1/24 HASEGAWA TOYOTA STARLET EP71 TURBO-S LATEVERSION Super-Limited part1
みなさんこんにちわ。
1つのプラモデルを3つの動画にわけ、完成までを収録しているプラモの時間。
いつもご覧頂きありがとうございます。
ハセガワのキットでリミテッドエディションと書いてあるとついついレジまでもってってしまう限定に弱いプラモの時間ですが、今回は積んであるプラモデルの中からハセガワのスターレットに着手
実車自体も限定車ですの忠実に組み上げていきたいと思います。
まずはスターレットがどんな車なのか紐解いていきましょう
TOYOTA STARLET EP71 TURBO-S LATEVERSION Super-Limitedとは?
1978年名実ともにトヨタの底辺を受け持つ小型大衆車となった2代目スターレット登場から6年8カ月ぶりにすべてを一新した3代目スターレット(EP71)が1984年10月発売されました。
駆動方式をFRからFFに変更し、ボディサイズは、先代に比べて全長を短くして全幅を広げ、室内スペースはFF化のメリットを生かして拡大。
外観においては、ボディやフロントグリルと一体感のある異形ヘッドランプを採用しました。
1987年12月にはターボをパワーアップし、TURBO-S、TURBO-RにはTCCSを採用し、3バルブ方式のクロスフローエンジンをベースとした、空冷式インタークーラー付ターボで110psの高出力を獲得。
フロントグリル一体フォグランプやリアツインスポイラーなど、多彩な空力パーツを装備し、その機敏さから「かっとび」や「韋駄天」「辛ロターボ」のフレーズをCMに用いて、俊足をアピールした車です。
それではさっそく作っていきましょう
仮り組み
まずは仮組から。
インテリアに関しては信頼と実績のハセガワということもあり省略。
足回りやボディパーツ、ウインドウの合いなどをメインに確認を行っていきます。
足回りの組立工程は特に難しい箇所はなく、ロアアーム等各アーム類やシャフトブーツ、さらにはFFエンジンの腰下部分を筆頭に、シャシー裏が見事に実車同様に再現されていて、説明書の指定通り塗装を行えば、リアリティ溢れるシャシーになると思いました。
仮組の際にブレーキディスクとストラットは後程簡単に分解出来るようセメダインハイグレード模型用接着剤を使用し接着。
各アーム部とシャシーの接着はマスキングテープでとめておきました。
続いてウインドウとなりますが、ボディとの密着感がものすごくタイトで、組立にはコツが必要な気がしました。
本組立時は、角から一か所ずつ接着していこうと思います。
ボディとシャシーの合体は、こちらもウインドウ同様とてもタイトで、リアからはめるなど多少コツが必要ですので、しっかり今のうちスムーズに合体出来るようにしておきます。
ボンネットとボディの合いも多少歪み気味ですので、修正しつつ組み立てていきます。
エアロパーツに関しては問題なし。
早速ボディから着手していきます。
スジ彫り
次にスジ彫りを行って行きます。
使用しているツールはタミヤ製のスジ彫り超硬ブレードで、0.15mmの刃を装着したものと、タミヤのPカッターとなります。
用途としては、超硬ブレードは全体的なスジ彫り、Pカッターは刃幅が超硬ブレードよりも広いので、ドアやボンネットなどの開閉パーツ部分に使用しています。
リアルな完成度を追求するにあたり、ボディのパーツそれぞれに対しスジをいれておかないと、塗装を重ねた時に、溝が塗料で埋もれてしまい、リアルなシャープさが欠けてしまうので、そうならない為にもしっかり丁寧に彫っていきます。
といってもあまり深くし過ぎると、不自然なシルエットになってしまったり、パーツが貫通し割れてしまう場合もありますので、あくまでも軽いタッチでそれぞれ3~5回を目安に。
尚且つボンネットやドアなどの開閉パーツ部分は、他のパーツとの差を明確につけるためにも、Pカッターを使い太めのラインになるよう意識しながら、しっかり彫っていきます。
パーティングライン消し
続いてこの赤線部分のパーティングラインを消す作業、その他にバリなどを取り除いていく作業となります。
メーカーの製造過程で、金型同士を合わせてパーツを整形している為、どうしても付着してしまうのがパーティングラインや、バリですが、これを消すのと消さないのでは、面がより滑らかになるなど仕上がりに大きく影響してきます。
パーティングラインの確認方法としては、ボディを真上から見た際、縦一直線に入っている場合が多いので、実際に指で触り段差を確かめながら作業を進めていきます。
作業手順としては、800番程度のペーパーヤスリで、ボディ全体にあるパーティングラインを水研ぎで取り除いていきますが、取り除く際の注意点として、細かなプレスラインもありますので、その部分まで削ってしまわないよう注意が必要となります。
カーモデルの場合、前後バンパー周辺、ボディを真上から見た際にリアからフロントまで一直線にパーティングラインがあり、特に前後バンパー周辺は頑固なラインが形成されていることが多いので、根気よく処理をしていきます。
ボディの調整加工
次にボディの調整加工です。
あらかじめパーティングラインを消す段階で、キーシリンダーのモールドを320番のペーパーヤスリで削り取ったり、ボンネットとボディの合い等を調整してあります。
その削り取ったキーシリンダー部分にアドラーズネストのブラインドリベットヘッドで再現していくための穴を0.8ミリのピンバイスで開けていきます。
両側のドアとリアハッチ部分に穴をあけ加工完了。
すっかりスタメン入りしたアドラーズネストのブラインドリベットヘッド。
ヘッド部分がいかにも旧車のキーシリンダーで、ドアのキーシリンダー部分以外にも、イグニッションキー部分には一回り小さい1ミリのものを使用するなど、旧車を作る上で本当に欠かせないアイテムとなりました。
下地塗装
続いて、本塗装をする前の下地としてタミヤのファインサーフェイサー(ライトグレイ)を吹いていきます
この下地処理は、深いツヤのある仕上がりを目的とするのであれば、必須作業になります。
また、パーティングラインを消すために、ボディ表面を削ったり、ヤスリのあとが残ってしまった場合は、必ずサフェーサーを吹いて本塗装の前に表面を滑らかにしておくことが大事です。
いかに下地処理で滑らかな表面を作り上げるか!
が重要な事かと思いますし、下地の段階からこの表面を意識しておくと、後々鏡面仕上げの工程で、時間を短縮出来たりするなど、効率があがります。
サフェーサーを吹き、パーティングラインも消え綺麗なボディーラインになったことを確認し、次の作業に移っていきますが今回はここまで。
次回はインテリア完成までをお届けする予定です。
ご覧頂きありがとうございました。
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