1/24 TAMIYA TOYOTA SUPRA part2
みなさんこんにちわ
制作の過程を3つの動画にわけ、完成までを収録しているプラモの時間へようこそ
今回は制作ご依頼品、80スープラの制作パート2。
この動画では、彩度の調整が難しい独特なボディカラーの調色工程や、よりリアルに見せるためのインテリア仕上げなど、塗装に重点を置いてまとめました。
塗装完了からインテリア完成までの工程をじっくり収録しています。
細かな質感表現にもぜひ注目してご覧ください。
それでは、いってみましょう。
ボディ塗装
まずはボディ塗装から。
今回は開閉加工「パカパ化」を施しているため、塗装の段取りが極めて重要です。
ドアやボンネットの「内側」が露出するため、まずはバラバラの状態で裏面を丁寧に塗装。
その後、ボディに仮固定して外側を一体で塗装することで、パネルごとの色のちぐはぐさを防ぐ戦略をとりました。
併せてシャシーも同色で仕上げています。
当時のカタログをリサーチすると、スーパーホワイトIIやブラックなど魅力的な色が並びますが、今回は「シルバーメタリックグラファイト」をチョイス。
調色はクレオスのスーパーファインシルバーをベースに、ブラックで彩度を落とし、隠し味にブルーを1滴投入して鮮やかみを出しました。

この絶妙なメタリック感が、80スープラのグラマラスな曲線をより一層引き立ててくれますね。
塗料はガイアの薄め液(T-01)で1.5倍に薄めて、エアブラシで塗装していきます。
使用しているエアブラシは田宮のトリガータイプで口径は0.3mmのものを使用。
メタリック用とソリッド用で2本を使い分けています

塗装の流れは3ステップ。
まずは1工程目、各パネルのエッジやライン、角の部分を中心に吹いていきます。
続いて2工程目、ルーフやボンネットなど広い面積を丁寧に塗装。
そして最後の3工程目で、ムラにならないよう全体を整えるように仕上げていきます。
塗分け(エアブラシ)
続いてエアブラシによる塗り分けです。
開閉加工の影響で内張の上側に隙間ができるため、
2mmのプラ材を追加して形状を補正しています。
インテリアはマスキングの手順を逆算し、まずは質感を重視してラバーブラックを全面に塗装。

その後、サークルテンプレートを駆使した精密マスキングを行い、
ブラック、艶あり、艶なし、セミグロスを使い分けることで、
単調になりがちな車内にコントラストと高級感を与えました。
エンジンルームのブレーキマスターシリンダーは、
下地にホワイトサフを吹いてからクリアイエローを筆塗りし、
その上からフラットホワイトを薄く重ねて、透けて見えるブレーキフルードを再現しています。
メカニカルパーツも同様にコントラストを意識し、
フラットアルミ、チタンシルバー、スーパークロームを各部に配置。
ホイールはあえて粒子の細かいグラファイトブラックで塗装し、足元を引き締めました。

テールランプはバックランプ部をマスクしてクリアオレンジ、
さらにマスクを重ねてクリアレッドを塗装。
RZグレードの象徴であるビルシュタイン製サスペンションは
鮮やかなイエローで仕上げ、マフラーにはクリアオレンジとブルーで「焼け」を表現し、
スミ入れでディテールを強調しました。

塗分け(筆)
ここからは「神筆」を武器にした精密な筆塗りセクションです。
まずはメタリック系からスタート。
フラットアルミやゴールド、メタリックグレーを使い分け、
視覚的な情報量を増やしていきます。

次にブラック系ですが、ここでも部位に合わせて「艶」をコントロールすることが、
完成後のリアルさに直結します。
インパネの細かなボタン類は、
極細に削り出した爪楊枝にシルバーを乗せてスタンプするように再現。

ネジの頭などは4アーティストマーカーのシルバーでパキッと際立たせました。
そして仕上げにアクセントカラーを配置します。
3D製のシートベルトバックルやハザードボタンにはレッド、
オイルエレメントにはブルーを。
さらにインパネの液晶部は下地のシルバーの上に
クリアグリーンを重ねて発光感を演出しました。
ブラックとシルバーが基調の車内において、
こうした数ミリの「挿し色」を探して命を吹き込む作業こそ、カーモデル製作の醍醐味と言えますね。
下回の組立
続いてはシャシー側の組み立てに移ります。
今回は足回りの加工依頼はないため、説明書通りの「ストレートビルド」で進行します。
しかし、ただ組むだけではありません。
普段は見ることができないシャシーの骨格やエンジンのメカニズムを、
世界のタミヤによる完璧なモールドで堪能しながら進める時間は、まさに至福のひとときです。

フロントのステア機構はロッドパーツが非常に細いため、破損させないよう慎重にジョイント。
組み立ての合間にも、ボルト一本一本にシルバーを入れてディテールを拾い上げます。
イエローのビルシュタインサスがシャシー裏で強烈な存在感を放っており、
非常に「映える」仕上がりになりました。




エンジンもパッケージングされたパーツを塗装して組むだけで、これほどまでにリアルな情景が立ち上がります。
2Jエンジンのツインターボ部分をメインに完璧なモールドです





この部分はタミヤ模型が世界中のモデラーに愛される理由を、
あらためて肌で感じることができるセクションでもあります。
エンジンや足回りのデカールは今後の作業もありますので完成間際にはりつけるとし、くみあがったエンジンルームにはサーモススタット部にシュナイダーのクロームマーカー、バッテリー部にレッドを差し込んでおきます

デカールの貼付
次にボディと内装に魂を込めるデカール作業です。
ボディ各所のエンブレムは、
位置を決めたら綿棒や筆を使って中心から外へ水分と空気を追い出し、
パーツの曲面にしっかり密着させます。
インテリアのメーターパネルは、
マークフィットを使用してデカールをパーツに馴染ませるのが「ひとつ上の仕上がり」への隠し味です。

さらに、メーター部分と車名プレートにはクリアレジンを薄く流し込み、ブラックライトで瞬間硬化。

これにより、メーターの「ガラスケース」の質感を再現しつつ、
デカールを物理的に保護する堅実な仕上げを施しました。
インテリアの組立
最後はいよいよインテリアの総仕上げです。
ダッシュボードには3D製の「発煙筒」をオプションで追加し、
実車の雰囲気を高めました。

さらに、ハンドルステーのキーボックスにはピンバイスで穴を開け、
3D製のキーシリンダーを埋め込んで解像度を爆上げしています。




フロアマットには、ダイソーのブラックフェルトを形状通りにカットして、
セメダインのハイグレード模型用接着剤で固定。
これだけで車内の密度が劇的に変わります。
シートにも3D製のベルトバックルを追加し、視線を集めるポイントを作りました。
センターコンソール、シート、ダッシュボードをバスタブに固定し、ついにシャシーと合体です。

組み上がったインテリアを眺めると、
シルバーのコントラストと細かなアクセントカラーが見事に調和しています。
パート2を振り返ると、徹底した「色の使い分け」と「事前工作」が、
この密度の高い空間を生むための作業であったことがお分かりいただけるはずです。











ということで今回はここまで
次回は完成までをお届けする予定です
ご覧頂きありがとうございました
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