1/24 FUJIMI TOYOTA MARKⅡ HT GT GX81 part1
みなさんこんにちわ
制作過程を3つの動画にわけ、完成までを収録しているプラモの時間へようこそ
今回はフジミの6代目マークⅡを作っていきます
GX81マークⅡとは?
バブル経済真っ只中の1988年8月に発売した6代目マークⅡ
生産期間は1988年から1992年までとなっており90年8月にマイナーチェンジし後期型へとなります
今回のキットは前期型なので前期型にスポットをあて調べていきます
マークⅡ三兄弟と呼ばれ爆発的なヒットをした5代目からバトンを受け継いだのは1988年8月
この代からガソリンエンジンをすべてDOHC24バルブとしハードトップのグレードとしては
2L直4スーパーチャージャーのグランデG、2L直4GTツインターボ、2L直6のグランデの3種類で展開されました
ボディは、トレンドに合わせて曲面基調のスタイルで
インテリアではバブル期らしく高級オーディオや格納式ヘッドレスト、オプションで液晶テレビにハンズフリータイプの自動車電話
エクステリアではオートワイパーやサイドウインドウワイパーがオプションで装備できるなどまさにバブル期を象徴とするような車として華々しいデビューを飾りました
90年のマイナーチェンジより直6エンジンがベースとなりさらにパワーアップ
後期型では日産のローレルやR32GT-Rなどを意識したとも言われているようです
1990年には年間販売台数で「マークⅡ」が「カローラ」を抜き、歴代初めての首位に立ち、販売台数は4年で84万台
クラウンより売れ、歴代マークⅡの中で一番売れたのがこの6代目マークⅡです
仮り組み
そんな81マークⅡですが、売れに売れた車ということでフジミとアオシマからプラモデル化されました
アオシマは現在でも入手可能
フジミですと現在は廃盤となっていますが、定期的に再販はされているようでいずれも2000円ほどで購入が出来ます
キットをあけ仮組みをしつつ内容を見ていきますが、このフジミ製のキットは足回りが前後シャフトで組み立てていくタイプなので、フロントはハンドルを切った状態で作ることはできません
パーツ点数も少なく、アオシマでいうスナップキットのような感覚で作ることができると感じました
仮組みもスムーズで、ホイールを前後組み込み、ボディにはウインドウを接着しシャシーと合体
ヘッドライトなどのクリアパーツとサイドミラーを取り付けたら完成です
アオシマ製の81マークⅡを作ったことがないのでなんとも言えないのですが、このフジミのマークⅡは実車を忠実に再現していて、フロントマスクのモールドが特にそっくりです
古いキットなので各部黄ばんでいたり、デカールもダメになっていたり、テールパーツも反っていたりしますがなんとか出来そうです
車高もノーマルで作るにはぴったり
ホイールのサイズが少しだけ違和感があるのでこのあたりを中心に制作していきたいと思います
パーティングライン消し
まずはパーティングラインの削除から
画像矢印部分のパーティングラインを削る作業となります
模型メーカーがプラモデルを製造する過程で、金型同士を合わせてパーツを整形しているので、どうしても付着してしまうのがパーティングラインや、バリですが、これを消すのと消さないのでは、仕上がりに大きく影響してきます
パーティングラインの確認方法としては、ボディやパーツを手に取り、実際に指で触ってみること
カーモデルの場合はボディを真上から見た際、左右対称的に縦にラインが入っていることが多く、バンパー周辺は特に頑固なラインになっていることが多いです
作業手順としては、320番のタミヤのペーパーヤスリで、水をつけながら削り、取り除いていきますが、取り除く際の注意点として、実車にある細かなプレスラインもありますので、その部分まで削ってしまわないよう注意しつつ取り除いていきます
タミヤ フィニッシングペーパー P1000番 3枚入り + P1200 3枚入り + P1500番 3枚入り + P2000番 3枚入り セ…
320番で取り除いたらヤスリの番手を上げつつ1500番まで仕上げ、塗装に向け準備しておきます
スジ彫り
次にスジ彫りを行って行きます
使用しているツールはタミヤ製のスジ彫り超硬ブレードで、ブレードは0.15mmと、0.2mmを使い分けています
用途としては、0.15mmのブレードは全体的な使用、0.2mmのブレードはドアやボンネットなどの開閉パーツなどに使用しています
リアルな完成度を追求するにあたり、ボディのパーツそれぞれに対しスジをいれておかないと、塗装を重ねた時に、溝が塗料で埋もれてしまい、シャープさが欠けてしまうので、塗装をする前の下準備の段階でしっかり彫っていきます
といってもスジを深くし過ぎると、不自然なシルエットになってしまったり、パーツが貫通し割れてしまう場合もありますので、あくまでも軽いタッチでそれぞれのパートで3~5往復を目安に丁寧に掘り込んでいきます
ドアやボンネット、モールやバンパーの継ぎ目、給油口カバーやウインドウモールの外側を筋彫りし塗装に備えます
ボディの調整加工
次にボディの調整と加工です
まずはマッドガードやボディ全体にあるバリなどをペーパーヤスリで取り除いていきます
マッドガードやサイドシル裏、フェンダー裏側やウインドウ内側などにはバリが付着していますので320番から1200番まで順を追ってヤスリがけしシルエットを整えます
パーパーヤスリを持ったついでに各パーツもヤスリでゲート処理を行なっておきます
そしてボディ
ドアにモールドされているキーシリンダーに対し0.8mmのピンバイスで穴を開けておきます
ここは完成直前にハイキューパーツのマイナスモールドを取り付けます
ヘッドライトのランプも切り落とし穴あけ
こちらは後ほど虫ピンに換装します
下地塗装
続いて本塗装をする前の下地としてガイアノーツのサーフェイサーエヴォを吹いていきます
この下地処理は、深いツヤのある仕上がりを目標とするのであれば必須作業
パーティングラインを消すために、ボディ表面を削ったり、少なからずペーパーヤスリのあとが残った場合は、必ずサフェーサーを吹いて本塗装の前に、各パーツの表面を滑らかにしておくことが大事です
いかに下地処理の段階で滑らかな表面を作り上げることができるか!
ということが重要かと思いますし、何より下地の段階から滑らかな表面を意識しておくと、後の鏡面仕上げの工程で凹凸が少なく仕上がるので、鏡面仕上げの作業時間を短縮出来、結果的には効率があがります
吹き付け途中にホコリなどが付着した場合は、焦らず乾燥を待ち、ペーパーヤスリで取り除いてから再度吹き付けます
サフェーサーを吹き、パーティングラインや傷も消えて、綺麗な表面になったことを確認し、次の作業に移っていきますが今回はここまで
次回はインテリア完成までをお届けする予定です
完成までをお届けする予定です
ご覧頂きありがとうございました
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