「ここ、どう塗る?解像度を上げるディテールアップ術」

1/24 TOYOTA GR Supra CUSTOM

1/24 TOYOTA GR Supra CUSTOM part2

みなさんこんにちわ

制作の過程を3つの動画にわけ、完成までを収録しているプラモの時間へようこそ

今回は制作ご依頼品である90スープラの制作パート2。

自分の車と同じものを作るというのは、なんだかいつも以上に気合が入っちゃいますね。

今回は依頼品ということで、オーナーさんに喜んでもらえるよう、特にインテリアの質感にはとことんこだわって仕上げてみました。

実車のオーナーだからこそ分かる細かいポイントもたくさん盛り込んでいるので、ぜひ最後まで楽しんで見ていってください。

ボディ塗装

まずはボディ塗装に入っていきます。

実車のカタログを開くと、鮮やかな「ルネッサンスレッド」や「ライトニングイエロー」、それにマットな質感が渋い限定色の「マットストームグレーメタリック」など、魅力的なカラーバリエーションが並んでいて、どれにするか本当に迷っちゃいますよね。

今回はオーナー様と相談して、ホワイト系のカラーで進めることにしました。

実はパールホワイトって、90スープラの複雑でグラマラスなボディラインを一番綺麗に見せてくれる色だと思っています。

特にフェンダーの膨らみや、ルーフの形状に落ちる影のコントラストが際立つので、造形美を堪能するには最高のカラーなんです。

そこで今回チョイスしたのが、タミヤのラッカー塗料「パールホワイト」です。純白の上から繊細なパールの粒子が重なることで、光の当たり方によってボディがキラキラと上品に輝き、実車の「ホワイトメタリック」に近い高級感が出てくれます。

塗料はガイアの薄め液(T-01)で1.5倍に薄めて、エアブラシで塗装していきます。

使用しているエアブラシは田宮のトリガータイプで口径は0.3mmのものを使用。

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メタリック用とソリッド用で2本を使い分けています

塗装の流れは3ステップ。

まずは1工程目、各パネルのエッジやライン、角の部分を中心に吹いていきます。

続いて2工程目、ルーフやボンネットなど広い面積を丁寧に塗装。

そして最後の3工程目で、ムラにならないよう全体を整えるように仕上げていきます。

塗分け(エアブラシ)

次にエアブラシを使った塗り分け作業です。

まずは成形色がホワイトのパーツから始め、鮮やかなレッドを最初に入れていきました。

内装パーツはマスキングの順番を考えて、まずはラバーブラックから塗装しています。

そのあと、ブラック系の色を艶あり、艶なし、セミグロスと細かく使い分けて、単調にならないようコントラストを意識しました。

ウインドウパーツには専用のマスクシールが付いているんですが、形状がぴったりで本当に助かります。

ライトハウジングは1mmのマステでマスキングをしたあと後で修正がしやすいようにアクリル塗料を使いました。

はみ出たらアクリル溶剤を含んだ綿棒でふきとります

マフラーや足回りはフラットアルミやチタンゴールドなどで金属の質感を出し、ホイールは粒子が細かいグラファイトブラックで高級感を演出しています。

最後にマフラーにスミ入れをして、メカニカルな雰囲気を出しておきました。

塗分け(筆)

ここからは筆塗りでさらに情報を足していきます。

使うのはお気に入りの、ゴッドハンド「神筆シリーズ」です。

ダッシュボードを一直線に横切るシルバーのラインは、マスキングをしてから「4アーティストマーカー」のシルバーで仕上げました。

ここは一番目立つ場所なので、今回最も神経を使った箇所ですね。

塗り分けは息を止めるような集中力が必要ですが、マスキングのおかげで、狙った場所にピタッと色が乗ってくれます。

さらにブラックも、艶の有無をパーツごとに細かく使い分け、素材の差を表現しました。実車のドアトリムやシートの質感を毎日見ているからこそ、光の反射まで計算して色を置く作業は、まさに模型に命を吹き込むような感覚です。

コントロールパネルのボタン類は、シルバーを塗ったあとにセンターにブラックを置いてシルバーリングを再現したり、削った爪楊枝でマークを入れたりしています。

センターコンソールの一部は、実車だとカーボン調パネルになっているので、僕の車を参考にガンメタで塗装しました。これは実車オーナーだけの特権的なディテールアップですね。

最後に3Dプリンターで作ったバックルやハザードボタンにレッドを差し、内装を引き締めました。

下回の組立

続いて下回りを組み立てていきます。

今回は足回りの加工はないので、説明書通りにサクサク進めていきました。

普段は見ることのない自分の車のシャシー構造やサスペンションの仕組みを、模型を通してまじまじと観察できるのは、精密なタミヤのキットならではの楽しみですね。

タミヤのパーツはどれもピタッと吸い付くように合うので、組んでいて本当にストレスがありません。

実車ではジャッキアップしないと見えない部分まで忠実に再現されていて、オーナーとしても

「ここはこうなってたんだ!」

という新しい発見があって面白いんですよね。アンダーパネルを被せてしまうのが勿体なく感じるほどの密度感です。

特にマフラー周りの複雑な配管は実車そっくりで、塗り分けた金属色が組み合わさる瞬間は最高にワクワクします。

フロントのステア機構はロッドパーツがかなり細いので、ポキッと折らないように慎重に扱いました。

組み上がったあとにアンダーガードなどにスミ入れをして、はみ出た部分はエナメル溶剤をつけた綿棒で綺麗に拭き取っています。

組み立て後に塗装や仕上げを行うのは、作業中にうっかり乾いていない塗料を指で触って汚してしまう、なんて事故を防ぐためでもあります。

デカールの貼付

ここからはデカールを貼っていきます。

ホイールはカスタム仕様なので、TRD専用のマークをセンターキャップに貼り付けました。

ボディに関しては、今回はGRのロゴマークだけにとどめています。

というのも、キットに付いているエンブレムなどは「インレットマーク」という金属製のものなんですが、これを先に貼ってしまうとクリアコートで立体感が消えたり、研ぎ出しの時に失くしてしまうリスクがあるからです。

なので、金属パーツは完成直前に貼ることにします。

デカールを貼る際は、愛車のディテールを思い出しながら

「ここにあれがあったな」

と確認する作業が本当に楽しいですね。小さなマーク一つで、模型が急に実車のようなリアリティを帯びてくる瞬間は何度経験しても飽きません。

位置がビシッと決まった時の達成感は、モデラーにとって最高の報酬ですよね。

内装のデカールは、事故を防ぐために組み立てと並行して進めていきました。

メーターやナビの画面にはクリアレジンを流し込み、ブラックライトで固めてレンズ越しのようなリアルな質感を出しています。

これでデカールの保護もバッチリです。

インテリアの組立

いよいよ最後の工程、インテリアの組み立てです。

まずはフロアマットの再現として、ダイソーのフェルト生地をカットして敷き詰めました。

接着にはパーツを傷めないセメダインの模型用接着剤を使っています。

シートや内張りのレッド部分は別パーツになっているので、

塗り分けも組み立てもすごくやりやすいですね。

それぞれのパーツをバスタブに収めていくと、

実車そのままのタイトでスポーティーなコクピットが目の前に現れて、思わずニヤけてしまいます。

赤と黒の絶妙なバランスは、毎日乗り込んでいる僕から見ても納得の再現度。

この凝縮された密度感こそが、90スープラの内装の醍醐味ですよね。

JBLのスピーカーはデカールの上にカバーを被せる設計で、タミヤさんのこだわりを感じます。

パドルシフトも別パーツで再現されていて、塗装のしやすさが光りますね。

ハンドル中央のトヨタマークもインレットマークで仕上げました。

仕上げに自作の3Dパーツ、発煙筒とシートベルトバックルを取り付けて完成です。

実車に乗っているからこそ気づけた質感をしっかり詰め込めた、納得のインテリアになりました。

いかがでしたでしょうか?

実車オーナーとしてのこだわりが少しでも伝われば嬉しいです。

今回はここまで

次回は完成までをお届けする予定です

ご覧頂きありがとうございました

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