1/24 HASEGAWA ISUZU GEMINI Irmscher(1988) part3
みなさんこんにちわ。
1つのプラモデルを3つの動画にわけ、完成までを収録しているプラモの時間。
いつもご覧頂きありがとうございます。
クリア塗装
今回の動画はISUZU GEMINI Irmscherの完成までをお届け致します。
さっそくまずはクリア塗装から。
クリア塗装工程に関しては全部で3回の工程。
使用しているエアブラシはタミヤのスプレーワークHGエアーブラシワイドを使用。
塗料はクレオスのGX100スーパークリア2をガイアカラーT01薄め液で「1:1.5」程度まで薄め、吹き付けています。
塗装工程1工程目は、少し遠めから塗料をボディ表面に対してふわっと乗せるように吹きつけ。
1工程目と2工程目の間に軽く2000番のペーパーヤスリで表面を整え、2工程目はしっかり全体をまんべんなく塗装。
3工程目は仕上げで、各部塗料が垂れる寸前を目安に吹き付けていきます。
万が一垂れてしまった場合は、最悪塗装を落としやり直したり、リカバーに時間を取られるなど、悲惨な事になりますので、慎重に塗装を行っていきます。
研ぎ出し
次に研ぎ出しを行っていきます。
クリア塗装後充分に乾燥させた塗装面は、一見ツヤがあるように見えますが、塗装面にはまだまだおうとつが存在しています。
このおうとつを消していく作業をしていきます。
徐々に番手を上げ滑らかな面にしていきますので、前もって逆算をしクリア塗装を行わなければいけません。
ここでクリア塗装時に意識している、塗料が垂れる寸前、つまり多少厚めにクリア塗装を行う事が、ここで生きてくると思います。
研ぎ出し工程としては2回の工程。
まずはペーパーヤスリ2000番で水研ぎし、次にラプロスの研磨クロス、6000番、8000番と番手をあげ水研ぎをしていきます。
個人的な鏡面の目安としては、反射する景色が歪まない程度と考えているので、研いでは拭き取り、確認、を繰り返し表面を滑らかにしていきます。
鏡面仕上げ
続いて鏡面仕上げの工程です。
鏡面仕上げの工程としては3つの工程となります。
ドレメルというメーカーのミニルーターにスジボリ堂のバフを取り付け作業を行って行きます。
1工程目はタミヤコンパウンドの粗目で1周。
パーツ表面の層を軽く剥がす、または一皮剥くといった感覚で研磨していきます。
あまり研磨しすぎても粗目のコンパウンドでは傷を消すことはできず、ピカピカになりません
ですのであくまでも軽く1周といった感じで作業を行っていきます。
2工程目はタミヤの細目(さいめ)で1周。
3工程目はタミヤの仕上げ目で傷がなくなるまでを目安に研磨していきます。
この3工程目の段階で下地が出ると本当に最悪なので基本的には各1周、最終的に仕上げ目で傷をしっかり消す事が出来ればOKを目標に行います。
最後の仕上げの際、ハセガワのセラミックコンパウンドとタミヤのモデリングワックスを使用しつるピカにし完成としています。
ウインドウ関連のマスキング
次にウインドウ関連の塗装です。
塗装を行う箇所は、フロントウインドウ内側の黒セラ部分とボデイ側のウインドウモール。
比較的新しいキットですので、黒セラ部分のマスキングシートが付属しています。
このマスキングシートを活用し、フロントウインドウの内側から貼り付けていきます。
シートをそのまま一枚で貼り付けてもいいのですが、曲面に対し貼り付けを行うので、どうしても位置が合いずらい場合があります。
ですのでセンターを中心に4分割とし、それぞれ角から綺麗に貼り付けを行い、最後に4分割した切れ目の部分にマスキングテープを貼り付け完了。
ウインドウの残りの部分とボディ側はマスキングマシーンと化した手でさくさく貼り付けを行いました。
ボディ側は直線的な部分が大半でしたのでスピーディにマスキングが行えるかと思います。
外装パーツの細かい塗装
続いて外装パーツの細かい塗装です。
まずはマスキングを終えたボディ関連、ウインドウ関連に対しセミグロスブラックを吹き付け。
塗料が乾いたのち、ボディに対しタミヤのスミ入れ溶剤ブラックを使用しスミ入れを行っていきます。
今回RS仕様で制作するのでサイドのラインはエナメルのシルバーを薄めたもので、流し込むように入れてみました。
調べてみたところ本当のRSはホワイトラインなのですがシルバーのほうがかっこいいと感じたのでこのまま進行していきます。
はみ出た部分はエナメル溶剤をしみこませた綿棒で拭き取り完了。
ライト関連のレンズ類は、リアはリフレクターをしっかり利用したいので裏面からのシルバーはなし、ウインカー類は裏面からシルバーを塗装し透けを防止しました。
最後にそれぞれのレンズ類に対しガンダムマーカーブラックの横っ腹を利用し縁取りをして完成です。
仕上げ
次にいよいよ最終仕上げです。
細かいパーツを組み上げたり、塗装をしてきたものをガンガン組み上げていくのみ。
どんどん形になってくる瞬間を存分に楽しみながら組立を行っていきます。
まずはウインドウとボディを合体。
ウインドウは一枚のパーツとなっているので、四隅に対しセメダインハイグレード模型用接着剤を塗布。
同時にハセガワのミラーフィニッシュを貼り付けたルームミラーとコントロールパネルを取り付けていきます。
ウインドウが固定したらリアの熱線デカールを貼り付け。
綿棒で水分と空気を除去したあと、軽めにセラミックコンパウンドで磨き完了です。
続いてボディとシャシーの合体です。
前後のリフレクターを取り付けたのち合体しました。
合体したボディに対し残りのデカールを貼り付けていきます。
峠の遊撃手を想像し制作していますので、サイドパネルにはホイールのメーカーロゴを貼り付け雰囲気UP。
そして残りのパーツを取り付けていきます。
取り付ける際に使用した接着剤はセメダインハイグレード模型用接着剤を使用。
この接着剤は水性ですので塗膜を傷めず、接着も強固で優れモノ。
ほとんどの接着がこれに置き換わっている気がするほど重宝しています。
アドラーズネストのリベッドヘッドをキーシリンダーとして取り付け、サイドエアロにグリル、ライトにバンパー、ドアノブにサイドモール、ウインカー、ドアミラー、ワイパーと順に取り付け、最後にボンネットを取り付け完成となります。
ハセガワから発売されているいすゞジェミニ。
展開されている種類としては、このイルムシャーとイルムシャーターボ、そしてハンドリングバイロータスの3種類が販売されています。
このジェミニとえばヒトデと呼ばれているホイールカバーだと葛藤しながらも、ジムカーナや峠にいそうなライトチューン仕様のジェミニとして制作をしてみました。
当時峠でぶいぶい言わせていたハチロクを射止めるジェミニを想像しつつご共有できればと思います。
最後に過去に制作したハチロクとコラボ。
とても味わい深いツーショットになったかと思います。
今回はここまで。
ご視聴頂きありがとうございました。