも同じ排気量なら4サイクルエンジンよりパワフルで高性能を引き出せるという、モトクロスには最適な特徴を持っています。

1960年代後半から70年代にかけて、モトクロスの主流は2サイクルエンジンへと移っていたのです。

CR450Rのエンジンは、38mm径のピストンバルブキャブレターと効率の良いエキスパンションチャンバーを装着して、最高出力51.5馬力を発生します。

フレームはセミダブルクレードルタイプ。

サスペンションはフロントがエア圧併用のテレスコピックタイプ。
リヤサスペンションはHonda独自のプロリンク機構を装備。

さらにストロークやプログレッシブ特性を自由に設定できることもポイントです。

ブレーキはフロントがダブルリーディングシューのドラム、リヤもドラム式を装備。乾燥重量は104kgと軽量で、ハイパワーと優れた足まわりがあいまって高いポテンシャルを発揮。

世界のモトクロスレースで大活躍を見せたのです。

箱を開けパーツを見てみたところ、空冷エンジンは1枚1枚の冷却フィンも立体感十分。

Honda独自のリヤ・プロリンクサスペンションも実感の仕上がり。コイルスプリングは金属製となっています。

タイヤは前後ともブロックパターンを正確に表現したリアルなソリッドゴム製。

ジャンプシーンを再現したモトクロスライダー人形つき。スタンドもついて、ジャンプ姿勢での展示が楽しめます。

タンク等の組立

それではさっそく作っていきましょう。

僕の場合プラモデルを作る順番としては、まずはボディの塗装から行いますが、皆さんはいかがでしょうか?
ボディ塗装は仕上がりを大きく左右する箇所なのでしっかり行いたいところ。
特に本塗装前の下地塗装時に注意すべき点としては、下地塗装前にしっかりプロポーションをよくしておくこと。
合わせ目を消したり、スジをしっかり掘ったり、パーティングラインを消したりなど。
ここを確実にこなし、完成形をしっかり想像しつつ作業を行います。

まずは分割されたパーツを組み合わせ、タンクを組み立てていきます。

パーツをランナーから切り離したら、まずはヤスリやデザインナイフなどで切り離した際に出来てしまう、痕を削り取ります。
これをゲート処理と言いますが、この処理をしっかり行っておかないと、本来滑らかなタンクのはずが、実車には存在しない、凸凹が出来てしまいかっこ悪くなってしまいます。

この処理は塗装を行ってから組み立ててしまうと、接着部分が接着剤等で溶け、塗装が台無しになってしまいますので、組み立てて問題ない箇所は先に組み立ててしまい、そのあと塗装を行っていきます。

僕の場合、他にもカーモデルやバイクプラモ等で、エンジンが付いているモデルは、エンジンの腰下部分などは先に組み立ててしまい、そのあと一気に塗装を行っています。

このほうが効率も上がりますし、接着時の事故の割合も減りますのでオススメです。

接着は速乾タイプの接着剤を分割箇所に流し込み接着。

しっかり固定したのを確認し、裏からセメダインハイグレード模型用接着剤で補強をおこないます。

接着が乾き固定したのを確認したのち、次は400番のペーパーヤスリを使用し、タンクの合わせ目を消していきます。
合わせ目部分にかなりの段差がある場合は、パテを使用し段差を滑らかにしていきます。
今回のCR450Rのタンクは、そこまで段差がなかったので、軽くペーパーヤスリで整え下地塗装の準備が出来ました。

下地塗装

次にタンクやそのほかのパーツに、本塗装前の下地塗装をおこなっていきます。

今回のカラーリングとしてはタミヤのピュアレッドを塗装する予定ですので、手持ちのタミヤ缶スプレーピンクサフェーサーを吹き付けます。

缶スプレーの場合、塗料が一度にたくさんでるので吹き付ける際には注意が必要です。
持ち手の左から右へ素早く吹き付けるよう心掛けていて、薄く重ねて吹き付け、むらのない仕上がりになるように吹き付けています。

また気温の低い場所に保管していたスプレー缶は手に持った際に温度が上がりスプレー缶の中に結露が溜まってしまいます。

その状態で吹き付けると、だまになってしまい、吹付が安定しない場合がありますので、吹き付ける前に缶をお湯などにつけ、常温にし、良く振ってから使う等注意が必要です。

また室内での吹付作業は、臭いが充満してしまうので、吸い込みが強力な塗装ブースなどを設置し、充分換気をしながら行うとよいでしょう。

GX114最強説

次にパーツのツヤを消していく作業を行います。
今回のCR450Rですが、競技用のバイクのためか、エンジンもタンクなどと同じカラーであるレッドが指定されています。
しかもツヤのないフラットレッド。
ここでクレオスのGX114番、スーパースムースクリアーが大活躍。
数あるつや消しクリアーの中でもこのスーパースムースクリアーは、しっとりなめらかな質感で仕上がり、自然なつや消しを表現してくれます。
滑らかなマットを表現したい場合はオススメです。
その他エンジンと一緒にデカールを貼り付けたシート、マフラーも一緒に吹き付けを行いました。

本日のブログは以上となります。
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■使用機材など

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