「ヘッドライトとアーチモールとマットガードを追加」

1/24 FUJIMI CRESTA GT TWINTURBO(GX71)

1/24 FUJIMI CRESTA GT TWINTURBO(GX71)part1

みなさんこんにちわ。
1つのプラモデルを3つの動画にわけ、完成までを収録しているプラモの時間。

いつもご覧頂きありがとうございます。
今回は定期的にやってくるセダンが恋しい病にかかりまして、手持ちの中からフジミのクレスタを制作していきます。

まずはどんな車なのか?紐解いていきましょう

クレスタ(GX71)とは?

新しい時代感覚を持った高級パーソナルカーを目指し、マークII とは異なる層にターゲットを絞って1980年に登場した4ドアHTのアッパーミドルサルーンが初代クレスタです。

1984年フルモデルチェンジを行い、この2代目クレスタGX71が登場しました。

伝統の角型4灯式ライトを装備し、よりスタイリッシュな4ドアセダンとなり、1985年秋にはマークII 、チェイサーと共にネット185psを誇る1G-GTEU型エンジンを搭載したGTツインターボが追加され、更なるハイパワーを実現。

それに伴い、パワーを支える足廻りも強化され、販売台数は姉妹車であるマークⅡ、チェイサー共に先代以上に大ヒットを記録しました。

今回制作するのはフジミ製のクレスタで、キット内容としてはエンジンレスのシンプルな内容となっており、ロンシャンのホイールが付属しています。
手軽にカッコイイクレスタを組み立てることが出来るかと思います。

それではさっそく作っていきましょう。

仮り組み

まずは塗装前に完成イメージを想像するのとおおまかなパーツの合いをチェック為にも仮組を行っていきます。
ボディを手に取り思った事はルーフ前方がやけに前に下がっていることでしょうか

ここは要修正箇所とし進行していきます。
次にボディに対しウインドウを取り付けてみました。
こちらはルーフが変形していることもあり、ぴたりとも合わず、まずは2分割をし接着時は1点ずつしっかり接着していこうと思います。

次にボディとシャシーの合いですが、こちらは古き良き時代のフジミの板シャシー。
若干軟弱なところもありますが、問題なく組立できるかと思います。
個人的にはこれくらいのシャシーのほうがカスタマイズも容易な気もするので、このシャシーは気に入っていたりもします。

次に説明書通りに足回りを組んでみましたが、フロントが高くリアが低すぎるのでここも要調整ポイントといたします。

ヘッドライト周りは前期のわりには後期っぽいおめめなのでしっかり修正し前期のおめめに近づけていこうと思いました。

ヘッドライトとアーチモール追加

さっそくルーフを牽引してみましたが効果なし(笑)

あきらめてルーフ前方のセンターに1センチ程切り込みを入れ、両サイドを洗濯ばさみで挟み、センターに向け力を加えたうえで接着剤を流し込み固定。

裏面からはカットしたティッシュとセメダインハイグレード模型用接着剤で補強完了です。

前下がりなルーフが修正され、少しは見栄えがよくなったかと思います。

次にヘッドライト一式のパーツですが、まずはグリルとリフレクターを分割。
リフレクターはそのまま使っていきます。
前期ヘッドライトの特徴でもあるメッキの四角い枠で囲われた4灯にしたいので、エバーグリーンの0.5ミリのプラ棒を横8ミリ、縦5ミリで4灯分カット。

続いてこの枠が固定出来るように、1ミリのプラバンをカットしステーを作成。

カットしたプラ棒を取り付けリフレクターをあてがい確認していきます。
次にこのヘッドライトを取り付けるステーをボディ側に作っていきます。
こちらも1ミリのプラバンでしっかり接着剤で固定しつつ、グリルとヘッドライトの高さが同じになるよう調整しながら制作しました。

続いてアーチモールの追加ですが、こちらもエバーグリーンの0.5ミリのプラ棒をカットし、瓶に巻き付けアーチ型に形を作った上で接着をしていきました。


パーティングライン消し

続いてこの赤線部分のパーティングラインを消す作業、その他にバリなどを取り除いていく作業となります。

メーカーの製造過程で、金型同士を合わせてパーツを整形している為、どうしても付着してしまうのがパーティングラインや、バリですが、これを消すのと消さないのでは、面がより滑らかになるなど仕上がりに大きく影響してきます。

パーティングラインの確認方法としては、ボディを真上から見た際、縦一直線に入っている場合が多いので、実際に指で触り段差を確かめながら作業を進めていきます。

作業手順としては、800番程度のペーパーヤスリで、ボディ全体にあるパーティングラインを水研ぎで取り除いていきますが、取り除く際の注意点として、細かなプレスラインもありますので、その部分まで削ってしまわないよう注意が必要となります。

カーモデルの場合、前後バンパー周辺、ボディを真上から見た際にリアからフロントまで一直線にパーティングラインがあり、特に前後バンパー周辺は頑固なラインが形成されていることが多いので、根気よく処理をしていきます。


スジ彫り

次にスジ彫りを行って行きます。

使用しているツールはタミヤ製のスジ彫り超硬ブレードで、0.15mmの刃を装着したものと、タミヤのPカッターとなります。

用途としては、超硬ブレードは全体的なスジ彫り、Pカッターは刃幅が超硬ブレードよりも広いので、ドアやボンネットなどの開閉パーツ部分に使用しています。

リアルな完成度を追求するにあたり、ボディのパーツそれぞれに対しスジをいれておかないと、塗装を重ねた時に、溝が塗料で埋もれてしまい、リアルなシャープさが欠けてしまうので、そうならない為にもしっかり丁寧に彫っていきます。

といってもあまり深くし過ぎると、不自然なシルエットになってしまったり、パーツが貫通し割れてしまう場合もありますので、あくまでも軽いタッチでそれぞれ3~5回を目安に。

尚且つボンネットやドアなどの開閉パーツ部分は、他のパーツとの差を明確につけるためにも、Pカッターを使い太めのラインになるよう意識しながら、しっかり彫っていきます。


マッドガード追加とボディの調整

続いてマッドガードの追加とボディの調整です。

キットのままですとマッドガードは実車に比べて寸足らずですので、1.5ミリのプラバンをカットし接着後、ゴッドハンドから販売されているUVパテを盛り、ブラックライトを照射。

ものの数十秒でパテが固まりますので、粗目のヤスリで形を整え完成です。
次にボディの調整ですが、フロントリップを接着していきます。パッケージそのままですと合いが悪いのでヤスリ等で調整したのち取り付けました。
最後にキーシリンダーをアドラーズネストのブラインドリベットヘッドで再現していくための穴を0.8ミリのピンバイスで開け調整完了です。


下地塗装

続いて、本塗装をする前の下地としてクレオスのベースホワイトを吹いていきます

この下地処理は、深いツヤのある仕上がりを目的とするのであれば、必須作業になります。

また、パーティングラインを消すために、ボディ表面を削ったり、ヤスリのあとが残ってしまった場合は、必ずサフェーサーを吹いて本塗装の前に表面を滑らかにしておくことが大事です。

いかに下地処理で滑らかな表面を作り上げるか!

が重要な事かと思いますし、下地の段階からこの表面を意識しておくと、後々鏡面仕上げの工程で、時間を短縮出来たりするなど、効率があがります。

サフェーサーを吹き、パーティングラインも消え綺麗なボディーラインになったことを確認し、次の作業に移っていきますが今回はここまで。

次回はインテリア完成までをお届けする予定です。

ご視聴頂きありがとうございました。

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