1/24 TAMIYA NISSAN FAIRLADYZ 300ZX(Z31) part3
みなさんこんにちわ
制作過程を3つの動画にわけ、完成までを収録しているプラモの時間へようこそ
クリア塗装
今回の動画はタミヤZ31の完成までをお届け致します
さっそくまずはクリア塗装から
クリア塗装の工程は全部で3回
使用しているエアブラシはタミヤのスプレーワークHGエアーブラシワイドで、塗料はクレオスのスーパークリア3(GX100)をガイアカラー薄め液(T01)で「1:1.5」に薄めて吹き付けています
塗装工程1工程目は、少し遠めから塗料をボディ表面に対してふわっと乗せるように吹きつけ
2工程目は角部分からはじめ全体をまんべんなく塗装していき
2工程目と3工程目の間に2000番のペーパーヤスリで表面を整えておき
3工程目は仕上げで、全体を塗料が垂れる寸前を目安に吹き付けていきます
万が一垂れてしまった場合は、IPAで塗装を落としやり直したり、リカバーに時間を取られるなど、悲惨な事になりますので、慎重に塗装を行っていきます
研ぎ出し
次に研ぎ出しを行っていきます
クリア塗装後充分に乾燥させた塗装面は、一見ツヤがあるように見えますが、塗装面にはまだまだおうとつが存在しています
このおうとつを消していく工程です
徐々にペーパーヤスリの番手を上げながら滑らかな面にしていくので、前のクリア塗装工程では逆算をし厚めに塗装をしています
研ぎ出し工程としては3回の工程
1工程目は2000番のペーパーヤスリで水研ぎをしていきます
艶が出ているクリア塗装面の艶を消していく感覚で水研ぎ
2工程目、3工程目はそれぞれゴッドハンド製の神ヤスを使い
それぞれ6000番、8000番と番手をあげつつ水研ぎをしていきます
鏡面の目安としては、反射する景色が歪まない程度と考えているので、研いでは拭き取り確認を繰り返し、表面を滑らかにしていきます
2000番から始め、マットな面が徐々に艶が出てきたことを確認し終了です
鏡面仕上げ
続いて鏡面仕上げの工程です
鏡面仕上げの工程としては3つの工程となります
ドレメルというメーカーのミニルーターにスジボリ堂のバフを取り付け作業を行っています
1工程目はタミヤコンパウンドの粗目で1周
表面を一皮剥くといった感覚で研磨していきます
1工程目で粗目のコンパウンドでは傷を消すことはできませんので、2工程目3工程目につなぐ感覚で少しずつ傷を消しながら艶を出していきます
2工程目はタミヤの細目(さいめ)で1周
3工程目はタミヤの仕上げ目で、限りなく傷がなくなるよう意識しながら研磨していきます
万が一途中で角が出てしまったら、慌てず残しておいたボディカラーなりでタッチアップ
バフが届きづらい奥まった箇所は、タミヤの研磨クロスや綿棒などにコンパウンドをつけ磨いていきます
ホイールはリアルクローム仕上げ
次にホイールの仕上げです
3Dで制作したものはタイヤとリムとホイールディスクで、タイヤはガイアノーツのエヴォブラック、ホイールディスクはクレオスのスーパーゴールド、リムはSHOWUPのリアルクロームセットを使っていきます
ここではリム部分に使用したリアルクロームセットの解説をしていきます
セットの塗料は全て原液のまま使用
塗装の順番としては、はじめにベースカラーブラックを塗装
次にウレタンクリアー
最後にリアルクロームを塗装します
ベースカラーブラックとウレタンクリアーの塗装時に気を付けたことは、リアルクロームの発色を最高潮にしたいので、テロっテロな面になるように塗装したことです
リアルクローム塗装時は、エアブラシのエア圧を最小にし、塗料のミストをふわっとのせる感じで4回にわけ少しずつ塗料をのせていき、尚且つ曇ったメッキにならないよう意識しました
トップシェードのグラデーション塗装
次にウインドウ類の塗装です
まずは磨いていきます
パッケージ内容そのままの状態でも十分綺麗なのですが、せっかくなのでハセガワのせラミックコンパウンドで磨いてボディの艶と同等にし「艶」の統一感を出していきます
次に黒セラミック部分のマスキングですが、このキットにはマスキングシートがついていないので自力でマスキング
各角にハイキューパーツの円形マスキングシールを貼り付けてから直線部分を繋ぐようにマスキングです
ゆるいRがついた部分はタミヤの曲線用マスキングテープを使用
そしてのトップシェードのグラデーション塗装ですが、まずはマスキングから
カッターマットにあるテンプレートを使用しウインドウのRに合わせマスキングテープをカット
ウインドウをマスキングした上で、まずは一発目、トップシェード部分に対し薄くクリアブルーを塗装
薄いブルーがのったら、次は限りなく細めに絞ったエアブラシでトップシェード上部の淵を狙い何度かにわけ塗装し、グラデーションを作っていきました
仕上げ
最後に仕上げです
まずは残った組み立てを
半目がかわいいセミリトラクタブルのヘッドライトを組み立て、ホイールにはタイヤを嵌め込んでいきます
そしてウインドウをボディに接着しルームミラーも取り付け、しっかりパーツが固定したら、ボディとシャシーを合体していきます
接着は全てセメダインハイグレード模型用接着剤を使用
ホイールを取り付けたら残った塗装を
ウインカーやサイドマーカーは下地にブラックをあらかじめ入れておき、その上からエナメルシルバーを重ね、さらにアクリルのクリアオレンジを重ねました
リアパネルはエナメルブラックでスミいれをしはみ出た部分はエナメル溶剤を染み込ませた綿棒で拭き取り仕上げです
ボンネットの「Z」エンブレムは同時制作した432Rから流用、ホイールのセンターキャップは自作したBBSのロゴを、ポンチで円形にくり抜き貼り付け
さらにレジン液とブラックライトでデカールの保護をしておきました
リアパネルバックランプ部分は、あまりギラギラさせたくないので、クリアパーツ部分は無塗装で、ボディ側にエナメルシルバーを塗装し、少しグレーがかったバックランプを表現してみました
キーシリンダーにはアドラーズネストのブラインドリベッドヘッドを取り付け、サイドミラーにリアパネル、車名プレートにヘッドライトカバー、そしてヘッドライトカバーとバランスをとりつつボンネットを取り付け完成です
ネットで見かけた輸出仕様限定のガンメタZ
ゴールドのBBSスーパーRSを組み合わせ、ごりっごりに渋い仕上がりになりました
今見ても古さを感じさせないスタイリングは、かっこいいし逆に近未来的にさえ感じます
Z31が登場した時代背景も相まってか、このモデルからラグジュアリーさも加わってきて、今の車よりも特にインテリアなんかは豪華なものになっている気がします
歴代Zの中でも一番いい時代に作られたモデルなのかもしれませんね
変革期を経てZ32にモデルチェンジをしていく過程は、こうして歴代Zを並べてみると、面構えしかり、佇まいしかりで妙に納得させられ、Zの偉大さを感じることができました
直近では新型Zもリリースされプラモデルメーカーも続々とモデル化を発表
おそらく購入するので、33以降と同時制作してみたいと思います
今回はここまで
ご覧頂きありがとうございました。
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