【制作】1/24 AOSHIMA TOYOTA SPRINTERTRUENO AE86 part3

1/24 AOSHIMA TOYOTA SPRINTERTRUENO AE86

制作part3

クリア塗装

今回はクリア塗装から行っていきます。
工程は3回行います。
1回目は少し遠めから塗装面に塗料を表面にふわっと乗せるように吹きつけます。
表面がざらっとする程度を目安に吹き付けるといいと思います。

2回目はしっかり全体をまんべんなく。
この2回目の吹き付けが乾燥した時点で、一度2000番の紙やすりで軽く表面を整え3層目に入ります。

3回目は仕上げで塗料が垂れる寸前くらいを目安に吹いていきます。
万が一垂れてしまった場合はリカバリーに時間を取られるなど、悲惨な事になりますので、慎重に行っていきます。
使用しているエアブラシはタミヤのスプレーワークHGエアーブラシワイドになります。

研ぎ出し

次に研ぎ出しを行っていきます。
クリア塗装後充分に乾燥させた塗装面は、一見ツヤがあるように見えますが、表面にはまだまだおうとつが存在しています。
このおうとつを消していく作業を行います。
クリア塗装時の塗料が垂れる寸前を目安にというのが、ここで生きてきます、
というのも、表面が滑らかなほど研ぎ出し工程は少なくて済むのでクリア塗装はしっかり行いたいところです。

今回も研ぎ出し工程としては3回の工程。

まずは耐水ペーパーの3000番で表面をならしていきます。

次に、ラブラスの布ヤスリ6000番、8000番の順番で水研ぎをしていきます。

個人的な鏡面の目安としては、反射する景色が歪まずに反射する程度と考えているので、研いでは拭き取り、確認、を繰り返し表面を滑らかにしていきます。
8000番まで仕上げるとある程度のツヤが出てきますので、次はコンパウンドで鏡面仕上げを行っていきます。

鏡面仕上げ

鏡面仕上げはドレメルというメーカーのミニルーターにスジボリ堂のバフを取り付け、タミヤコンパウンドの「仕上げ目」で作業を行います。
下地が出ると最悪なので基本的には1周、仕上げ目で傷が無くなるまでを目安に行います。
今回は傷が思った以上に消えてくれなかったので、バフを取り換えつつ2周行いました。
ホワイトのボディだと傷があまりわからないので、何度も光にあてては磨くことを繰り返し、つるつるの鏡面ボディに仕上げることが出来ました。

バフ掛けが終わったら中性洗剤でコンパウンドを洗い流し、流しきれなかったコンパウンドは、先が細いつまようじ等で取っていきます。

マスキング

次にボディの一部やウィンドウをセミグロスブラックで塗装するのでマスキングをしていきます。

ウインドウのマスキングはマスキングシールがありませんので、自力で頑張ります。

曲線部分で威力を発揮するタミヤの曲線用マスキングテープがここで大活躍。
ある程度のマスキングをしたら、幅の広いマスキングテープで残りの面をマスキング。

角の部分やマスキングしにくい箇所はマスキングゾルを使用しました。

次にボディのマスキングですが、前後バンパーはホワイト部分のみをマスキング。
ボディ本体はウインドウモールとサイドステップ以外をマスキングしていきます。
ウィンドウモールはある程度適当にマスキングシールを貼り付けモールに合わせてカット。

ボディーに貼り付けたマスキングテープの粘着力が高まる前に塗装を行っていきます。

パーツ塗装

次にセミグロスブラックを吹いていきます。
吹付量を気持ち絞り気味にして、滲みを配慮しながら遠目から吹いていきます。

塗装を終えたパーツはすぐにマスキングテープを取っていきます。
マスキングテープを剥がす際、引っ張りすぎてウィンドウがひび割れたり、破損しないよう細心の注意を払いながら剥がしていきます。

マスキングテープを剥がしていると、滲んでしまった箇所を発見したので、塗装面が乾いていることを確認してからリカバリーをしていきます。
コンパウンドを付けた綿棒などでじっくりリカバリーし、綺麗に整えました。
ここで使用する綿棒はクレオスの先端極細硬化タイプ綿棒で、先端が細くなっているので細かい部分を処理する際に重宝しています。

仕上げ

次にいよいよ最終段階、仕上げを行っていきます。
まずは塗装が終わったウィンドウをハセガワのセラミックコンパウンドで磨いていきます。
このセラミックコンパウンドの説明書にも書いてある通り、ウインドウ等のクリアパーツを磨くと細かい傷が消えて滑らかな表面になります。
ウインドウもピカピカだとよりリアルに仕上がるので必須工程として毎回磨いています。
磨き終えたウインドウをボディに取り付けましたが、歪んでいて合いが悪いので、しばしの間組体操をしていただきます。

組体操を終えたボディの鍵穴に虫ピンを取り付けていきます。0.6ミリの虫ピンでこちらもリアルに仕上げる為の必須工程となり、特に古いカーモデルを制作する際は必ず行っています。

次にハセガワのミラーフィニッシュをルームミラに貼り付けていきます。ある程度大きめのサイズのものを貼り付け、後程デザインナイフでカット。そのまま内装に取り付けていきます。

次にヘッドライトを組み立てていきます。
このヘッドライトはボディに取り付けた後、開閉できるロジックとなっています。ミラーフィニッシュを反射面に貼り付けレンズを取り付け組み立て完了。リアルなしがりになったかと思います。

次にフロントのワイパーを取り付けていきます。
まずは不要な部分をカットし、ヤスリで整えます。とても細いパーツなので折れないように丁寧に整えました。セメダインハイグレード模型接着剤を使い接着。

次にホイールとタイヤを組み立てます。
ホイールサイズは16インチで少し大きいような気もしますがかっこいいのでOK。
前後それぞれ組み込んでいき足回りにぶっ刺します。
取り付けたホイールのセンターキャップをセミグロスブラックで筆塗。
完成まであと少しです。

次にテールライトを取り付けます。このキットは予めテールライトがクリアレッドとクリアオレンジで塗装されていました。
裏面からエナメルのシルバーを入れ、レンズの淵をマジックペンで塗り、調整してから取り付けました。
レンズの淵をブラック等で細目に囲むとゴムの部分が再現できリアルに仕上がるのでオススメです。

最後にドアミラーとウインカーレンズを取り付け完成となります。

イニシャルDで一層人気に拍車がかかったスプリンタートレノAE86。
いじりがいのある4AGエンジンから駆り出されるレスポンスとサウンドと共に発売から何十年もたったいまでも、車好きの間での人気は衰えることを知りません。
発売当時の同年代の車CR-Xともぱしゃり。
この時代の車は本当にかっこいいですし、一つ一つのモデルが個性があり大好きです。
アオシマから発売された初めて作ったトレノ。
とても作りやすく仕上がりも大変満足のいくものとなりました。
以上アオシマスプリンタートレノAE86の制作はこれにて完了となります。
お付き合いいただきありがとうございました。

本日のブログは以上となります。
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■使用機材など

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