1/24 HASEGAWA NISSAN BLUEBIRD 1600 SSS P510WTK part1
みなさんこんにちわ。
1つのプラモデルを3つの動画にわけ、完成までを収録しているプラモの時間。
いつもご覧頂きありがとうございます。
今回は最近3Dプリンタでホイールを作ることを覚えたので、さっそく実車に取り付けてみたいと思いそのホイールが似合いそうな510ブルーバードをチョイス
激渋で街でよくみかけたであろう姿を想像しつつ組み上げていきたいと思います
まずは510ブルーバードがどんな車だったのか紐解いていきましょう
510 ブルーバードとは?
1959年8月に初代ブルーバードが誕生
発売と同時に市場の人気を独占しファミリーカーとして確固たる地位を築きました
歴代のブルーバードの中でもっとも脚光を浴びたのは1967年8月にデビューしたこの3代目の510系です
510系のパワーユニットは、4気筒SOHCで、ファミリーユースの1300シリーズにはシングルキャブレターを備えるL13型を、1600SSS(スーパースポーツセダンの略)にはSUツインキャブレター備えるL16型を搭載
サスペンションは4輪独立懸架となり、卓越したコーナリング性能と優れた操縦性を実現しました
内外装も精悍なブラックマスクのグリルに、3本スポークのウッドステアリング、タコメーターに砲弾型ミラーなどのスポーティ装備が標準となりました
国際ラリーに積極的に参加してきた日産は、1970年3月、第18回サファリ
ラリーで、1600 SSSが総合優勝とチーム優勝を獲得する快挙を成し遂げ、
ブルーバードの優秀性を世界に示しました
それではさっそく仮組にとりかかっていきましょう
仮り組み
キットの確認からですが、少し前のハセガワ製ということもあり、パーツ構成は非常にシンプルなもので、バリなどもありますが、このあたりはしっかり紙やすり等で整えつつ進行していきたいと思います
ボディは完璧なシェイプで一目で510ブルーバードだ!とわかる様相
他にもノーマルのホイールが付属されていますが、現代の車と比べるとその細さにびっくり!
自作ホイールとの兼ね合いを構想しつつ進行していきます
まずは下回りの仮組から
タイヤとホイールを組み、足回りパーツに取り付けていきます
ホイールをハブに対し取り付ける際、ホイール側のポリキャップ取り付け穴が若干大きいせいか、ホイールを取り付けてもすぐに外れてしまうので、ノーマルホイールで組み上げる際は注意が必要だと感じました
続いてボディに対しウインドウを取り付け
こちらはスムーズに取り付けることが出来特に調整は必要なさそうです
ボディとシャシーを合体したらマスク類を取り付けていきます
フロントマスクはボディに取り付ける際きつめでしたので、ここは要調整
リアテールはクリアパーツが付属していないこともあり塗分けが大変そうです
仮組の接着や固定はセメダインハイグレード模型用接着剤と、マスキングテープを使用しました
スジ彫り
次にスジ彫りを行って行きます。
使用しているツールはタミヤ製のスジ彫り超硬ブレードで、0.15mmの刃を装着したものと、0.2mmの刃を装着したものになります。
用途としては、0.15mmの超硬ブレードは全体的なスジ彫り、0.2mmの超硬ブレードは刃の細さが0.15mmのものよりも太いので、ドアやボンネットなどの開閉パーツ部分に使用しています。
リアルな完成度を追求するにあたり、ボディのパーツそれぞれに対しスジをいれておかないと、塗装を重ねた時に、溝が塗料で埋もれてしまい、リアルなシャープさが欠けてしまうので、そうならない為にもしっかり丁寧に彫っていきます。
といってもあまり深くし過ぎると、不自然なシルエットになってしまったり、パーツが貫通し割れてしまう場合もありますので、あくまでも軽いタッチでそれぞれ3~5回を目安に。
尚且つボンネットやドアなどの開閉パーツ部分は、他のパーツとの差を明確につけるためにも、0.2mmの超硬ブレードを使い太めのラインになるよう意識しながら、しっかり彫っていきます。
パーティングライン消し
続いてこの赤線部分のパーティングラインを消す作業、その他にバリなどを取り除いていく作業となります。
メーカーの製造過程で、金型同士を合わせてパーツを整形している為、どうしても付着してしまうのがパーティングラインや、バリですが、これを消すのと消さないのでは、面がより滑らかになるなど仕上がりに大きく影響してきます。
パーティングラインの確認方法としては、ボディを真上から見た際、縦一直線に入っている場合が多いので、実際に指で触り段差を確かめながら作業を進めていきます。
作業手順としては、800番程度のペーパーヤスリで、ボディ全体にあるパーティングラインを水研ぎで取り除いていきますが、取り除く際の注意点として、細かなプレスラインもありますので、その部分まで削ってしまわないよう注意が必要となります。
カーモデルの場合、前後バンパー周辺、ボディを真上から見た際にリアからフロントまで一直線にパーティングラインがあり、特に前後バンパー周辺は頑固なラインが形成されていることが多いので、根気よく処理をしていきます。
ボディの調整加工
続いてボディの調整加工です
パーティングラインは綺麗に消えましたが、フェンダー裏やサイドシル裏、ウインドウモール裏側には多少のバリがあったので、まずはここをペーパーヤスリで除去し、綺麗なラインになるよう整えていきます
バリを除去し整えたらモールドされているキーシリンダー、左右のドアにトランク、給油口カバーに対し穴をあけていきます
使用しているツールはタミヤの極細ドリル刃セットより0.8ミリのドリルと、同じくタミヤ製の精密ピンバイスを使用しました
ボディに傷がつかないよう細心の注意を払いながら穴をあけていきます
のちにこちらは完成手前でアドラーズネストのブラインドリベットヘッドを取り付けキーシリンダーを再現していきたいと思います
こういった金属パーツがあるだけでリアルさが倍増
プラモの時間ではこのリベットは最早スタメンパーツとなっています
下地塗装
続いて本塗装をする前の下地としてクレオスのベースホワイトを吹いていきます
この下地処理は、深いツヤのある仕上がりを目的とするのであれば、必須作業になります。
また、パーティングラインを消すために、ボディ表面を削ったり、ヤスリのあとが残ってしまった場合は、必ずサフェーサーを吹いて本塗装の前に表面を滑らかにしておくことが大事です。
いかに下地処理で滑らかな表面を作り上げるか!
が重要な事かと思いますし、下地の段階からこの表面を意識しておくと、後々鏡面仕上げの工程で、時間を短縮出来たりするなど、効率があがります。
サフェーサーを吹き、パーティングラインも消え綺麗なボディーラインになったことを確認し、次の作業に移っていきますが今回はここまで。
次回はインテリア完成までをお届けする予定です。
ご覧頂きありがとうございました。
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