「幻の和製スーパーカーMID4」

1/24 FUJIMI NISSAN MID4

1/24 FUJIMI NISSAN MID4 part1

みなさんこんにちわ

制作過程を3つの動画にわけ、完成までを収録しているプラモの時間へようこそ

今回はストック棚で異彩を放ち続けるプラモデルに恐る恐る手を伸ばしてみました!

ということで1980年代に販売手前まで開発が進められた幻のスーパーカーMID4を制作していきます

日産MID4とは?

時は1985年

日産のスポーツカーでは31スカイラインや31Zなどがラインナップにあった背景の裏で次期スポーツカーの開発が進められていました

同年9月に開催されたフランクフルトモーターショーで発表されたプロトタイプがMID4です

リトラクタブルヘッドライトを採用した2シーターの車体にVG30DE型/V63Lエンジンをミッドシップに横置きで搭載

フルタイム4WDでHICASを採用した足回りに、13シルビアの開発の元となったインテリアが採用されます

日本からスーパーカーが誕生するかも?というショーでの反響の高さから市販化が検討され、1987年の東京モーターショーではより洗練された2型が発表に

エンジンは更に改良されツインターボ化となり、いよいよ発売か?というところまで行きましたが、採算面での問題がクリア出来なかったことで開発は中止に

このモデルで培われた様々なテクノロジーは31レパードや31Z

初期型からパワーアップしたツインターボV6エンジンはZ32へ

4WDなどの技術は32スカイラインへ組み込まれることに

市販車に近い完成度だったMID4ですが現在でも復活の噂は絶えず、あれから数々の名車を産んできた日産は、技術を更に高め発売のタイミングを狙っているようにも思えます

仮り組み

そんな幻のスーパーカーMID4

このキットはフジミから販売されているキットで初期型と2型が存在しますが、今回は初期型の制作です

キット自体は何十年も前のものですが、現在でもパッケージをリニューアルし販売されています

まずは仮組みからいきましょう

まずはボディです

前後のバンパーを取り付けないとシャシーが固定できない仕様

取り付けてしまっても問題なさそうでしたので、瞬間接着剤で取り付けてしまいます

次に足回りです

ブレーキキャリパーやディスクパーツは再現され、サスパーツとは別体となっています

これらを組み合わせ組み立てていきます

ホイールはビスで固定

リアは一本のシャフトで固定するタイプ

車高はノーマルとローダウンで選択できるようになっています

そしてなんとエンジンパーツがパッケージングされています

上半分しか再現されていないエンジンパーツですが、モールドはしっかりしているので、工作すれば完成度を高める良好なディスプレイポイントになるかもしれません

インテリアはシートの組み立てが独特でした

ウインドウはサイドがないタイプですので、ここは少し考えます

最後にリアのエンジンフードを取り付けて仮組み完了

仮組みでこの存在感

ホイールやエンジンなどをカスタムし更にかっこよくなるよう完成を目指したいと思います

パーティングライン消し

続いて画像の赤矢印部分のパーティングラインを削る作業となります

模型メーカーがプラモデルを製造する過程で、金型同士を合わせてパーツを整形しているので、どうしても付着してしまうのがパーティングラインや、バリですが、これを消すのと消さないのでは、仕上がりに大きく影響してきます

パーティングラインの確認方法としては、ボディやパーツを手に取り、実際に指で触ってみること

カーモデルの場合はボディを真上から見た際、左右対称的に縦にラインが入っていることが多く、バンパー周辺は特に頑固なラインになっていることが多いです

作業手順としては、320番のタミヤのペーパーヤスリで、水をつけながら削り、取り除いていきますが、取り除く際の注意点として、実車にある細かなプレスラインもありますので、その部分まで削ってしまわないよう注意しつつ取り除いていきます

320番で取り除いたらヤスリの番手を上げつつ1500番まで仕上げ、塗装に向け準備しておきます

スジ彫り

次にスジ彫りを行って行きます

使用しているツールはタミヤ製のスジ彫り超硬ブレードでブレードは0.15mmと0.2mmを使い分けています

用途としては、0.15mmのブレードは全体的な使用

0.2mmのブレードはドアやボンネットなどの開閉パーツなどに使用しています

リアルな完成度を追求するにあたりボディのパーツそれぞれに対しスジをいれておかないと

塗装を重ねた時に溝が塗料で埋もれてしまいシャープさが欠けてしまうので

塗装をする前の下準備の段階でしっかり彫っていきます

といってもスジを深くし過ぎると不自然なシルエットになってしまったりパーツが貫通し割れてしまう場合もありますので

あくまでも軽いタッチでそれぞれのパートで3~5往復を目安に

丁寧に掘り込んでいきます

ドアやボンネット,モールやバンパーの継ぎ目給油口カバーやウインドウモールの外側を筋彫りし塗装に備えます

ボディの調整加工

続いて塗装前の最終調整、ボディの調整と加工です

リアテール付近にひけがあるので、田宮の瞬間接着剤イージーサンディングで盛り付け、アルテコスプレーを振り掛けたのち、デザインナイフでカットしペーパーヤスリで均しました

両ドアのキーシリンダーはハイキューパーツのマイナスモールドに置き換えるので、モールドを削り取り0.8mmのピンバイスで穴を開けます

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最後にウインドウモール内側や、フェンダー内側などボディ全体のバリを削り落とし塗装の準備が完了です

下地塗装

続いて本塗装をする前の下地としてガイアノーツのエヴォホワイトと純色グリーンを調色したものを吹いていきます

この下地処理は、深いツヤのある仕上がりを目標とするのであれば必須作業

パーティングラインを消すために、ボディ表面を削ったり、少なからずペーパーヤスリのあとが残った場合は、必ずサフェーサーを吹いて本塗装の前に、各パーツの表面を滑らかにしておくことが大事です

いかに下地処理の段階で滑らかな表面を作り上げることができるか!

ということが重要かと思いますし、何より下地の段階から滑らかな表面を意識しておくと、後の鏡面仕上げの工程で凹凸が少なく仕上がるので、鏡面仕上げの作業時間を短縮出来、結果的には効率があがります

吹き付け途中にホコリなどが付着した場合は、焦らず乾燥を待ち、ペーパーヤスリで取り除いてから再度吹き付けます

サフェーサーを吹き、パーティングラインや傷も消えて、綺麗な表面になったことを確認し、次の作業に移っていきますが今回はここまで

次回はインテリア完成までをお届けする予定です

完成までをお届けする予定です

ご覧頂きありがとうございました

このブログをYOUTUBEにもまとめていますので、よろしければこちらもご覧ください。

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