「超塗りやすいウインドウモールとお手軽パイピング」

1/24 TAMIYA NISSAN FAIRLADY 240ZG

1/24 TAMIYA NISSAN FAIRLADY 240ZG part3

みなさんこんにちわ。
1つのプラモデルを3つの動画にわけ、完成までを収録しているプラモの時間。

いつもご覧頂きありがとうございます。


クリア塗装

今回の動画はTAMIYA NISSAN FAIRLADY 240ZGの完成までをお届け致します。
さっそくまずはクリア塗装から。
クリア塗装工程に関しては全部で3回の工程。

使用しているエアブラシはタミヤのスプレーワークHGエアーブラシワイドを使用。

塗料はクレオスのGX100スーパークリア2をガイアカラーT01薄め液で「1:1.5」程度まで薄め、吹き付けています。

塗装工程1工程目は、少し遠めから塗料をボディ表面に対してふわっと乗せるように吹きつけ。

1工程目と2工程目の間に軽く2000番のペーパーヤスリで表面を整え、2工程目はしっかり全体をまんべんなく塗装。

3工程目は仕上げで、各部塗料が垂れる寸前を目安に吹き付けていきます。

万が一垂れてしまった場合は、最悪塗装を落としやり直したり、リカバーに時間を取られるなど、悲惨な事になりますので、慎重に塗装を行っていきます。


研ぎ出し

次に研ぎ出しを行っていきます。
クリア塗装後充分に乾燥させた塗装面は、一見ツヤがあるように見えますが、塗装面にはまだまだおうとつが存在しています。

このおうとつを消していく作業をしていきます。

徐々に番手を上げ滑らかな面にしていきますので、前もって逆算をしクリア塗装を行わなければいけません。

ここでクリア塗装時に意識している、塗料が垂れる寸前、つまり多少厚めにクリア塗装を行う事が、ここで生きてくると思います。

研ぎ出し工程としては2回の工程。

まずはペーパーヤスリ2000番で水研ぎし、次にラプロスの研磨クロス、6000番、8000番と番手をあげ水研ぎをしていきます。

個人的な鏡面の目安としては、反射する景色が歪まない程度と考えているので、研いでは拭き取り、確認、を繰り返し表面を滑らかにしていきます。

鏡面仕上げ

続いて鏡面仕上げの工程です。
鏡面仕上げの工程としては3つの工程となります。
ドレメルというメーカーのミニルーターにスジボリ堂のバフを取り付け作業を行って行きます。

1工程目はタミヤコンパウンドの粗目で1周。
パーツ表面の層を軽く剥がす、または一皮剥くといった感覚で研磨していきます。
あまり研磨しすぎても粗目のコンパウンドでは傷を消すことはできず、ピカピカになりません
ですのであくまでも軽く1周といった感じで作業を行っていきます。

2工程目はタミヤの細目(さいめ)で1周。

3工程目はタミヤの仕上げ目で傷がなくなるまでを目安に研磨していきます。

この3工程目の段階で下地が出ると本当に最悪なので基本的には各1周、最終的に仕上げ目で傷をしっかり消す事が出来ればOKを目標に行います。

最後の仕上げの際、ハセガワのセラミックコンパウンドとタミヤのモデリングワックスを使用しつるピカにし完成としています。


外装パーツとウインドウモールの塗装

次にウインドウモールをはじめとした外装パーツの塗装を行っていきます。
まずはテールカバーやウインカー類ですが、240Z特有のテールカバーは分割されていて、塗装がしやすくバックランプのみをマスキングをし、塗分けを行いました。
説明書にガンメタルでの塗装指示があるオーバーフェンダーやリアスポイラーは、クレオスのガンダムカラーMSファントムグレーにほんのりブラックを混ぜ塗装をし、実車のような質を目指しました。

続いてこのキットのポイントでもあるウインドウモールですが、モールパーツがメッキ仕上げの別パーツとなっていて、実車同様のように、ウインドウガラスと共にボディに対しはめ込む方式に。
そのおかげでウインドウモールはめちゃくちゃ塗装がしやすくゴムパーツ部分が容易に表現出来ます。
メッキのモールパーツに対し、エナメルブラックを吹き付け、塗装が乾いた後、エナメル溶剤で拭き取り完成。

他にも各種ライト類をガンダムマーカーブラックで縁取りをしたり、スミ入れをし、最終組み立てへの準備が完了です。

エンジンルームのパイピング

続いてエンジンのプラグ部分のパイピングをしディティールUPをしていきます。
最初はジャンクパーツからバイクプラモのビニールパイプを取り付けたのですが、ボンネットが閉まらないのと、太すぎて違和感ありありでしたので、タミヤのディテールアップパーツシリーズよりパイピングケーブル外径0.5mmのものをぽち。


ピンバイスで0.6ミリの穴をあけたエンジン側のプラグ部分からディストリビューターまでの長さ分を6本カットし、それぞれ差し込んでいきます。
最後にディストリビューターのセンターから自作したコイルパーツにむけて、1本差込みパイピングによるディティールアップが完了です


仕上げ

最後に仕上げとなります。
細かい部品を塗装し組立て、それぞれのパーツにしてきたものを一つの車に仕上げていく最終工程でいよいよクライマックス。
制作前に思い描いていた自身との答え合わせをしてまいります。
まずはボディパーツから。
ヘッドライト周りのパーツにフロントパーツアッセンブリー、そして240ZGの特徴であるノーズ部分を組付け。
メッキモールパーツも組付け目力UP。

次にウインドウ類を組付けルームミラーに、キット付属の各キーシリンダーを取り付けていきます。
タミヤの最新キットらしく、リアのアンテナや、キーシリンダー、エンブレムやウインドウモールなどの細かいパーツがメッキやエッチングパーツで再現されていて、簡単に一つ上の仕上がりを堪能できるパーツ構成に感銘を受けつつ組み立てていきます

リアテール一式も組立、ボディとシャシーの合体をしホイールを取り付け。
今回新しく取り寄せたリキッドクロームマーカーを、ホイールのボルトやオーバーフェンダーのビス部分に使用してみたのですが、これはいつも使用している4アーティストマーカーのシルバーを超えるアイテムかもしれません。
ペン塗り特有のムラが最小限で、塗料が馴染み綺麗なミラーメッキを作り出してくれ、非常に驚きました。今後のスタメンになりえる存在かと思います。

そして最後にリアパーツ一式にエンブレム類、オーバーフェンダーにリアスポイラー、フェンダーミラーにRSワタナベホイールのセンターロゴデカール、ウインカーレンズにボンネットを取り付けタミヤの最新キットニッサンフェアレディ240ZGの完成です。

タミヤから発売されたばかりの最新キットである240ZG。

タミヤの最新キットということもあり、各パーツの細分化により作りやすさはもちろん、塗装のしやすさなど、作り手のことをものすごく考えて頂いている構成や各パーツの合いが正確なのはもちろん、ボンネットの開閉ギミックなどに感銘を受けながら制作を進めることが出来ました。
この最新の素晴らしいキットは自身の腕前を試す確認ポイントとして、今後も何台か制作していこうと思います。
歴代の貴婦人達と嬉しそうに映る初代240ZG。
最近発表された最新のZにこの30Zを重ね合わせたり、Zの歴史を振り返りつつ今回の制作動画を終えたいと思います。

ご視聴頂きありがとうございました。

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