「エンジンルームのカスタムと足回りの調整方法」

1/24 TAMIYA NISSAN FAIRLADYZ 300ZX(Z31)

1/24 TAMIYA NISSAN FAIRLADYZ 300ZX(Z31) part2

みなさんこんにちわ。

制作過程を3つの動画にわけ、完成までを収録しているプラモの時間へようこそ

ボディ塗装

今回はボディ塗装からインテリア完成までを収録しましたので、よろしければご覧ください。

まずはボディ塗装から行ってまいります。

キットのモデルである前期型のZ31に当時用意されていたボディカラーは一般的なカラーのクリスタルホワイトやスーパーレッド、ライトブルーとガンメタのツートンカラーなどがあるようです

正式な資料が見当たらないのでなんとも言えませんが、ネットで見かけた輸出仕様のカラーであるガンメタで塗装を行なっていきます

塗装方法はクレオスのスーパーファインシルバーをベースにクリアブラウンとタミヤのブラックを6:2:2の割合で調色しクレオスの薄め液(T-01)で、1.5倍に薄め塗装をしました

塗装の工程としては3工程で、
1工程目は各ラインや角を中心に

2工程目はルーフやボンネット等を中心とした広い面積の部分

3工程目はムラに気をつけながら全体を塗装をしていきます

シートの裏打ちとエンジンパーツの加工

続いてシートの裏打ちとエンジンパーツの加工を行なっていきます

動画が多少前後してしまい申し訳ありませんが、本来であれば塗装前にこの作業を終わらせておくのがベターかと思います

まずはシートの裏打ちですが、キットパッケージそのままの状態ですと、シートの裏面がスカスカなので、実車に近づけるべく、このスカスカ部分を埋めていきます

田宮プラ材より2mmの角棒をカットし敷き詰めていきます

その上からブラックライトで固まるUV接着パテで隙間を埋め、ブラックライト照射後320番のペーパーヤスリで面を整え完了

エンジンルーム内のカバーにはパイピングを行いますので、0.5mmのピンバイスで穴をあけておきます

塗分け(エアブラシ)

次にエアブラシを使用した塗分けを行っていきます

塗装の順番としては、下回りパーツの塗装やメタリックパーツの下地としてまずは一番量が多いブラック系
そして次にシルバー等のメタリック系
続いてその他のカラーとなります

またメタリック系の塗装工程では、素材の違いを演出するため、ミッションケースや、マフラー触媒部分にはフラットアルミを吹き付け
更にマフラーエキゾーストパイプ部にはクレオスのスーパーチタンを塗装しその上から「焼け」の表現としてエキゾーストの曲がっている部分にクリアオレンジを塗装していきました

またインテリアですが、ベージュ系でまとめるべく、まずは明るい色から塗装をということで、クレオスのホワイトにライトブラウンを少量混ぜたものを塗装

そしてマスキングをしつつライトブラウン、サンディブラウンの順に重ねていきました

エンジンルーム内の補器類タンクにはホワイトを塗装

最後にクリアレンズ類ですが、クリアオレンジ→クリアレッドの順でマスキングをしつつ塗装を行なっていきました

塗分け(筆)

続いて筆を使用した塗分けです

こちらはセオリー通り明るい色からということで、エンジンタペットカバーのレッドから仕上げていきます

エナメルレッドで筆塗りし、エナメル溶剤を染み込ませた綿棒でシルバー部分を露出

次にエナメル塗料を上から重ねたいパーツにアクリルブラックでベースを作り、その上からエナメルシルバー等で、エンジンパーツの細部やシャシー裏面を塗装していきました

テールは裏面から透け防止にエナメルシルバーを塗装

センターコンソールは赤みがかった木目を表現するため、エナメルシルバーをドライブラシ気味で擦れさせるように模様をつけ、上からクリアレッドを重ねてみました

いつものクリアオレンジより深みのある木目調になりレパートリーが増えました

ダッシュボード内コントロールパネルはエナメルシルバーでスイッチ類を塗り分け、エアコンの温度マークにはレッドをブルーを、時計部分とオーディオ液晶部分にはグリーングレーを入れておきました

エンジンルーム内の補器類関係はともにクリアイエローやクリアグリーンにクリアレッドで液体を表現するべく塗装し、上からエアブラシでフラットホワイトを重ねておきます

車高調整

次にこの3Dプリンターで出力したホイールを組み込むべく車高の調整です

前後ともに1.5mm下げる算段で作業開始

フロントはサスパーツの頭部分を1.5mmカット

カットした部分に2mmの穴をあけステンレスシャフトをカットしたものを差し込みます

サスを固定するパーツも車高が下がった分穴の位置も隙間が生まれますので、1.5mmのプラ板をカットし接着後、穴をあけ調整完了

リアはシャシー側のサスパーツが接着するセンターの部分を電動リューターで削り調整

サスパーツ側も1.5mmカット

何度かホイールを仮組みしつつ調整していきました

デカールの貼付

次にデカールの貼り付けです

今回はエンジンルーム内のヒューズボックスやバッテリー、インテリアではダッシュボード内の各種メーターを、ホワイトデカールで自作し貼り付けを行なっています

自作デカールを作る方法も動画にしてありますので、よろしければそちらもご覧ください

まずはクリア塗装前のボディに対し付属しているデカールを貼り付け

リアバンパー下部には自作した販売店シールを貼り付けて雰囲気を出してみました

メーター類もデカールを貼り付けていきますが、3連メーター部分のデカールカットとして、今回ミリ単位で調整できる穴あけパンチを購入してみましたので使ってみることに

ジャストサイズで綺麗な円形にカットでき買ってよかったツール

今後も大活躍間違いなしです

デカールを貼り終えたらレジン液をメーター内に垂らしブラックライトを照射

デカールの保護とケースを再現しておきます

下回の組み立てとエンジンのディティールUP

続いて下回りの組立です

シャシー側のパーツから組み立てていきます

こちらは塗装も調整も全て終わっているのでガンガン接着していくのみ

ガッチリ組み上げたいので接着がしっかり固定できたら次のパーツといった感じでゆっくり尚且つ効率的に進めていきます

マフラーまで組み上げたら次はエンジン

今回のディティールUPとしては、プラグコードやその他の配線をプラスしていくこと

ネットなどで実際のエンジンルームを見ながら作業を進めていきました

全てのコードはアドラーズネストの0.4mmのリード線を使用

ブレーキマスターから伸びる配線は0.4ミリの真鍮線を使用しています

0.4mmのパイピングをしていくので穴あけは全て0.5mmのピンバイスで行いました

エンジンカムカバー部にはプラグコードを6発、デスビ側から接着していきます

エンジンルーム奥の電装系の配線はリード線を5本ほど捻ってまとめたものをシャシー側に穴をあけ接着

バッテリーターミナルはプラ材を適当にカットしたものに配線しバッテリーに取り付けてあります

配線を終えたらヘッドカバーを取り付け完成

ムチっとしたエンジンルームになり大満足です

インテリアの組立

最後にインテリアの組み立てです

こちらも塗装もデカールも終えてありますので、基本的にはガンガン組み上げていくのみ

細かなディティールUpとして、まずはカーペットから進めていきます

ダイソーのフェルト生地からブラウンをチョイスし、サイズを測った植えてカット

セメダインハイグレード模型用接着剤で接着していきます

次にシートですが、こちらも細かなディティールUPとして、シートベルトの受けを3Dで出力したものを接着

PUSH部分のレッドが、車らしさを出してくれるのでプラモの時間ではスタメン作業

しっかり取り付けていきます

アームレストとダッシュボードを仕上げたら、フィニッシャーズのシートベルトシールをカットし金具を取り付けラゲッジ部分に装着

モールド部分に塗装指定部分でしたが、簡単にディティールUPできそうでしたのでやってみました

最後にシート、ダッシュボードを取り付けた上でシャシーと合体し完成

エンジンルームやインテリアのディティUpにこだわって制作したのですが、より実車に近づいたかと自己満全開となったところで今回はここまで

次回は完成までをお届けする予定です。

ご覧頂きありがとうございました。

このブログをYOUTUBEにもまとめていますので、よろしければこちらもご覧ください。 

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