1/24 FUJIMI CRESTA GT TWINTURBO(GX71)part3
みなさんこんにちわ。
1つのプラモデルを3つの動画にわけ、完成までを収録しているプラモの時間。
いつもご覧頂きありがとうございます。
クリア塗装
今回の動画はフジミ71クレスタの完成までをお届け致します。
さっそくまずはクリア塗装から。
クリア塗装工程に関しては全部で3回の工程。
使用しているエアブラシはタミヤのスプレーワークHGエアーブラシワイドを使用。
塗料はクレオスのGX100スーパークリア2をガイアカラーT01薄め液で「1:1.5」程度まで薄め、吹き付けています。
塗装工程1工程目は、少し遠めから塗料をボディ表面に対してふわっと乗せるように吹きつけ。
1工程目と2工程目の間に軽く2000番のペーパーヤスリで表面を整え、2工程目はしっかり全体をまんべんなく塗装。
3工程目は仕上げで、各部塗料が垂れる寸前を目安に吹き付けていきます。
万が一垂れてしまった場合は、最悪塗装を落としやり直したり、リカバーに時間を取られるなど、悲惨な事になりますので、慎重に塗装を行っていきます。
研ぎ出し
次に研ぎ出しを行っていきます。
クリア塗装後充分に乾燥させた塗装面は、一見ツヤがあるように見えますが、塗装面にはまだまだおうとつが存在しています。
このおうとつを消していく作業をしていきます。
徐々に番手を上げ滑らかな面にしていきますので、前もって逆算をしクリア塗装を行わなければいけません。
ここでクリア塗装時に意識している、塗料が垂れる寸前、つまり多少厚めにクリア塗装を行う事が、ここで生きてくると思います。
研ぎ出し工程としては2回の工程。
まずはペーパーヤスリ2000番で水研ぎし、次にラプロスの研磨クロス、6000番、8000番と番手をあげ水研ぎをしていきます。
個人的な鏡面の目安としては、反射する景色が歪まない程度と考えているので、研いでは拭き取り、確認、を繰り返し表面を滑らかにしていきます。
鏡面仕上げ
続いて鏡面仕上げの工程です。
鏡面仕上げの工程としては3つの工程となります。
ドレメルというメーカーのミニルーターにスジボリ堂のバフを取り付け作業を行って行きます。
1工程目はタミヤコンパウンドの粗目で1周。
パーツ表面の層を軽く剥がす、または一皮剥くといった感覚で研磨していきます。
あまり研磨しすぎても粗目のコンパウンドでは傷を消すことはできず、ピカピカになりません
ですのであくまでも軽く1周といった感じで作業を行っていきます。
2工程目はタミヤの細目(さいめ)で1周。
3工程目はタミヤの仕上げ目で傷がなくなるまでを目安に研磨していきます。
この3工程目の段階で下地が出ると本当に最悪なので基本的には各1周、最終的に仕上げ目で傷をしっかり消す事が出来ればOKを目標に行います。
最後の仕上げの際、ハセガワのセラミックコンパウンドとタミヤのモデリングワックスを使用しつるピカにし完成としています。
マスキングと塗装
次にマスキングと外装パーツの塗装を行っていきます。
今回制作しているこのキットにはウインドウの黒セラ部分を塗装する際のマスキングシートは付属していませんので、自力でマスキングをしていきます。
まずはボディに対しウインドウをあてがい、ウインドウ表面から角四隅に印をつけます。
次にウインドウ裏面から印をつけた四隅を目途に曲線追従タイプのマスキングテープを使用しマスキング。
四隅がしっかりマスキング出来たら通常のテープを他の面にも重ねていきます。
つけた印はマスキング後コンパウンドで消去。
続いてサイドシル、ウインドウモールの一部にもブラックを入れていきますのでこちらもマスキング。
塗装完了後、ウインドウモール表面にはクロームマーカー、内側にはリアルタッチマーカーの腹部分で塗装をし、ゴムパッキンを再現していきます。
ついでにクリアパーツの周りにも同様に塗装をし再現完了。
クリアパーツは裏面からエナメルシルバーを塗装し、透けを防止。
サイドミラーのメッキ部分はハセガワのミラーフィニッシュをカットし貼り付けました。
フロント回りはこう作った
続いてフロント回りとなります。
ヘッドライトの骨組みに関してはキャプチャー①に収録してあり、その続きとなります。
まずは骨組みされたヘッドライト枠をメッキ仕上げにするので、リアルタッチマーカーでぬりぬり。
リフレクター部分はミラーフィニッシュを貼り付けたあと真ん中にピンバイスで穴をあけ、インセクトピンを差込み左右それぞれ外側のランプのみクリアイエローをいれてみました。
塗料が乾いた骨組みに対し付属のカットしたクリアレンズを裏面から接着。
接着にはセメダインハイグレード模型用接着剤を使用しました。
接着が乾いたのち、リフレクターも接着し、これでヘッドライトの完成です。
フロントリア共にある、バンパー上部のメッキ部分はミラーフィニッシュを貼り付け、パンパーの形に合わせカットしていきました。
フロントバンパーとヘッドライトの間にあるモールにはハセガワのつや消しフィニッシュをカットしたものを貼り付け。
ウインカー部分はクリアオレンジ→クリアスモークと順に塗装し、裏面からミラーフィニッシュを貼り付け。
最後にボディに対し、パーツ裏面をカットし角度や位置を変更したグリル、そしてヘッドライトを一斉に取り付け、ベストポジションを調整しつつフロント回りの完成です。
仕上げ
最後に仕上げとなります。
今回のこちらのクレスタ、この時代の車のいたるところに装着されていたメッキモールの装飾。
これらをいかにきらっきらに仕上げていくかがこの時代のカーモデルを作る上で重要なポイントと思っており、実車写真等をよくみつつ四苦八苦。
例えば、バンパー上部やサイドモールの中のメッキモールなど非常に細かい部分までメッキが使われているので、可能な限りハセガワのミラーフィニッシュを使用しメッキの輝き具合を統一するなど、豪華な外装になるよう工夫しながら進行していきました。
フェンダーアーチのモールはキャプチャー①で自作をし、ここにはリアルタッチマーカーを使用し塗装。
とことん極上できらっきらなメッキモール類になりこれぞクレスタ!といわんばかりの佇まいに大満足しつつどんどん組み立てていきます。
シャシーとボディを合体したのですが、少しダッシュボードが干渉してしまったので、干渉部分をカットしつつ進行していきました。
塗装を終え仕上げられたパーツ達をセメダインハイグレード模型用接着剤を使用し、ウインカー、サイドミラー、ナンバーにグレードエンブレムを接着していきます。
グレードエンブレムに関しては、デカールをそのままグリルに貼り付ける指定でしたので、これはあかんと思い、0.5ミリのプラバンをカットしブッラクで塗装後デカールを貼り付け。
上からレジン液で保護してからグリルに取り付けを行いました。
最後にドアノブを塗装しこれにてフジミ71クレスタの完成です。
キットを開封し仮組をした際、このキットの山はフロントのヘッドライトと、メッキモール類にあるとポイントを掲げ意識しながら制作を行ってきたフジミ71クレスタ。
こうして完成すると、これぞクレスタ!なツートン塗装に豪華なメッキ装飾部分と、前期の顔になったフロントマスク、そしてロンシャンのホイールや車高も重なり、まさしく自分好みのクレスタに仕上がりました。
個人的に4枚のセダンは大好物で、手持ちには71のマークⅡにチェイサーもありますので、今後制作しこのクレスタと並べてみたいと思います。
ナンバーも71にするなど愛情込めて作った一台
よろしければ眺めていって下さい
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