「車高調整可能!ハセガワのケンメリGT-R」

1/24 HASEGAWA NISSAN SKYLINE 2000GT-R(KPGC110)

1/24 HASEGAWA NISSAN SKYLINE 2000GT-R(KPGC110) part1

みなさんこんにちわ。
1つのプラモデルを3つの動画にわけ、完成までを収録しているプラモの時間。

いつもご覧頂きありがとうございます。

今回はハセガワより先日発売されたケンメリを、最後まで見てみぬふりをしていたのですが、我慢の限界を迎えたので購入

期待しかないこのプラモデルを興奮とともにまずは紐といていきましょう

ケンメリGT-Rとは?

まずはケンメリの誕生背景から
グランド・ツーリングカーを目指した「3代目スライン(C10型)」が1968年に登場し「ハコスカ」の愛称で親しまれ、高性能エンジンを搭載した「2000GT-R」は、レースシーンで大活躍
“愛のスカイライン”というキャッチコピーで販売されましたがレースでの活躍に象徴されるように硬派で精悍なイメージが付きまとっていました。

そこでハコスカの愛のというイメージ戦略をそのまま受け継ぎ、硬派から軟派なイメージ転換を狙い「ケンとメリーのスカイライン」というキャッチフレーズで「ケンメリ」が1972年にデビュー

テレビCMが大ヒットしてロゴ入りステッカーやTシャツなどの関連グッズが大人気となり、社会現象を巻き起こします

メカニズム面は、4輪ディスクブレーキや吸気側エアダクトの変更など、先代のC10型2000GT-Rよりも確実に進化を遂げ、メッシュタイプの迫力あるフロントグリルに、前後オーバーフェンダーや、リヤスポイラーを標準装備

ケンメリ2000GT-Rの発売当時は、厳しさを増した排出ガス規制などが影響して、ツーリングカーレースへの参戦がなかったことに加え、販売期間が1973年1月からわずかに4カ月、生産台数は200台足らずで終了したため、「幻のGT-R」と呼ばれ伝説となりました


仮り組み

それではまずは仮組から
今回のキットは先日発売されたばかりのハセガワ製
なんとど新規で金型を起こし、この令和の時代に昭和の伝説の車をプラモデル化し販売してくれたんです

この時代の車が大好きな僕としては買わない理由が見当たらなく、気付いたらアマゾンでぽちっておりました

大人気の車種ですから、当然昔から各メーカーでキット化されているモデル
その中で完全新金型として販売開始されたこのケンメリは一体どんなキットなのか
紹介しつつ仮組していきます

パーツは最近のハセガワらしく細分化され、組みやすく塗りやすい、そして正確な3拍子そろった内容となっています

まずは足回りからですが、なんと車高が選べる内容ではありませんか
ここはホイールを変更し激渋なケンメリを目指すので迷わずローダウンを選び仮組をしていきます

ウインドウは一枚一枚分割式で合いは正確

ボディパーツはメッキ部分と他のパーツで細分化され、パーツ一つをとっても、その正確な設計はとても組みやすく、誰でも簡単にかっこいいGT-Rが組めそうです

スジ彫り

次にスジ彫りを行って行きます。

使用しているツールはタミヤ製のスジ彫り超硬ブレードで、0.15mmの刃を装着したものと、0.2mmの刃を装着したものになります。

用途としては、0.15mmの超硬ブレードは全体的なスジ彫り、0.2mmの超硬ブレードは刃の細さが0.15mmのものよりも太いので、ドアやボンネットなどの開閉パーツ部分に使用しています。

リアルな完成度を追求するにあたり、ボディのパーツそれぞれに対しスジをいれておかないと、塗装を重ねた時に、溝が塗料で埋もれてしまい、リアルなシャープさが欠けてしまうので、そうならない為にもしっかり丁寧に彫っていきます。

といってもあまり深くし過ぎると、不自然なシルエットになってしまったり、パーツが貫通し割れてしまう場合もありますので、あくまでも軽いタッチでそれぞれ3~5回を目安に。

尚且つボンネットやドアなどの開閉パーツ部分は、他のパーツとの差を明確につけるためにも、0.2mmの超硬ブレードを使い太めのラインになるよう意識しながら、しっかり彫っていきます

パーティングライン消し

続いてこの赤線部分のパーティングラインを消す作業、その他にバリなどを取り除いていく作業となります。

メーカーの製造過程で、金型同士を合わせてパーツを整形している為、どうしても付着してしまうのがパーティングラインや、バリですが、これを消すのと消さないのでは、面がより滑らかになるなど仕上がりに大きく影響してきます。

パーティングラインの確認方法としては、ボディを真上から見た際、縦一直線に入っている場合が多いので、実際に指で触り段差を確かめながら作業を進めていきます。

作業手順としては、800番程度のペーパーヤスリで、ボディ全体にあるパーティングラインを水研ぎで取り除いていきますが、取り除く際の注意点として、細かなプレスラインもありますので、その部分まで削ってしまわないよう注意が必要となります。

カーモデルの場合、前後バンパー周辺、ボディを真上から見た際にリアからフロントまで一直線にパーティングラインがあり、特に前後バンパー周辺は頑固なラインが形成されていることが多いので、根気よく処理をしていきます

ボディの調整加工

続いてボディの調整加工です
仮組をして気になった点が、オーバーフェンダーを取り付けた際ちら見えするフェンダーアーチ
組み上げたあとブラックを塗装すればわからなくなりそうですが、ここは実車に少しでも近づけるべく、加工をしていきます

加工ポイントとしては、フェンダーアーチの拡大と、フェンダー内部の肉厚な部分を薄くすることでしょうか
さっそくドレメルの電動リューターで大胆に削っていきます
何度もオーバーフェンダーをあて、確認しながら作業をしていきました
リューターで削った後は320番のペーパーヤスリで滑らかにし完了

他にはピンバイスでの作業も行います
ドアにあるキーシリンダーのモールドを削ぎ落しアドラーズネストのブラインドリベットヘッドをのちのち取り付けるための穴を0.8ミリのピンバイスであけたり、説明書指定箇所を加工

あご部分もインセクトピンに置き換えるので穴をあけておきました


下地塗装

続いて、本塗装をする前の下地としてガイアノーツのエヴォブラックを吹いていきます
この下地処理は、深いツヤのある仕上がりを目的とするのであれば、必須作業になります。

また、パーティングラインを消すために、ボディ表面を削ったり、ヤスリのあとが残ってしまった場合は、必ずサフェーサーを吹いて本塗装の前に表面を滑らかにしておくことが大事です。

いかに下地処理で滑らかな表面を作り上げるか!

が重要な事かと思いますし、下地の段階からこの表面を意識しておくと、後々鏡面仕上げの工程で、時間を短縮出来たりするなど、効率があがります。

サフェーサーを吹き、パーティングラインも消え綺麗なボディーラインになったことを確認し、次の作業に移っていきますが今回はここまで。

次回はインテリア完成までをお届けする予定です。

ご覧頂きありがとうございました。
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