「海を渡った野生のランサーを想像」

1/24 MITSUBISHI LANCER EX 2000 TURBO ECl

1/24 MITSUBISHI LANCER EX 2000 TURBO ECl part1

みなさんこんにちわ。
1つのプラモデルを3つの動画にわけ、完成までを収録しているプラモの時間。

いつもご覧頂きありがとうございます。

今回はハセガワから販売されたMITSUBISHI LANCER EX 2000 TURBO EClを制作していきます

まずはこのランサーがどんな車なのか紐解いていきましょう


LANCER EX 2000 TURBO EClとは?

まずは初代から
三菱が1973年2月に発売した小型乗用車が「ランサー」で、ヨーロッパの騎士道華やかな時代のエリートであった槍騎士にちなみ、「ランサー」と名づけられました

2代目ランサーは、ベストサイズ、ベストクオリティの追求をコンセプトに、1979年4月に発売

従来車よりも「はるかに卓越した」という意味を込めて、Exceed を略した「EX(イーエックス)」のサブネームが付きました

ランサーEXは、窓を大きく広い居住空間を確保する8角断面のボディ形状を採用し、平面と直線で構成されたシンプルなスタイルです

エンジンはMCA-JETシステムのオリオンエンジンとサターン80エンジン、新型の4リンクリヤサスペンションや応答性に優れたステアリングなどを採用していました

1981年10月には、1800ターボが登場

G62Bシリウス80エンジンにECI(電子制御燃料噴射装置)と、三菱重工がエンジンに合わせて開発した国産初のターボチャージャを装着し、最高出力は135PSを発揮

インタークーラーを搭載する1800ターボGSRにおいては、シリウス1800エレクトロジェットECIターボエンジンをさらにリファインして、160PSまでハイパワーを絞り出しました

キットのモデルであるこの2000ターボは日本国内向けには正規販売されませんでしたが、一部のディーラーで僅かな台数が逆輸入

国内販売された1800ターボと区別するため「ECターボ」と呼ばれたそうです


仮り組み

それではまずは仮組から
今回の制作で自身が目指す完成形は、輸入車ということもあり
「遠い外国で走り回っていた個体」
広い大地で駆け回るランサーを想像しつつ制作を進めていきたいと思います

キットは最近のハセガワ製ということもありプロポーション良し!精密感良し!組みやすさ良しと3拍子揃ったパッケージ内容となっています

その組みやすさをいきなり実感させてくれるかのようなフロントとリアのマスクパーツの取り付け方

ボディ側に取り付けシャシーを組んだあとにバンパーでしっかり固定出来る設計にはため息でっぱなしです

足回りに関しては、ディスクブレーキが分割され精密感満載

しっかり塗装をし組み上げていった際には驚くほどの存在感を発揮してくれるでしょう

ウインドウもリアのみ分割となっており、とても組みやすい印象です

タイヤをはめ込みパシャリ
凛としたこの佇まいは最高の完成形を約束してくれたも同然です

さっそく制作していきましょう

スジ彫り

次にスジ彫りを行って行きます。

使用しているツールはタミヤ製のスジ彫り超硬ブレードで、0.15mmの刃を装着したものと、0.2mmの刃を装着したものになります。

用途としては、0.15mmの超硬ブレードは全体的なスジ彫り、0.2mmの超硬ブレードは刃の細さが0.15mmのものよりも太いので、ドアやボンネットなどの開閉パーツ部分に使用しています。

リアルな完成度を追求するにあたり、ボディのパーツそれぞれに対しスジをいれておかないと、塗装を重ねた時に、溝が塗料で埋もれてしまい、リアルなシャープさが欠けてしまうので、そうならない為にもしっかり丁寧に彫っていきます。

といってもあまり深くし過ぎると、不自然なシルエットになってしまったり、パーツが貫通し割れてしまう場合もありますので、あくまでも軽いタッチでそれぞれ3~5回を目安に。

尚且つボンネットやドアなどの開閉パーツ部分は、他のパーツとの差を明確につけるためにも、0.2mmの超硬ブレードを使い太めのラインになるよう意識しながら、しっかり彫っていきます。


パーティングライン消し

続いてこの赤線部分のパーティングラインを消す作業、その他にバリなどを取り除いていく作業となります。

メーカーの製造過程で、金型同士を合わせてパーツを整形している為、どうしても付着してしまうのがパーティングラインや、バリですが、これを消すのと消さないのでは、面がより滑らかになるなど仕上がりに大きく影響してきます。

パーティングラインの確認方法としては、ボディを真上から見た際、縦一直線に入っている場合が多いので、実際に指で触り段差を確かめながら作業を進めていきます。

作業手順としては、800番程度のペーパーヤスリで、ボディ全体にあるパーティングラインを水研ぎで取り除いていきますが、取り除く際の注意点として、細かなプレスラインもありますので、その部分まで削ってしまわないよう注意が必要となります。

カーモデルの場合、前後バンパー周辺、ボディを真上から見た際にリアからフロントまで一直線にパーティングラインがあり、特に前後バンパー周辺は頑固なラインが形成されていることが多いので、根気よく処理をしていきます。

ボディの調整加工

続いてボディの調整加工です
まずは説明書内にある、加工が必要な箇所に印をつけ頭の中を整理整頓
必要なピンバイスの太さは0.8ミリに1ミリと1.5ミリなので準備し進めていきます

このキットは両側ドア、給油口カバー、トランクにキーシリンダーがモールドされていますが、こちらはアドラーズネストのブラインドリベットヘッドを取り付けるので、モールドを紙やすりで削り取り平坦にしてから、タミヤの精密ピンバイスで穴をあけていきます

続いてサイドミラーの取り付け穴ですが、こちらは1.5ミリの指定
こちらはミスターホビーのピンバイスで穴をあけました

次にワイパー取り付け部分と、ナンバープレート取り付け部分であるバンパーには1ミリの穴をあける指定ですので、こちらもミスターホビーのピンバイスで穴をあけボディの加工が完了です


下地塗装

続いて、本塗装をする前の下地としてガイアノーツのサーフェイサーエヴォを吹いていきます

この下地処理は、深いツヤのある仕上がりを目的とするのであれば、必須作業になります。

また、パーティングラインを消すために、ボディ表面を削ったり、ヤスリのあとが残ってしまった場合は、必ずサフェーサーを吹いて本塗装の前に表面を滑らかにしておくことが大事です。

いかに下地処理で滑らかな表面を作り上げるか!

が重要な事かと思いますし、下地の段階からこの表面を意識しておくと、後々鏡面仕上げの工程で、時間を短縮出来たりするなど、効率があがります。

サフェーサーを吹き、パーティングラインも消え綺麗なボディーラインになったことを確認し、次の作業に移っていきますが今回はここまで。

次回はインテリア完成までをお届けする予定です。

ご覧頂きありがとうございました。
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