「フォグランプをくり抜いてみた」【制作】1/24 TAMIYA TOYOTA SUPRA 3.0GT TURBO part1

1/24 TAMIYA TOYOTA SUPRA 3.0GT TURBO

いつもプラモの時間をご覧頂きありがとうございます。

今月は個人的に昨年4月に購入出来た、A91型ホライズンブルーの限定100台のスープラが納車されることもあり、このスープラ愛を模型にも注ぎ込んでいこうと決めました。
歴代のスープラをコンプリートということで、セリカスープラ、そしてこの70スープラを制作していきたいと思います。
まずはスープラの豆知識から参りましょう。

スープラとは?

1967年に登場したトヨタ2000GTは、当時のカーテクノロジーを結集した高性能GTカーとして数々の世界記録を達成。

トヨタの技術力の高さを広く世間に知らせることになりました。

この2000GTの血統を受け継ぎ、現在の高性能GTとして1986年2月にデビューしたのがトヨタ スープラです。

元々スープラとは、セリカXXの輸出ネームとして使われていましたが、単にこのモデルのフルチェンジという以上の内容を盛り込んで登場。

ラテン語で「至上」を意味するスープラの名前にふさわしく、世界でも第一線級のスポーツカーとして誕生したのです。

スープラには3.0GTターボ、GTツインターボ、GT、G、Sの5グレードがあります。

最上級グレードの3.0GTターボは総排気量2954ccの直列6気筒DOHCエンジンを搭載。

空冷式のインタークーラーを装備して最高出力230馬力、最大トルク33キログラムメートルを発揮します。

そして高出力に見合った足まわりは、レーシングカーや一部のスーパースポーツカーにしか採用されていない、ダブルウィッシュボーン4輪独立サスペンションを装備。

前後のアッパーアームをアルミ鍛造品(たんぞう)として、高剛性と軽量化を図るとともに、TEMSと呼ばれる電子制御機能が加えられています。

低速から高速クルージングはもちろん、急加速や急ブレーキなど走行状態に合わせて、コンピューターが自動的に前後のショックアブソーバーの効きを2段階3モードに制御。

車体を常に安定させて、ハイレベルなコーナリング性能と、優れた乗り心地という相反する要素を高次元で実現しています。

スタイルはリトラクタブルへッドライトを採用した、ロングノーズ&ショートデッキのスポーツライクなフォルム。

全体が曲線で構成される滑らかなラインの中に力強さを感じさせるボディは、空気抵抗係数CD値0.32という優れたものです。

当時は2000GT誕生から20年、トヨタのカーテクノロジーを結集して、世界を目指した高性能GTスープラは、スポーツカーの歴史に新たな1ページを書き加えたのでした

それではさっそく作っていきましょう。

スジ彫り

まず最初にスジ彫りを行って行きます。

使用しているツールはタミヤ製のスジ彫り超硬ブレードで、0.15mmの刃を装着しています。

リアルな完成度を追求するにあたり、ボディパーツにスジをいれておかないと、塗装を重ねた時に、溝が塗料で埋もれてしまい、リアルなシャープさが欠けてしまわないようにする為、この工程は非常に重要な工程となりますので丁寧に彫っていきます。

といってもあまり深くし過ぎるとシルエットを壊す原因になったり、パーツが貫通し割れてしまう場合もありますので、あくまでも軽いタッチで1部分、3~5回を目安に、そしてボンネットやドアなどの開閉パーツ部分は少し深めを意識し、彫っていきます。


ボディの調整加工

続いてボディの調整加工となります。

まずはキーシリンダーの加工となりますが、キット本来の姿ですと両側のドアにキーシリンダーが再現されています。

こちらの再現されているキーシリンダーですが、クリアを厚めに塗装することと、鏡面仕上げを行う際、ガシガシと塗装面を削っていきますので、このキーシリンダーを削り取り、ピンバイスで穴をあけインセクトピンでキーシリンダーを再現していきたいと思います。

0.8ミリのピンバイスで穴をあけ加工が完了。


パーティングライン消し

次にボディ全体にあるバリやパーティングラインを取り除いていきます。

パーティングラインはカープラモデルの場合、ボディを真上から見た際、縦一直線に入っている場合が多いので、実際に指で触り段差を確かめながら作業を進めていきます。

作業手順としては、800番程度のペーパーヤスリに水をつけ、ボディ全体にあるパーティングラインを取り除いていきますが、取り除く際の注意点として、細かなプレスラインもありますので、その部分まで削ってしまわないよう注意が必要となります。

このキットの場合縦一直線にトランク周り、ルーフ、ボンネット周辺にパーティングライン、ウインドウ内側や、フェンダー部分にはバリがありましたので、そちらを削りシャープに整えました。


フォグランプをくり抜く

続いてフォグランプの調整を行っていきます。
キット本来の姿ですと、ボディ一体型となっていて、リアルさに欠ける為、この部分のみくりぬいてクリアパーツとして成形しなおし、組み上げていこうと思います。

作業手順としてはフォグ回りを0.4ミリのピンバイスで穴をあけ、デザインナイフで切れ込みをいれくりぬきました。

くりぬいたあとは、ヤスリで削り、さらに1000番のペーパーヤスリで整え、断面を滑らかにしていきます。

下地塗装

続いて、塗装をする前の下地としてガイアノーツのサフェーサー、エヴォブラックを吹いていきます

この下地処理は、深いツヤのある仕上がりを目的とするのであれば、必須作業になります。

パーティングラインを消すために、ボディ表面を削ったり、ヤスリのあとが残ってしまった場合は、必ずサフェーサーを吹いて本塗装の前に表面を滑らかにしておくことが大事です。

いかに下地処理で滑らかな表面を作り上げるか!
が重要な事かと思いますし、下地の段階から表面を意識しておくと、後々鏡面仕上げの工程で、時間を短縮出来たりするなど、効率があがります。

個人的に塗装全般で気を付けていることは、どの塗装工程でも、塗料が乾き指で触った感触がザラザラしている場合は、軽くペーパーヤスリをあて、ザラザラをなくし平坦に近づけられるよう、調整するようにしています。

サフェーサーを吹き、パーティングラインも消え綺麗なボディーラインになったことを確認し、次の作業に移ります。

今回はここまで。
次回は内装完成までをお届けする予定です。

本日のブログは以上となります。
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