「4バルブ3キャブ2カム!幻のZ432R」

1/24 HASEGAWA FAIRLADYZ 432R

1/24 HASEGAWA FAIRLADYZ 432R part1

みなさんこんにちわ。

制作過程を3つの動画にわけ、完成までを収録しているプラモの時間へようこそ 

日産からまもなく発売される新型Zにあやかり、夏はZでしょ!という強引な理由付けから今回はZ祭りを開催!

幻のZとネオクラシカルな31を同時に制作していきたいと思います

まずはZ432Rがどんな車だったのか紐解いていきましょう

Z432Rとは?

シンプルにわかりやすくいうと、ハコスカGT-Rのエンジンを載せたのがZ432で、そこから更に軽量化などを加えレースのベース車両になったのが432Rというところでしょうか

1969年11月、オープンボディのフェアレディに代わって、ロングノーズとショートデッキのクローズドボデ

ィという大胆なクーペスタイルとなって誕生したのが初代フェアレディZです。

日本国内ではL20型とS20型の2種類のエンジンが設定され、アメリカにおいてはダットサン・スポーツのブランドで、2.4、2.6リットルの直6エンジンを搭載した240Z、260Zが発売され、絶大な人気を誇りました

同時期に発売されたZ432はスカイラインGT-Rに搭載された名機S20型エンジンが搭載されたモデルで、DOHC 4バルブ/3連ソレックスキャブ/2カムシャフト(432)で構成された直6DOHCエンジンは5速マニュアルミッションとの組み合わせで、最高速度は210km/hにも達しました。

後にはボディをFRPパネルなどで軽量化したレーシングベース車両のZ432Rも設定され、レースシーンでも活躍。

Z432は四百数十台、Z432Rは三十数台の生産にとどまり、その超少量モデルは今でも、”幻のz”として語り継がれています。

仮り組み

それでは早速仮組みから

足回りの仮組みから行なっていきます

サスパーツに対しディスクパーツをセメダインハイグレード模型用接着剤で弱めに接着

この接着剤は乾くとゴムのような弾力のある表面に変化するので、仮ぐみが済んだらピンセットなどで容易にこの接着部分を取ることができ、きれいな状態で塗装に移ることができる接着剤

仮組みには欠かせません

フロントリアと組み付けボディにはウインドウを取り付けて、シャシーとボディを合体

その後ホイールを取り付け仮組み完了

展望としてはホイールはワタナベに変更し、車高は432Rらしくあまり落とさずに品のある範囲内にしておこうと思います

キットの内容を確認していく段階で、驚いたのがパーツ点数の少なさでしょうか

最近は最新のハセガワのキットばかり製作していたので、なんとなく物足らないような有難いような複雑な気持ち

ですが、パーツ一つ一つのディティールやボディやシャシーはハセガワということもあり精密で文句なし

シンプルなパーツ点数ですが、リアルな完成を目指せるかと思います

スジ彫り

次にスジ彫りを行って行きます。

使用しているツールはタミヤ製のスジ彫り超硬ブレードで、0.15mmの刃を装着したものと、0.2mmの刃を装着したものを使い分けています。

0.15mmは全体的なスジ彫り

0.2mmはドアやボンネットなどの開閉パーツ部分に使用し溝の太さでリアルさが出るよう演出しています。

リアルな完成度を追求するにあたり、パーツそれぞれに対しスジをいれておかないと、塗装を重ねた時に溝が塗料で埋もれてしまい、シャープさが欠けてしまうので、そうならない為にもしっかり丁寧に彫っていきます

といってもあまり深くし過ぎると、不自然なシルエットになってしまったり、パーツが貫通し割れてしまう場合もありますので、あくまでも軽いタッチでそれぞれ3~5往復を目安に。

スジを入れる際、ブレードがスジからはみ出し、ボディに傷がついたりしてしまわないよう慎重に慎重に掘っていきました

パーティングライン消し

続いてこの矢印部分のパーティングラインを消す作業、その他にバリなどを取り除いていく作業となります。

メーカーの製造過程で、金型同士を合わせてパーツを整形している為、どうしても付着してしまうのがパーティングラインや、バリです

これを消すのと消さないのでは、仕上がりに大きく影響を与えることに。

パーティングラインの確認方法としては、大体のカープラモデルは真上から見た際、縦一直線に入っている場合が多く、実際に指で触り段差を確かめながら作業を進めていきます

作業手順としては、320~800番程度のペーパーヤスリで、ボディ全体にあるパーティングラインを水研ぎで取り除いていくのみ

作業時の注意点として、キットによっては細かなプレスラインもありますので、その部分まで削ってしまわないよう注意が必要となります

他にも前後バンパー周辺や、ボンネットとAピラーがこうさする箇所、特に前後バンパー周辺は頑固なラインが形成されていることが多いので、根気よく処理をしていきます

パーツの加工

次にパーツの加工を行なっていきます

旧車あるあるのキーシリンダーですが、キットによってはモールドされていることが多く、ここはアドラーズネストのブラインドリベッドヘッドに置き換えていきますので、穴開け加工を

まずはモールドされているキーシリンダーをニッパーでカット

ボディに傷がつかないよう慎重にカットです

その後ペーパーヤスリで均し、田宮の精密ピンバイスセットを使い、0.8mmのドリルで穴を開けていきました

説明書指定のフェンダーミラー部の穴開けも同時におこなておきます

同じくダッシュボードのグローブボックス、ハンドル付近のキーシリンダー部分にも穴開け加工をし完了です

下地塗装

続いて、本塗装をする前の下地としてガイアノーツのエヴォホワイトを吹いていきます

この下地処理は、深いツヤのある仕上がりを目的とするのであれば、必須作業

パーティングラインを消すために、ボディ表面を削ったり、ヤスリのあとが残ってしまった場合は、必ずサフェーサーを吹いて本塗装の前に表面を滑らかにしておくことが大事です

いかに下地処理の段階から滑らかな表面を作り上げることができるか!

ということが重要かと思いますし、何より下地の段階からこの表面を意識しておくと、後々鏡面仕上げの工程で凹凸が少なく仕上がるので、作業時間を短縮出来効率があがります。

サフェーサーを吹き、パーティングラインや傷も消え綺麗なボディーラインになったことを確認し、次の作業に移っていきますが今回はここまで

次回はインテリア完成までをお届けする予定です。

ご覧頂きありがとうございました。

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