「仮組みで既に手応えあり!世界一美しいクーペ」

1/24 TAMIYA BMW M635CSi

1/24 TAMIYA BMW M635CSi part1

みなさんこんにちわ

制作過程を3つの動画にわけ、完成までを収録しているプラモの時間へようこそ

今回は最近スポーツカーばかり作っていたので気分転換にということで手に取ったタミヤのBMW M635CSiを制作

個人的に5シリーズに乗っていたのでシルキー6の素晴らしさや元祖世界一美しいクーペと言われたこのモデルを堪能しつつ制作していきたいと思います

早速まずはどんな車なのか紐解いていきましょう

BMW M635CSiとは?

1983年10月のフランクフルトショーでデビューしたM635CSiは世界を代表する1台として、登場と共にファンの熱い注目を集めることになったモデルです。

エンジンは1970年代、グループ5でポルシェ935ターボとバトルを演じたBMW3.5CSLに搭載されていたものがベース

十分に実力を発揮することなく終わったシリーズでしたが、そのエンジンは6シリーズクーペのエンジンルームに収められることで再び活躍の場を与えられることになり、誕生したのがM88型エンジンを635CSiに搭載した「M635CSi」なのです。

M635CSiはBMWモータースポーツ社によって開発され、通常の635CSiとはまるで別物なパワフルなエンジンと鍛え上げられた足まわり、それぞれのセッティングはレーシングカーで得たノウハウがつまったものと言えるでしょう。

Mスポーツ製のフロント・リアスポイラーといったエアロパーツが装着され、当時世界で最も美しいクーペと称えられており、今でも輝き続けています

まさに、BMWの魅力のすべてをつめこんだ1台、BMWのプレステージカーとも言えるのがM635CSiなのです。

仮り組み

今回制作するのはタミヤから販売され、現在では廃盤となっているキット

滅多に手に入らないキットですので、大事に制作していきたいと思います

まずは仮組みをし、車高やパーツの合いなどをみていきます

足回りから組み上げていきますが、接着は全て

ハイグレード模型用接着剤を使用

接着剤の乾燥には少しだけ時間がかかりますが、しっかり接着してくれるにもかかわらず、水溶性なので、水を少しつければ剥がすことができる優れもの

プラモの時間では重宝している接着ツールです

組み立ては特に難しい部分はなく、説明書通りに組み上げることができました

ウインドウは全面の一体型ですが、特に歪みもなくピタッと取り付けられそうです

ボディとシャシーを合体しフォルムをチェックしたのですが、ボンネットがガッツリ歪んでいるのでここは要修正ポイント

他にもホイールがフェンダーからはみ出し気味ですのでこちらも要修正

昔のキットですのでバリやパーティングラインもそれなりにありますが、各モールドをシャキッと整えれば手軽にそれはそれは美しいクーペがお目見えするかと思います

スジ彫り

次にスジ彫りを行って行きます

使用しているツールはタミヤ製のスジ彫り超硬ブレードで、刃は0.15mmと、0.2mmを準備しています

用途としては、0.15mmの刃は全体的な使用、0.2mmの刃はドアやボンネットなどの開閉部分に使用しています

リアルな完成形を追求するにあたり、ボディのパーツそれぞれに対しスジをいれておかないと、塗装を重ねた時に、溝が塗料で埋もれてしまい、シャープさが欠けてしまうので、しっかり丁寧に彫っていきます

といってもスジを深くし過ぎると、不自然なシルエットになってしまったり、パーツが貫通し割れてしまう場合もありますので、あくまでも軽いタッチでそれぞれ3~5往復を目安に

尚且つボンネットやドアなどの開閉パーツ部分は、他の部分との差を明確につけるためにも、0.2mmの超硬ブレードを使い太めのラインにし、リアルさを意識しながら、丁寧に彫っていきます

パーティングライン消し

続いてこの赤い矢印部分のパーティングラインを消す作業となります

模型メーカーがプラモデルを製造する過程で、金型同士を合わせてパーツを整形しているので、どうしても付着してしまうのがパーティングラインや、バリですが、これを消すのと消さないのでは、仕上がりに大きく影響してきます

パーティングラインの確認方法としては、ボディやパーツを手に取り、実際に指で触ってみること

カーモデルの場合はボディを真上から見た際、左右対称的に縦のラインに入っている場合が多く、バンパー周辺は特に頑固なラインになっていることが多いです

作業手順としては、320番のタミヤのペーパーヤスリで、水をつけながら削り取り除いていきますが、取り除く際の注意点として、実車にある細かなプレスラインもありますので、その部分まで削ってしまわないよう注意しつつ取り除いていきます

320番で取り除いたらヤスリの番手を上げながら1500番まで仕上げ、塗装に向け準備しておきます

パーツの調整加工

次にパーツの調整と加工です

まずはボンネットの歪みから

こちらは非常に現代的ではないのですが、指でボンネットの歪みを矯正

何度もボンネットに合わせつつ調整していきました

ガタつきがなくなったら今度はボディとツライチになるように高さの調整です

こちらはエバーグリーン製のプラ材0.5mmをカットしたものを、ボンネット設置面で何度か調整しながら接着

ツライチになり完了です

次にエンブレムですが、こちらはデカールを使用するので削り落としておきます

フェンダー内側やウインドウ内側、サイドスカート部などのバリはペーパーヤスリで取り除いておきます

最後にキーシリンダー部分に後ほどアドラーズネスト製のブラインドリベットヘッドを取り付けるので0.8mmのピンバイスで穴を開け調整完了

アイアンバンパーはメッキ部分を生かしたいので、デザインナイフでカットしつつマスキング

これで塗装準備完了です

下地塗装

続いて本塗装をする前の下地としてガイアノーツのエヴォスカイブルーを吹いていきます

この下地処理は、深いツヤのある仕上がりを目的とするのであれば必須作業

パーティングラインを消すために、ボディ表面を削ったり、少なからずペーパーヤスリの跡が残った場合は、必ずサフェーサーを吹いて本塗装の前に、これらの表面を滑らかにしておくことが大事です

いかに下地処理の段階で滑らかな表面を作り上げることができるか!

ということが重要かと思いますし、何より下地の段階から滑らかな表面を意識しておくと、後々鏡面仕上げの工程で、凹凸が少なく仕上がるので、鏡面仕上げの作業時間を短縮出来、効率があがります

サフェーサーを吹き、パーティングラインや傷も消えて、綺麗な表面になったことを確認し、次の作業に移っていきますが今回はここまで

次回はインテリア完成までをお届けする予定です

ご覧頂きありがとうございました。

このブログをYOUTUBEにもまとめていますので、よろしければこちらもご覧ください。 

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