「仮組で決めた!RS風を目指してみる」

1/24 HASEGAWA ISUZU GEMINI Irmscher(1988)

1/24 HASEGAWA ISUZU GEMINI Irmscher(1988) part1

いすゞ ジェミニイルムシャー
みなさんこんにちわ。
1つのプラモデルを3つの動画にわけ、完成までを収録しているプラモの時間。

いつもご覧頂きありがとうございます。

今回は積みプラを眺めていたらばっちり目があってしまった、ハセガワのジェミニを制作。さっそくジェミニはどんな車なのか、紐解いていきましょう。

いすゞ ジェミニイルムシャーとは?

世界のどこでも売れるクルマ作りをめざして、米国最大の自動車メーカーゼネラルモーターズ(GM)と提携していたいすゞ。

ワールドカー構想という国際的な生産体制の下で、GMとのパートナーシップによる初の乗用小型車を1974年に発売。

GMとの共同開発にちなんで、その車は双子座の意味として「ジェミニ」と命名しました。

1985年5月に初代からフルモデルチェンジを受けた2代目ジェミニは、1,500ccガソリン車のJT150と、ディーゼルとディーゼルターボ車のJT600で、FFジェミニの愛称で親しまれました。

1986年に搭載されたNAVi-5は、いすゞが独自の最先端メカトロニクスを駆使して開発したトランスミッションで、コンピュータ制御により、クラッチ操作やギヤチェンジなどのシフトコントロールを、ベストタイミングで行います。

1986年5月に登場した、欧州のイルムシャー社がチューニングを加えた「イルムシャー仕様」には、アウトバーンで鍛えられたいすゞ独創のターボエンジンとイルムシャーサスペンションが搭載され、大型ハロゲンヘッドランプに大型リアスポイラーを装備しました。

インテリアは、イタリアMOMO製のステアリングにドイツのレカロシートなど、欧州の一級品を揃えました。

1988年には、新たに1,600ccの4バルブDOHCエンジンを搭載したイルムシャー仕様が追加され、スポーティさを大切にするいすゞのイメージを確立しました。

ジェミニは、快適なイージードライブと胸の空くFF車の特徴である俊敏な走りをイメージし、「街の遊撃手」というキャッチコピーで、実車によるスタント走行を使ったテレビCMが大ヒットするなど、FF車の代名詞となったのです。


仮り組み

さっそくまずは仮組から行っていきます。
キット内容としては近年のハセガワらしく、しっかり各パーツが細分化され、塗装もしやすく、さらに組みやすそうなキットという印象です。

完成イメージとしてはイルムシャーRSをイメージし、綺麗なディープブルーのボディにホワイトのレイズボルクレーシングを履かせた「峠の遊撃手」と裏タイトルをつけ制作に励みたいと思います。

さっそく仮組をしてみると、パーツの整合性もばっちり。

少しだけ車高を下げる等、足回りを微調整しつつ組み立てていきます。

仮で組み立てたそのシルエットは、まさにジェミニのそれをいわんとばかりのフォルムで、心を躍らせながら、次の工程に進んでまいります。

スジ彫り

次にスジ彫りを行って行きます。

使用しているツールはタミヤ製のスジ彫り超硬ブレードで、0.15mmの刃を装着したものと、タミヤのPカッターとなります。

用途としては、超硬ブレードは全体的なスジ彫り、Pカッターは刃幅が超硬ブレードよりも広いので、ドアやボンネットなどの開閉パーツ部分に使用しています。

リアルな完成度を追求するにあたり、ボディのパーツそれぞれに対しスジをいれておかないと、塗装を重ねた時に、溝が塗料で埋もれてしまい、リアルなシャープさが欠けてしまうので、そうならない為にもしっかり丁寧に彫っていきます。

といってもあまり深くし過ぎると、不自然なシルエットになってしまったり、パーツが貫通し割れてしまう場合もありますので、あくまでも軽いタッチでそれぞれ3~5回を目安に。

尚且つボンネットやドアなどの開閉パーツ部分は、他のパーツとの差を明確につけるためにも、Pカッターを使い太めのラインになるよう意識しながら、しっかり彫っていきます。


パーティングライン消し

続いてこの赤線部分のパーティングラインを消す作業、その他にバリなどを取り除いていく作業となります。

メーカーの製造過程で、金型同士を合わせてパーツを整形している為、どうしても付着してしまうのがパーティングラインや、バリですが、これを消すのと消さないのでは、面がより滑らかになるなど仕上がりに大きく影響してきます。

パーティングラインの確認方法としては、ボディを真上から見た際、縦一直線に入っている場合が多いので、実際に指で触り段差を確かめながら作業を進めていきます。

作業手順としては、800番程度のペーパーヤスリで、ボディ全体にあるパーティングラインを水研ぎで取り除いていきますが、取り除く際の注意点として、細かなプレスラインもありますので、その部分まで削ってしまわないよう注意が必要となります。

カーモデルの場合、前後バンパー周辺、ボディを真上から見た際にリアからフロントまで一直線にパーティングラインがあり、特に前後バンパー周辺は頑固なラインが形成されていることが多いので、根気よく処理をしていきます。


ボディの調整加工

続いてボディの調整加工となります。

使用したツールはタミヤの精密ピンバイスに極細ドリル刃の0.8ミリをセットしたもの。

まずはキーシリンダーの加工となりますが、キット本来の姿ですと両側のドアと、給油口カバー、トランク部分にキーシリンダーが再現されています。

こちらの再現されているキーシリンダーですが、僕の場合クリア塗装を厚めに塗装することと、鏡面仕上げを行う際、ガシガシと塗装面を削る為、消えてしまいます。

ですので、こうしてあらかじめピンバイスで穴をあけ、完成時には模型用のリベットで再現できるよう調整していきます。

穴をあけたら、ペーパーヤスリで表面を整え次の下地塗装に備えます。


下地塗装

続いて、本塗装をする前の下地としてタミヤのサーフェイサー(グレー)を吹いていきます

この下地処理は、深いツヤのある仕上がりを目的とするのであれば、必須作業になります。

また、パーティングラインを消すために、ボディ表面を削ったり、ヤスリのあとが残ってしまった場合は、必ずサフェーサーを吹いて本塗装の前に表面を滑らかにしておくことが大事です。

いかに下地処理で滑らかな表面を作り上げるか!

が重要な事かと思いますし、下地の段階からこの表面を意識しておくと、後々鏡面仕上げの工程で、時間を短縮出来たりするなど、効率があがります。

サフェーサーを吹き、パーティングラインも消え綺麗なボディーラインになったことを確認し、次の作業に移っていきますが今回はここまで。

次回はインテリア完成までをお届けする予定です。

このブログをYOUTUBEにもまとめていますので、よろしければこちらもご覧ください。

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