「簡単!オーバーフェンダーの加工」【制作】1/24 ARII TOYOTA CELICASUPRA ’82 part1

1/24 ARII TOYOTA CELICASUPRA '82

いつもプラモの時間をご覧頂きありがとうございます。

今回は自身のスープラが納車目前ということで、一人スープラ祭りを開催中。
70スープラも同時に制作しており60系との違いなど楽しめるかと思いますので、よろしければそちらもご覧ください。

今回の動画は手持ちであるアリイのセリカスープラを制作して参ります。
まずはセリカスープラの豆知識から参りましょう。

セリカスープラとは?

1981年7月、新しいセリカXXは、スーパースポーツをキャッチフレーズに、新しい時代のスポーツカーとしてデビュー。
搭載されている直6のエンジンは5M-GEU型で最高出力は170馬力。
低いノーズと長いエンジンフードに加え、トヨタ2000GT以来のリトラクタブルヘッドライトが採用され高性能車を強調します。
スープラはセリカXXの輸出ネームで、今回制作するセリカスープラは2代目スープラとなります。

先に北米市場でデビューし大人気車種となった、日産「フェアレディZ」(DATSUN「260Z」)の対抗馬が欲しいという現地からの要望に応えて、1978年に初代スープラが誕生したという背景があったといわれています。

しかし、残念ながら初代スープラは北米市場でフェアレディZの牙城を崩すまでには至りませんでした。
ラグジュアリーなグランドツーリングカーというキャラクターは、同年2月にデビューした初代「ソアラ」にバトンタッチし、セリカXXはよりスポーティなキャラクターに生まれ変わりました。

セリカXXは足回りのセッティングは、当時トヨタと協力関係にあったロータス社が担当。

見た目だけではなく、走りの面でも高いポテンシャルを備えたモデルに仕上がっており、搭載されるエンジンもソアラに搭載された2.8リッター直列6気筒DOHCの5M-GEU型をトップグレードに据えるなど、スポーツ性とGT性を兼ね備えたモデルに進化しました。

登場からおよそ半年後の1982年2月に、2リッターターボエンジンを追加。1983年8月のマイナーチェンジでは、内外装の変更と共に同年3月から解禁となったドアミラーが標準装備となりました。

スポーティな見た目や走りに注目されがちなセリカXXですが、じつは世界初のナビゲーションシステムとなる「ナビコン」を上級グレードにオプション設定していたのです。

ナビコンは、インプットされた目的地の方向と距離をコンピューターが記憶し、正しい方向を刻々と表示するもので、現在のナビのようなルート案内はありませんが、目的地の方角が分かるだけでも、知らない土地でのドライブが楽になったといわれています。

このセリカXXは1986年2月まで継続販売され、その後いよいよ3代目スープラへとバトンタッチを果たします。

今回制作するアリイ製のセリカスープラですが、キット内容はというと、パーツ点数は少ないにも関わらず、率直にどのメーカーにも引けを取らないくらいボディプロポーションが良いと思いました。

車高をしっかりセッティングしてあげることと、細かなバリやパーティングラインを、丁寧に処理するだけでかっこいいセリカスープラが出来る気がします。

それではさっそく作っていきましょう。

スジ彫り

まずはじめにボディに対しスジ彫りを行って行きます。

使用しているツールはタミヤ製のスジ彫り超硬ブレードで、0.15mmの刃を装着しています。

リアルな完成度を追求するにあたり、ボディパーツにスジをいれておかないと、塗装を重ねた時に、溝が塗料で埋もれてしまい、リアルなシャープさが欠けてしまわないようにする為、この工程は非常に重要な工程となりますので丁寧に彫っていきます。

といってもあまり深くし過ぎるとシルエットを壊す原因になったり、パーツが貫通し割れてしまう場合もありますので、あくまでも軽いタッチで1部分、3~5回を目安に、そしてボンネットやドアなどの開閉パーツ部分は少し深めを意識し、彫っていきます。


ボディの調整加工

続いてボディの調整加工となります。

まずはキーシリンダーの加工となりますが、キット本来の姿ですと両側のドアにキーシリンダーが再現されています。

こちらの再現されているキーシリンダーですが、クリアを厚めに塗装することと、鏡面仕上げを行う際、ガシガシと塗装面を削っていきますので、このキーシリンダーを削り取り、ピンバイスで穴をあけインセクトピンでキーシリンダーを再現していきたいと思います。

同時にドアミラー固定用の穴も同じく0.8ミリのピンバイスで加工が完了。


フェンダー加工

北米仕様のセリカXXといえばオーバーフェンダーですが、キットの内容でオーバーフェンダーを取り付けるとなると、説明書にも記載されていますが、フェンダー部分の加工が必要となります。
まずはリューターで削り、800番の紙ヤスリで整えていきます。
前後輪4つのフェンダーを実際にボディと合わせながら加工を行いました。


パーティングライン消し

次にボディ全体にあるバリやパーティングラインを取り除いていきます。

パーティングラインはカープラモデルの場合、ボディを真上から見た際、縦一直線に入っている場合が多いので、実際に指で触り段差を確かめながら作業を進めていきます。

作業手順としては、800番程度のペーパーヤスリに水をつけ、ボディ全体にあるパーティングラインを取り除いていきますが、取り除く際の注意点として、細かなプレスラインもありますので、その部分まで削ってしまわないよう注意が必要となります。

このキットの場合縦一直線にトランク周り、ルーフ、ボンネット周辺にパーティングライン、ウインドウ内側や、フェンダー部分にはバリがありましたので、そちらを削りシャープに整えました。


下地塗装

続いて、塗装をする前の下地としてガイアノーツのサフェーサー、エヴォブラックを吹いていきます

この下地処理は、深いツヤのある仕上がりを目的とするのであれば、必須作業になります。

パーティングラインを消すために、ボディ表面を削ったり、ヤスリのあとが残ってしまった場合は、必ずサフェーサーを吹いて本塗装の前に表面を滑らかにしておくことが大事です。

いかに下地処理で滑らかな表面を作り上げるか!
が重要な事かと思いますし、下地の段階から表面を意識しておくと、後々鏡面仕上げの工程で、時間を短縮出来たりするなど、効率があがります。

個人的に塗装全般で気を付けていることは、どの塗装工程でも、塗料が乾き指で触った感触がザラザラしている場合は、軽くペーパーヤスリをあて、ザラザラをなくし平坦に近づけられるよう、調整するようにしています。

サフェーサーを吹き、パーティングラインも消え綺麗なボディーラインになったことを確認し、次の作業に移ります。

今回はここまで。
次回は内装完成までをお届けする予定です。


本日のブログは以上となります。
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