1/24 TAMIYA TOYOTA GR Supra CUSTOM part1
みなさんこんにちわ
制作の過程を3つの動画にわけ、完成までを収録しているプラモの時間へようこそ
2月の一台目は、制作ご依頼品で人生の相棒でもあるタミヤの1/24「GRスープラ」を、TRD製のGRパーツを纏ったカスタム仕様で製作していきます。
今回のパート1では、完成時のクオリティを左右する最も重要なプロセス、**「下地塗装」**までの地道な工程をじっくりと収録しました。派手さはありませんが、ここでの丁寧な積み重ねが、最終的な仕上がりを決定づけます。オーナーとしての拘りを込めた作業の様子を、ぜひ最後までご覧ください。
さて、作業に入る前に、まずは自身が心から愛してやまない実車のスープラについてお話しさせてください。
GR Supraとは?
実は自身の愛車でも2021年モデルの91スープラ、Horizon Blueに乗っています。
車の中身はBMWと共同開発されたシルキー6のエンジンとトヨタのチューンが織りなすストイックな走り、外見はトヨタが磨き上げた情緒的なデザイン。
BMWのシルキー6と国産スポーツカーの両方を愛する僕にとって、これほど「夢」を詰め込んだ車はありません。
一生手放すつもりはない、最高の相棒です。
実車は、2019年に17年ぶりの復活を遂げた際、世界中に衝撃を与えました。
特筆すべきは、ホイールベース・トレッド比「1.6」というスポーツカーの黄金比を追求したパッケージングです。
前後重量配分50:50を実現し、ボディ剛性はあのレクサスLFAをも上回るという、現代を代表するピュアスポーツとしての地位を確立しています。
模型製作においても、その凄みを再現していきます。

今回の主役は、純正オプションの「GRパーツ」。
フロントスポイラーからサイド、リアへと続くカーボンパーツは、スタイルを引き締めるだけでなく空力性能をさらに高める機能美の塊です。
このカーボン特有の質感をどう表現するか。
そして、RZグレードの心臓部である直6エンジンの力強さを感じさせるシャープなボディラインをどう研ぎ出すか。
オーナーだからこそわかる細かなニュアンスを、パーツひとつひとつに込めていきます。
至上の名を冠する一台を、妥協なく仕上げていく工程。スープラという車の持つ物語を、プラモデルを通してぜひ一緒に体感してください。
それでは、製作開始です。
仮り組み
ここからは、実際にキットを手に取り、仮組みを通した徹底レビューをお届けします。
今回製作するタミヤの1/24 GRスープラは、実車が持つ「機能美」を模型としてどう解釈しているのか。
同じスープラに乗るオーナーとしての視点を交えながら、細かくチェックしていきます。
まず驚かされるのが、シャシー周りのパーツ構成です。
フロントのストラットやリアのマルチリンクサスペンションは、実車の構造を忠実に再現しながらも、タミヤらしい洗練されたパーツ分割でストレスなく組み上がります。

指先から伝わる剛性感のある組み味は、まさにレクサスLFAを上回るボディ剛性を誇る実車の骨格を組み立てているような感覚です。
内装についても、ホワイトとブラックの塗り分けが考慮された絶妙なパーツ分割がなされており、組み立てるだけで完成後の精密感が予感できます。
この段階でシートやダッシュボードのフィッテングを確認しておくと、塗装後の安心感が違いますね。
続いて、今回の主役であるTRD製「GRパーツ」を合わせていきましょう。
フロントスポイラーからサイドスカート、トランクスポイラーへと続くパーツのラインは、スープラ特有のダイナミックな曲面に吸い付くようにフィットします。

アンダーガードで路面に吸い付く走りを目指した実車同様、シャシー底面のフラットな仕上がりも実に見事です。

最後に、ボディをシャシーに被せて全体のフォルムを確認します。
ダブルバブルルーフからリアフェンダーにかけての複雑なラインが、ウインドウパーツや内装と干渉することなく、パチリと収まる精度は流石の一言。




この完璧なプロポーションを確認できたところで、パート1の仮組み作業は完了です。
自分自身も一生手放すつもりがないほどこの車を愛しているからこそ、その魅力を依頼者様へ届ける一台に、オーナーにしか見えないこだわりをしっかりと詰め込んでいきたいと思います。
スジ彫り
次にスジ彫りの工程に入っていきます。
今回使用しているツールは、タミヤ製のスジ彫り超硬ブレードです。
ブレードは0.15mmと0.2mmを使い分けています。
基本的には0.15mmのブレードを全体的なスジ彫りに使用し、
ドアやボンネットなどの開閉パーツには少し太めの0.2mmのブレードを使っています。
リアルな完成度を目指すためには、ボディ各部のスジをしっかり入れておくことが大切です。
そうしないと、塗装を重ねたときに溝が塗料で埋まってしまい、シャープさが失われてしまうんですね。
この作業は、塗装前の重要な下準備になります。
ただし、スジを深く掘りすぎると、不自然なシルエットになったり、最悪パーツを貫通・破損してしまうこともあるので、
軽いタッチで、各パート3~5往復程度を目安に丁寧に掘り込んでいきます。

具体的には、ドア、ボンネット、モールやバンパーの継ぎ目、給油口カバー、そしてウインドウモールの外側などを中心に、
スジを入れて、塗装に備えていきます。
パーティングライン消し
続いて、画像の赤矢印で示した「パーティングライン」を削る作業に入ります。



プラモデルは、製造工程で金型同士を合わせて成形されるため、どうしてもパーツ表面に「パーティングライン」や「バリ」が発生します。
このラインを処理するかしないかで、最終的な仕上がりに大きな差が出るため、必ず取り除いていきます。
確認方法としては、パーツを手に取り、実際に指でなぞってみること。
特にカーモデルの場合、ボディを真上から見た時、左右対称に縦に走るラインが見つかることが多いです。
バンパー周辺は、特にパーティングラインが強く出やすいポイントなので、念入りにチェックします。
作業手順は、タミヤ製の320番ペーパーヤスリを使用し、水をつけながら丁寧に削っていきます。

このときの注意点は、実車に存在するボディのプレスライン(デザイン上のシャープな折れ目)を消してしまわないよう慎重に作業することです。
320番でパーティングラインを除去したら、徐々に番手を上げていき、最終的に1500番まで仕上げて、塗装に向けた下準備を整えます。
ボディの調整加工
続いて、塗装の仕上がりを左右するボディの微調整に入ります。
まずは説明書の指示通り、1mmのピンバイスを使って各所に穴あけ加工を施していきます。

こうした事前の細かな準備が、後から装着するパーツのフィッティング精度を劇的に高めてくれます。
そして、今回のボディ加工で最も拘ったのが、フェンダーアーチのブラッシュアップです。
現代の車、特にこのスープラのような車両は、フェンダーの縁(ふち)が切りっぱなしではなく、わずかにフラットな面を持たせたデザインが特徴です。




模型では金型の都合でどうしてもこの「フェンダーアーチの面」が甘くなりやすいため、ヤスリを当てて丁寧に面出しを行いました。
エッジをシャープに立たせ、面を均一に整えることで、実車さながらの引き締まったプロポーションが浮かび上がります。
一見すると地味な作業ですが、この段階でしっかりと面を整えておくことが、後の塗装工程で「効いて」きます。光を浴びた際にフェンダーラインがパキッと立ち上がる――そんなオーナーなら誰もが惚れ込む美しいボディラインを目指して、徹底的に磨き込んでいきます。
下地塗装
続いて本塗装をする前の下地処理としてガイアノーツのサーフェーサーエヴォを吹いていきます

まずはルーフうら部分にエヴォブラックを塗装しマスキング。
最近は内装のカラーをこの段階で塗装するようにしています。
また、本塗装のカラーはシャシーにも指定がありますのでこのタイミングで下地を塗装です
そしてボディの下地塗装

この下地処理は、深いツヤのある仕上がりを目指す場合には欠かせない重要な作業です。
パーティングラインを消すためにボディ表面を削ったり、ペーパーヤスリの跡が残ったりすることもあります。
そういった場合には、必ずサフェーサーを吹き付けて、各パーツ表面を滑らかに整えてから本塗装に入ることが大切です。
いかにこの下地の段階で、滑らかな表面を作り上げるか。
これが仕上がりに大きく影響します。
下地処理から滑らかさを意識しておくと、後の鏡面仕上げ工程での凹凸も少なくなり、磨き作業の時間を短縮できるので、最終的な効率もぐっと上がります。
もし吹き付け途中でホコリが付着してしまった場合は、焦らず乾燥を待ち、ペーパーヤスリで取り除いた後、再度サフェーサーを吹き直しましょう。
サフェーサーを吹き終えたら、パーティングラインや傷がきれいに消えているかを確認します。

表面が滑らかに整ったことをチェックして、次の工程に進みます。
今回はここまで!
次回はインテリア完成までをお届けする予定です
ご覧頂きありがとうございました
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