1/24 TOYOTA COROLLA FX GT part1
みなさんこんにちわ
制作過程を3つの動画にわけ、完成までを収録しているプラモの時間へようこそ
今回は80年代のタミヤのスナップキットトヨタカローラFXを制作です
まずはカローラFXがどんな車なのか知識を深めていきます
2代目カローラFXとは?
カローラFXは84年~95年まで製造されたトヨタのハッチバックで、元々はカローラの輸出向けとしてのメインモデルでした
同時期に販売されたホンダのシビックやCRーXの販売が好調だったことを受け、その対抗馬として日本市場に投入されました
87年5月、全日本ツーリングかー選手権でシビックと激闘を繰り広げた先代からバトンタッチし2代目が登場します
この代からレビントレノ同様の前輪駆動化となります
エンジンは直4の1.3LのほかDOHC1.5Lと1.6Lがラインナップ
カローラシリーズの中では輸出のメイン車種となったこともあり、ヨーロッパ車を思わせる洒落たムードの居住空間に
ボディは3ドアと5ドアが用意され、グレードも1.6Lの4AGを搭載したホットハッチのGTからファミリー層を意識したグレードまで用意され、スポーティさとファッショナブルな2BOXという2面性を兼ね備えた車です
そんなカローラFXをモデル化したのがタミヤ
当時はスナップキットという接着剤不要のプラモデルに注力していたようで、同時期には92トレノなども発売されました
今では入手困難なキットですので大切に作っていきたいと思います
仮り組み
まずはキットの仮組みからいきます
小さい頃に何度か作った記憶のあるキットで当然パッケージも当時そのまま
スナップキットということもあり、接着剤を使わずパーツ同士をパチパチはめ込みながら組み上げていくキットです
フロントリアともに1本のシャフトでホイールを固定する仕様ですので、当然フロントはステアリングが効きません
ポリキャップでシャフトを固定しサクサク組み上げていきます
インテリアも全てはめ込み式
嵌め込む部分の破損が心配なので、仮組み時にはハンドル等は取り付けず、フォルムを確認するための必要最低限のパーツのみ取り付けます
ウインドウはサイドミラーの裏部分で固定、ここもバラす際気をつけるポイントです
ボディの方ではライトレンズ類も破損が怖いので取り付けなし
あてがってみたところ問題はなさそうでした
最後にリアスポイラーを取り付け仮組み完了です
気になった箇所はリアスポのフィット感とヘッドライトリフレクターの形状ですので、この辺りをしっかり手を加えつつ完成を目指したいと思います
パーティングライン消し
続いて画像の赤矢印部分のパーティングラインを削る作業となります
模型メーカーがプラモデルを製造する過程で、金型同士を合わせてパーツを整形しているので、どうしても付着してしまうのがパーティングラインや、バリですが、これを消すのと消さないのでは、仕上がりに大きく影響してきます
パーティングラインの確認方法としては、ボディやパーツを手に取り、実際に指で触ってみること
カーモデルの場合はボディを真上から見た際、左右対称的に縦にラインが入っていることが多く、バンパー周辺は特に頑固なラインになっていることが多いです
作業手順としては、320番のタミヤのペーパーヤスリで、水をつけながら削り、取り除いていきますが、取り除く際の注意点として、実車にある細かなプレスラインもありますので、その部分まで削ってしまわないよう注意しつつ取り除いていきます
320番で取り除いたらヤスリの番手を上げつつ1500番まで仕上げ、塗装に向け準備しておきます
タミヤ フィニッシングペーパー P1000番 3枚入り + P1200 3枚入り + P1500番 3枚入り + P2000番 3枚入り セ…
スジ彫り
次にスジ彫りを行って行きます
使用しているツールはタミヤ製のスジ彫り超硬ブレードでブレードは0.15mmと0.2mmを使い分けています
用途としては、0.15mmのブレードは全体的な使用
0.2mmのブレードはドアやボンネットなどの開閉パーツなどに使用しています
リアルな完成度を追求するにあたりボディのパーツそれぞれに対しスジをいれておかないと
塗装を重ねた時に溝が塗料で埋もれてしまいシャープさが欠けてしまうので
塗装をする前の下準備の段階でしっかり彫っていきます
といってもスジを深くし過ぎると不自然なシルエットになってしまったりパーツが貫通し割れてしまう場合もありますので
あくまでも軽いタッチでそれぞれのパートで3~5往復を目安に
丁寧に掘り込んでいきます
ドアやボンネットモールやバンパーの継ぎ目給油口カバーやウインドウモールの外側を筋彫りし塗装に備えます
ヘッドライト&リアスポ他ボディの調整加工
続いてボディの調整加工です
両ドアにあるキーシリンダーはハイキューパーツのマイナスモールドに変更するので、0.8mmのピンバイスで穴を開けていきます
フェンダー内側やサイドシル裏、ウインドウモール裏などはバリがあるのでペーパーヤスリで削り滑らかにしておきます
仮組み時に気になっていたリアスポイラーは両端を表面裏面ともにペーパーヤスリで薄くし、何度かボディに仮合わせしつつ、自然な形状で尚且つフィットするように調整していきました
ヘッドライトのリフレクター部分は、スナップキットのパーツ構成状実車通りの形状はカットされていますので、マジックで印をつけ、サイドマーカー部分を除き8割ほどカットします
超音波カッターである程度の切り込みを入れたら真ん中をくりぬきいていきます
あとは余分な部分をデザインナイフやペーパーヤスリなどを使い削ぎ落とし、3Dで制作する予定のリフレクターパーツがしっかりフィットするよう形を整えていきます
下地塗装
続いて本塗装をする前の下地としてガイアノーツのエヴォブラックを吹いていきます
この下地処理は、深いツヤのある仕上がりを目標とするのであれば必須作業
パーティングラインを消すために、ボディ表面を削ったり、少なからずペーパーヤスリのあとが残った場合は、必ずサフェーサーを吹いて本塗装の前に、各パーツの表面を滑らかにしておくことが大事です
いかに下地処理の段階で滑らかな表面を作り上げることができるか!
ということが重要かと思いますし、何より下地の段階から滑らかな表面を意識しておくと、後の鏡面仕上げの工程で凹凸が少なく仕上がるので、鏡面仕上げの作業時間を短縮出来、結果的には効率があがります
吹き付け途中にホコリなどが付着した場合は、焦らず乾燥を待ち、ペーパーヤスリで取り除いてから再度吹き付けます
サフェーサーを吹き、パーティングラインや傷も消えて、綺麗な表面になったことを確認し、次の作業に移っていきますが今回はここまで
次回はインテリア完成までをお届けする予定です
完成までをお届けする予定です
ご覧頂きありがとうございました
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