「3Dプリンターでパーツ追加」

1/24 HASEGAWA NISSAN BLUEBIRD 1600 SSS P510WTK

1/24 HASEGAWA NISSAN BLUEBIRD 1600 SSS P510WTK part2

みなさんこんにちわ。
1つのプラモデルを3つの動画にわけ、完成までを収録しているプラモの時間。

いつもご覧頂きありがとうございます


ボディ塗装

今回はボディ塗装からインテリア完成までを収録しましたので、よろしければご覧ください。
まずはボディ塗装から行ってまいります。
キットのモデルである510系ブルーバードに当時用意されていたボディカラーは全8色で、ホワイトやレッド等のベーシックなカラーから、ジャマイカんベージュメタリックやアイスランドグレーなど、特殊なカラーもあり、すべてのカラーネームにサファリやスパニッシュ等の地名を取り入れ、世界を意識した展開をしていたようです

この中から今回はレトロで渋い510を目指すべく「サファリブラウン」をチョイスし制作していきたいと思います

調色方法はタミヤのピュアイエローをベースにクレオスのココアブラウン、隠し味に同じくルマングリーンをそれぞれ8:2+グリーンが一滴で作ってみました

ボディ塗装の工程としては3工程で、
1工程目は各曲線や角と呼ばれる部分を中心に
2工程目はルーフやボンネット等を中心とした広い面積の部分

3工程目は各部ムラのないよう塗装をしていきます


塗分け(エアブラシ)

次にエアブラシを使用した塗分けを行います。

塗装工程の順番としては、下回りパーツやメタリックパーツの下地としてブラック系
次にシルバー等のメタリック系
最後にそれ以外のカラーとなります
またメタリック系の塗装工程では、素材の違いを演出するため、マスキングテープやマスキングコート剤でマスクをしたあと、ミッションケースや、マフラー触媒部分にはフラットアルミを吹き付け

さらにエキゾーストパイプ部にはスーパーチタンを吹き付け

ホイールにはクレオスのスーパーゴールド2にブラックを少量混ぜブロンズに調色したものを吹き付けてあります

インテリアに関しては説明書指定通りではなくベースにセミグロスブラックを塗装し、シートファブリック部分には、クレオスのつや消しスムースクリアー(GX114)を塗装

素材の違いを表現してみました

最後にクリアパーツです
ウインカーパーツにクリアオレンジを3周程重ねて塗装
うまくゴム素材の表現が出来るか心配だった3Dプリンタで出力したタイヤの塗装もエヴォブラックの吹き付けで問題なさそう

これでエアブラシを使用した塗分けの完了です


塗分け(筆)

続いて筆を使用した塗分けを行っていきます

筆で塗分けたパーツは主にインテリアパーツで、旧車のインテリアはブラックの使い分けとメッキと木目の表現が上手に仕上げるキーポイントだと思っているのでポイントを押さえた上で仕上げていきます

まずはダッシュボードパネルに対し、アクリルのシルバーを差込みます
エアコンルーバーはそこからさらにスミ入れ塗料のブラックをいれ、エナメル溶剤を染み込ませた綿棒で、余計な部分を拭き取りシルバー部分を浮き上がらせメッキ表現としました

自作出力したくるくるハンドルやドアノブパーツのふちには4アーティストマーカーのシルバーでメッキを表現

ハンドルとシフトノブの木目は下地にエナメルシルバーを、そこからさらにウッドブラウンをドライブラシ気味で重ね、塗料が乾いたらクリアオレンジを全体に塗装し木目としました

ウインカーレンズには裏面からシルバーを塗装し、透け防止と発色UPとします

デカールの貼付

このキットに付属しているデカールは非常にシンプルなものでして、エンブレム類とメーター類を貼ったら完了してしまいます
そこで少し物足りなかったので、リアルを追求しリアテール下に「NISSAN」という販売店っぽいデカールを自作し、貼り付けておきました

メーター類のデカールに関しては、付属デカールをそのままカットし貼り付けると、余白部分までついてきてしまい、メーター内に収まらないので、円形になっているメーターデカールのギリギリをカットし貼り付けを行いました

デカールの水分を除去したのち、レジン液とブラックライトでデカールの保護と、メーターカバーの表現としました

シフトノブのデカールはセメダインハイグレード模型用接着剤で貼り付け、シフトノブの形状に馴染ませました


足回りの調整

続いて足回りの調整です
今回はホイールを3Dプリンターで自作し、渋めに仕上げていきたいと考えているので、車高を落とす調整を行っていきます

まずはフロント部分

ショックアブソーバーをカットし、カットした部分を2ミリのピンバイスで穴をあけ、そこに2ミリのステンレスロッドをカットしたものを接着

ロッドが固定したらジャンクパーツよりポリキャップを差込み、車高を調整した上で上下で固定

合わせてロアアームの取り付け部分も下がりますので、1.5ミリのプラバンで新設し穴をあけ、サスパーツがしっかり固定するように調整

リアはシャシー側、デフパーツ取り付け部のセンターのダボを2ミリ程カットし調整完了です

下回の組立

次に下回りの組立です
調整した足回りのパーツとマフラー等を取り付けていきます

まずはフロントの足回りパーツを接着

見栄えをよくする為に付属のアームパーツやバーも併せて取り付けていきます

ここで気付いたのですが、付属のロアアームパーツにプラバンを取り付け車高調整をしたほうが、スムーズだしシンプルだと思いました

ここは次回への宿題とし進行していきます

舵とりパーツに関しては、こちらも車高を下げたことにより長すぎて取り付けられない状況になっているので、センターでカットしジャンクパーツからチューブをカットしたものでカットしたパーツ同士をつなぎ、取り付けました

最後にリアパーツとマフラーを取り付け完了です

余談となりますが、今回3Dプリンタで出力したホイールは、塗分けしやすいようにリム部分を別で出力してみましたが、思った通り塗分けがしやすく、これは旧車大好きなプラモの時間のスタメンパーツになりそうです

インテリアの組立

最後にインテリアの組立です
まずはカーペットの表現としてダイソーのフェルト生地よりブラックをチョイス
長さを測りカットしセメダインハイグレード模型用接着剤で接着していきます

ダッシュボードパネルのメッキ部分は0.3ミリのピアノ線をL字にカットしたものを2つ組み合わせメッキ部の再現としてみました

次に今回の裏テーマとした3Dプリンターでのパーツ出力ですが、ホイールに次いで、インテリアパーツもいくつか出力してみました

シートべルトバックルに、カークーラー、それと内張の再現が簡素でしたので、アームレストにくるくるウインドウハンドル、ドアノブを出力

これが個人的に大当たりでして、いざ塗装をし各部に取り付けてみると、リアルさがまし、より立体的なインテリアが再現できたと思います

自身で思い描いたパーツを簡単に出力できる時代になり、可能性しかない3Dプリンター

今後もプラモデル制作と同じくらい手を動かし、色んなパーツを作りリアリズムを磨いていきたいと思います

さて制作のほうは、シートにフィニッシャーズのシートベルトと自作したバックルを接着

グローブボックスとハンドル部分のキーシリンダーにはアドラーズネストのブラインドリベットヘッドSを取り付け

カークーラーには支えとなるパーツをプラ棒で取り付けた上でダッシュボードに接着

ドアノブやリアシートにシフトノブ、フロントシートにダッシュボードを取り付け、シャシーに合体しインテリアの完成です

シンプルで旧車らしいインテリアを眺めつつ今回はここまで
次回は完成までをお届けする予定です

ご覧頂きありがとうございました。
このブログをYOUTUBEにもまとめていますので、よろしければこちらもご覧ください。

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