1/12 TAMIYA SUZUKI RG250Γ フルオプション part1
みなさんこんにちわ。
1つのプラモデルを3つの動画にわけ、完成までを収録しているプラモの時間。
いつもご覧頂きありがとうございます。
今回はバイク制作欲が我慢の限界だったので模型棚に積まれている中からタミヤのRG250Γをチョイス。
まずはRG250Γがどんなバイクだったのか、ルーツを探ってみましょう
SUZUKI RG250Γとは?
今でこそレーシーなバイクはなにかと言われれば、1000ccクラスのスーパースポーツが挙げられますが、そのルーツは80年代の日本の市場にありました。
250ccクラスの「レーサーレプリカ」が各メーカーから発売され、1983年に登場したこのRG250ガンマが「外観デザインを徹底してレーサーに近づけた」ことにより、その後約10年に渡るレーサーレプリカ・ブームが巻き起こったそうです。
ガンマは、外装デザインはもとより、のち自主規制値となったエンジンの動力性能上限を実現していたことや、レプリカの要件であるフルカウリング、アルミフレームや軽量合金製ステップ、セパハン、タコメーターを中央に配したレーシーな3連メーターといった、後世のレプリカが備えるべき「定義」をも確立した、歴史的マシンであります。
このタミヤのキットはそれらが忠実に再現されており、パーツも細分化され、塗分けやすく組みやすいキットかと思います。
それでは早速作っていきましょう
カウル等の組立
まずは塗装の前に分割されているパーツであるカウル等の組立を行っていきます。
ランナーからパーツを切り離したら、デザインナイフと320番の粗目のペーパーヤスリでゲート痕を処理。
完成後のフォルムをイメージし、曲線はより滑らかに、角はしっかりエッジを効かせ造形していきます。
ゲート痕を処理出来たら分割されているパーツを組み立てます。
説明書をよく読み、組み立ててしまっても問題ない事を確認後作業を行いました。
組立後のパーツは強度が弱いので裏面からセメダインハイグレード模型用接着剤で補強しておきます
エンジンパーツ等の組立
次にエンジンパーツ等の組立です。
こちらもカウル同様、塗装の前に組み立ててしまっても問題ないパーツをしっかり説明書を確認し、ゲート処理をした上で組立開始。
これらのパーツを分割された状態で、塗装を行ってから組み立ててしまうと、接着部分が溶剤で溶け、塗装が台無しになってしまいますので、組み立てて問題ない箇所は先に組み立てたのち塗装を行います。
この工程はエンジンの造形や仕組みがじっくり楽しめる工程でもあり、プラモの時間を堪能しつつ進行致しました。
合わせ目消し
続いて先に組み立てたカウルパーツの接着剤が乾いたころ合いを見図らって、接着部分の合わせ目を消していきます。
まずは合わせ目部分にUVパテを盛り付け、ブラックライトを照射。
このUVパテはゴッドハンドから販売されているもので、ブラックライトやUVライトから放出される紫外線に反応し固まってくれるパテ
ものの30秒程度の照射でしっかり固まってくれます。
さらに削り込みやすい素材なので、時間を取られることがなく思い通りの造形が出来る優れモノ
直近の制作ではスタメンをはるUVパテ。
とてもオススメです。
カウルパーツを360度眺め確認し、合わせ目も綺麗に消え、これでカウルパーツの塗装準備が出来ました。
ブレーキディスクの加工
次にプラモの時間初のチャレンジと致しましてブレーキディスクの穴あけ加工を行っていきます。
準備するものは0.5ミリのピンバイスとペーパーヤスリ。
それぞれの穴は細長い穴になっているので、各先端、最後にセンターと順にピンバイスをいれ加工してみました。
裏面には加工痕がでてしまうのでペーパーヤスリで均し、滑らかにしたうえで加工完了。
穴を開ける箇所は無数にあり大変ですが、すべての穴をあけ眺めてみるとリアル感がマシマシになっていることに気が付きます。
コツさえつかめばさくさく出来るディティールアップだと思いましたので、今後の加工作業のスタメン入り決定です。
メッキ落とし
続いてこちらも塗装前の準備となりますが、不自然なメッキでパッケージされたパーツをキッチンハイターで落とす作業となります。
まずはフロントフォーク。
インナーフォーク部分のメッキのみを落としたいので、それ以外をマスキング。
小瓶にキッチンハイターを数プッシュし水で薄めたものを準備し、そこに対しフロントフォークをつけていきます。
マスキング下部分は浸けないよう工夫しながらメッキを落としました。
一緒にスイングアームやキャブレターのメッキも落とし塗装準備完了です。
ブラック系一気塗り
次にブラック系塗料を一気塗りということで、ブラック系、シルバー系で仕上げたいパーツに関して、ガイアノーツのエヴォブラックを使用し塗装を行っていきます。
セミグロスブラック指定のパーツ、そしてシルバー等のメタリック塗料指定パーツの下地として吹付を行いました。
シルバーの下地としてブラックを吹き付けておくと重厚感のあるメタリックカラーに仕上がるので、エンジンパーツや金属パーツには必須の塗装方法かと思います。
合わせ目消しをしたカウルパーツに関しては、裏面がセミグロスブラック指定ですので、下地塗装の前にブラックを入れてしまい、マスキングした上で本塗装に挑みたいと思います。
下地塗装
続いて、本塗装前の下地としてクレオスのベースホワイトを吹いていきます
この下地処理は、深いツヤのある仕上がりを目的とするのであれば、必須作業になります。
また、パーティングラインや合わせ目を消すために、パーツ表面を削ったり、ヤスリのあとが残ってしまった場合は、必ずサフェーサーを吹いて本塗装の前に表面を滑らかにしておくことが大事です。
いかに下地処理で滑らかな表面を作り上げるか!
が重要な事かと思いますし、下地の段階からこの表面を意識しておくと、後々鏡面仕上げの工程で、時間を短縮出来たりするなど、効率があがります。
サフェーサーを吹き、合わせ目も消え綺麗なラインになったことを確認し、次の作業に移っていきますが今回はここまで。
次回はリアの組立までをお届けする予定です。