「破壊は創造のはじまり」

1/24 HASEGAWA TOYOTA 2000GT (前期型) “1967”

1/24 HASEGAWA TOYOTA 2000GT (前期型) “1967”part3

みなさんこんにちわ。
1つのプラモデルを3つの動画にわけ、完成までを収録しているプラモの時間。

いつもご覧頂きありがとうございます。

クリア塗装

今回の動画はTOYOTA 2000GTの完成までをお届け致します。
さっそくまずはクリア塗装から。

クリア塗装工程に関しては全部で3回の工程。

使用しているエアブラシはタミヤのスプレーワークHGエアーブラシワイドを使用。

塗料はクレオスのGX100スーパークリア2をガイアカラーT01薄め液で「1:1.5」程度まで薄め、吹き付けています。

塗装工程1工程目は、少し遠めから塗料をボディ表面に対してふわっと乗せるように吹きつけ。

1工程目と2工程目の間に軽く2000番のペーパーヤスリで表面を整え、2工程目はしっかり全体をまんべんなく塗装。

3工程目は仕上げで、各部塗料が垂れる寸前を目安に吹き付けていきます。

万が一垂れてしまった場合は、最悪塗装を落としやり直したり、リカバーに時間を取られるなど、悲惨な事になりますので、慎重に塗装を行っていきます。


研ぎ出し

次に研ぎ出しを行っていきます。
クリア塗装後充分に乾燥させた塗装面は、一見ツヤがあるように見えますが、塗装面にはまだまだおうとつが存在しています。

このおうとつを消していく作業をしていきます。

徐々に番手を上げ滑らかな面にしていきますので、前もって逆算をしクリア塗装を行わなければいけません。

ここでクリア塗装時に意識している、塗料が垂れる寸前、つまり多少厚めにクリア塗装を行う事が、ここで生きてくると思います。

研ぎ出し工程としては2回の工程。

まずはペーパーヤスリ2000番で水研ぎし、次にラプロスの研磨クロス、6000番、8000番と番手をあげ水研ぎをしていきます。

個人的な鏡面の目安としては、反射する景色が歪まない程度と考えているので、研いでは拭き取り、確認、を繰り返し表面を滑らかにしていきます。

鏡面仕上げ

続いて鏡面仕上げの工程です。
鏡面仕上げの工程としては3つの工程となります。
ドレメルというメーカーのミニルーターにスジボリ堂のバフを取り付け作業を行って行きます。

1工程目はタミヤコンパウンドの粗目で1周。
パーツ表面の層を軽く剥がす、または一皮剥くといった感覚で研磨していきます。
あまり研磨しすぎても粗目のコンパウンドでは傷を消すことはできず、ピカピカになりません
ですのであくまでも軽く1周といった感じで作業を行っていきます。

2工程目はタミヤの細目(さいめ)で1周。

3工程目はタミヤの仕上げ目で傷がなくなるまでを目安に研磨していきます。

この3工程目の段階で下地が出ると本当に最悪なので基本的には各1周、最終的に仕上げ目で傷をしっかり消す事が出来ればOKを目標に行います。

最後の仕上げの際、ハセガワのセラミックコンパウンドとタミヤのモデリングワックスを使用しつるピカにし完成としています。


外装パーツの塗装

続いて外装パーツなどの塗装を行っていきます
塗装をする箇所は主に外装パーツで、予め塗装をしてあるパーツに対し重ねて塗装をし仕上げていく工程となります
まずはリアテールから
マスキングをしクリアレッドを吹き付けていきます
塗料が乾いたらそれぞれのパーツの裏面よりエナメルシルバーを塗装し、透け防止プラス発色UPの処理をしておきました
ウインドウモールに関してはリキッドクロームマーカーで塗装を行います

塗装の手順としては、まずスジボリの段階でウインドウモールの外側にスジをしっかり入れ込みます

ボディ塗装、クリア塗装と進行したら、ウインドウモール外側に対しタミヤのスミ入れ塗料でスミ入れを行います
はみ出た部分はエナメル溶剤で拭き取ります
続いてリキッドクロームマーカーでモール部分に対し塗装を行います
出来るだけスミ入れをした部分に塗料がにじまないよう注意しながら塗装をしていきます

最後にウインドウモール内側とクリアパーツにはリアルタッチマーカーの腹部分で縁取り塗装をし、ゴムパッキンを再現

細かい部分の塗装はこれで完了です

破壊は創造のはじまり

続けざまにとてもいいペースで組立を進行していますが、ここで事件が起こります

息子との親子喧嘩により2000GTがめっためたに切り刻まれてしまいました…

ワンオフで調色しいい色合いがでで、丹精込めてピカピカに磨いたボディが見るも無残な姿に

まるで大事な子供が突然不慮の事故に合い無残な姿になったような感覚で、だいぶ落ち込み放心状態になりましたが、選択肢は捨てるか復元するしかなく、当然ながら気が付くと無我夢中で「もっといいものに仕上げる」ことを目標に復元へ向け手を動かしていました

IPAで塗装を剥がし、UVパテで傷を修復

そして再度下地から塗装をしていきます

悔しかったので以前のカラー調色にプラスでグリーンを少しだけ増量させ淡さをさらにプラスしてみました

そこから研いで磨いてウインドウモールも再塗装

以前を超える満足感を抱えつつ仕上げに向け精神を整え研ぎ澄ませていきます

仕上げ

そしてなんとかここまで来ました、最終の仕上げとなります
破壊前はボディとシャシーの合体まで進行していたので、その続きからとなります
ボディに対しフロントパネルを取り付けていきますが、ここがとても不安定でした
のちに短いバンパーを接着するのですが、そのバンパーとパネルが接着され、はじめてボディに固定出来る仕組みかと思います
続いてマフラーを接着、これはキャプトンマフラーで、YOUTUBEでみた動画に2000GTのこのマフラーの音が聞けるものがあったので是非聞いてみてください

次にウインカーのふちをリキッドクロームマーカーで塗装、そしてリアテールの組立からインレットマークを貼り付けあとは細かい部分のみとなりました

旧車はここからが長い道のり
じっくり細かいパーツを取り付けつつお酒を片手にこのキットを堪能していきましょう

まずはリアから、テールを取り付けアドラーズネスト製のブラインドリベットヘッドをキーシンリンダーの再現として接着

アンテナや給油口も取り付けていきます

最後にワイパー、ホイールキャップ、車名プレートにバンパー、フェンダーミラー、それと塗装を落としたことによりぐちゃぐちゃになったデカールを、自作デカールで復元したものを貼り付け完成です

息子よいくら頭に血が上っても人が大事にしているものを傷つけてはいけませんよ
お父さんは何をどうされようと復活に全力を注ぎますがみんながそうとは限りません
プラモは復元できるけど心までは復元できない
自分がやられて嫌な事は絶対にしちゃだめです
胸に刻んでおけ!

すみません、そんな2000GTになってしまいましたがこうして完成したキットを眺めると納得のいく仕上がりに大満足

トヨタのスポーツカーはここから始まったといわれているように、各所にトヨタの強い拘りがある名作

サイドのボックスにはエアークリーナーやウォッシャータンク、バッテリーなどが配置されていますが、その理由は直6のエンジンを搭載するには補器類の場所がなかった

エンブレムは七宝焼で出来ていて製造になんと100時間もの時間を費やすのだとか

拘りにこだわりぬいたトヨタの名作
2000GTこれにて完成といたします

ご覧頂きありがとうございました。
このブログをYOUTUBEにもまとめていますので、よろしければこちらもご覧ください。

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