「リアルクローム(SHOW UP製reAL Krome)をものにした回」

1/24 FUJIMI 湾岸ミッドナイト 悪魔のZ

1/24 フジミ 湾岸ミッドナイト 悪魔のZ part2

みなさんこんにちわ。
1つのプラモデルを3つの動画にわけ、完成までを収録しているプラモの時間。

いつもご覧頂きありがとうございます。

ボディ塗装

今回はボディ塗装からインテリアの組立までを収録しましたので、よろしければご覧ください。
まずはボディ塗装から行ってまいります。

今回は悪魔のZを制作していきますので、作中に出てくるモデルと同じミッドナイトブルーで仕上げていきたいと思います。
せっかくなので「覚えたてのキャンディ塗装を」と思い、下地にサーフェーサーエヴォのシルバーを塗装したあと、本塗装ではディープクリアーブルーを吹き付けました。

塗膜の奥にキラキラ輝くメタリックがとても美しく大成功。

ボディ塗装の工程としては、それぞれいつも通りの3工程。

1工程目は各曲線や角と呼ばれる部分を中心に。

2工程目はルーフやボンネット等を中心とした広い面積の部分。

3工程目は各部ムラのないよう塗装をしていきます。


パーツの修復

次にパーツの修復を行っていきます。
今回は10数年前に自身で完成させた悪魔のZを一旦バラバラにし、塗装をやり直したり組み立てなおしたりしていて、バラバラにする際、割れてしまったり折れてしまったパーツもありました。
例えばエンジンに付随するキャブレターやエアクリーナーの取り付けダボ。
こちらはポキッと折れてしまったので、取り付けダボの箇所と、受け部分にピンバイスで0.8ミリの穴をあけ、同じく0.8ミリの真鍮線をダボ側に差込み修復。
足回りパーツも同様に修復を行いました。

他にもイグニッションキャップディストリビューターをジャンクパーツの中から形を整え、6本分のプラグコードの穴をあけ、エンジンパーツ類に追加をしたり、キット付属のブレーキディスクでは小さすぎるので、こちらもジャンクパーツの中からブレンボ製一式のものに交換。
付属のホイールに収まるよう、リューターで外径を小さくしたり調整をおこないました。


自作パーツでディティールUP

次にエンジンルーム内や外装パーツ等ディティールUP出来そうな箇所をプラ板とプラ棒、型想いと、レジン液を使用し自作していきます。

自作したパーツはエンジンルーム内ですと、バッテリー、イグニッションキャップとコイル、各種エンブレムにインダクションボックス。
バッテリーは手持ちのタミヤのハコスカからバッテリーを拝借し、表面の部分を型想いを使い型取り後、レジン液を流し込みブラックライトを照射し複製しました。

複製したその形に合わせプラ板を切り取りバッテリーの形にしたあと、塗装を終えた型を取った表面を取り付け完成です。キャップ部分等は後程塗装していきます。

各種エンブレムに関しては、同時進行している、タミヤの240ZGに付属しているエンブレム類を拝借し、こちらもバッテリー同様、型想いで型を取りレジン液で複製し、塗装をしたら完成です。
インダクションボックスに関しては、3ミリのプラ棒と丸棒を使用し、カットし塗装を終え完了です。
悪魔のZのエンジンルームに少しでも近づけられるよう知恵をふりしぼってみました


足回りの調整

次に足回りの調整となります。
ホイールはキット付属のものを使い、仮組をした時に車高が少し高いなと感じましたので、1ミリ程さげる作業を行いました。
リアに関しては付属のパーツは使用せず、5ミリの四角いプラ棒をカットしたものをシャシーに取り付け、車高の目印をつけたのち、センターのデフに向けシャフトが通るように2ミリのピンバイスで穴を開けました。

フロントに関しては、サススプリング部分を1ミリカットし、ダボ部分に2ミリのピンバイスで穴を開け、同じく2ミリのステンレスロッドシャフトをカットしたものを接着。

サスアーム取り付け部分は車高を下げたことにより長さが足りなくなったので、こちらもピンバイスとシャフトで取り付けダボを再現し足回りの調整は完了です。


塗分け(エアブラシ)

続いて各パーツにエアブラシを使い塗分けを行っていきます。
まずはセミグロスブラック指定のパーツから。
使用した塗料はガイアノーツのエヴォブラックで、のちにメタリック塗料を使用するパーツの下地としても塗装を行いました。

エヴォブラックの塗料が乾いたのち、メタリック系の塗料を何種類か使用し塗装を行っていきます。
エンジンとマフラーのタイコ部分はフラットアルミ、そしてエキゾーストパイプとキャブレター等のパーツはスーパーアイアン2を使用したり、組み上げた際にそれぞれのパーツがより立体的でリアルに見えるように塗料で使われている素材の差をつけていきます。

その他にもエンジンヘッドカバーはフラットレッド、バケットシートの生地部分はラバーブラックを吹き付けました。

ホイールに関しては、ブラックとメッキで仕上げますので、まずはスポーク部分以外をマスキングし、メタリックブラックを吹き付け。

塗装手順としてはSHOWUP製のベースカラーブラック→1液型のウレタンクリアーリアルクロームを順番に吹き付けました。

塗分け(筆)

次に筆を使用した塗分けとなります。
エアブラシでは表現が難しい細かい箇所を塗料ごとに区分けし塗分けていく作業で、エンジンルーム内の細かいパーツやインテリアパーツ等を塗分けました。
ブレーキフルードのタンクに関しては、タンク部分にシルバーを下地として塗った後、クリアーオレンジでブレーキフルード液を表現。
液体がタンクの中に入っているのを再現したいので、クリアオレンジの塗料が乾いた後、エアブラシでフラットホワイトを吹き付けました。
その他にもエンジンパーツのアクセントとしてゴールドを差し込んでみたり、インテリアパーツのメッキ部分には4アーティストマーカーのシルバーを使用し旧車特有の雰囲気が出るように表現してみました。


デカールの貼付

続いてデカールの貼り付けです。
今回はレストアということもあり、IPAで塗装を落としてあるのでデカールは全て成仏済みですので、同時制作している240ZGのデカールをコピーしクリアデカールに起こし使用しています。

メーター部分はホワイト部分の色がのりませんので、プラバンにデカールを貼り付け、メーターとして取り付けました。
センターパネルは塗分けが難しいと思ったので、このデカールの特性を利用し、パネルにシルバーを塗装し、その上から実車のセンターパネルをデカールにしたものを貼り付け再現してみました。

最後にメーター部分をレジンで保護し完成です。

下回りとエンジンの組立

次に下回りとエンジンの組立です。
塗装を終えたパーツ達をどんどん組み立てていくのみ。

今回はレストアということもあり、各パーツが傷んでいる箇所もあるので、慎重に組立を行っていきます。

まずは下回りから。
ホイールにブレンボ製のローター一式を取り付けシャシーに組付けていきます。
続いてエンジンパーツですが、ヘッドやキャブレターにエキマニ、インダクションボックスを取り付け。
プラグコードはタミヤの外径0.5ミリのパイピングケーブルを使用しディティールUP。

最初はよくバイク模型に付属しているビニールパイプを取り付けたのですが、太すぎて違和感満載なので、タミヤのものに変更しました。

次にエンジンをシャシーにドッキングし、自作したバッテリーやイグニッションコイルを取り付け完成

インテリアの制作に移っていきます。

インテリアの組立

最後にインテリアの組立です。

今回の悪魔のZはレーシーな雰囲気で仕上げる事を目標にしていますので、シートにシートベルトやシフトノブ。
ハンドルもジャンクパーツからMOMOステに変更し、さらにロールバーも追加してみました。

シートベルトに関しては、運転席側はバケットシートなので、4点式シートベルトに挑戦。
フィニッシャーズ製のシートベルト金具&シートセットを使用しました。

長さを適当に測りレッドのベルトシールをカット。
そのあと金具を取り付け、更にレーシーにすべく付属のメーカーロゴシールをベルトに貼り付けていきます。
金具とシールを張り付けたシートベルトをシートに貼り付け完成。
バックル部分は1ミリのプラバンをカットし4アーティストマーカーのシルバーで塗装したあと、シートベルトの上から接着しました。

シート、ダッシュボードを取り付けインテリアの完成となります。

今回はここまで。
次回は完成までをお届けする予定です。

ご視聴頂きありがとうございました。

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