「ハイドロポンプを積んだローライダーセンチュリーはいかが?」

1/24 AOSHIMA TOYOTA CENTURY VG45型

1/24 AOSHIMA TOYOTA CENTURY (VG45) part3

みなさんこんにちわ

制作過程を3つの動画にわけ、完成までを収録しているプラモの時間へようこそ

今回の動画はアオシマ製トヨタセンチュリーの完成までをお届け致します

クリア塗装

まずはクリア塗装から

クリア塗装の工程は全部で3回

使用しているエアブラシはタミヤのスプレーワークHGエアーブラシワイドで、塗料はクレオスのスーパークリア3(GX100)をガイアカラー薄め液(T01)で「1:1.5」に薄めて吹き付けています

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塗装工程1工程目は、少し遠めから塗料をボディ表面に対してふわっと乗せるように吹きつけ

2工程目は角部分からはじめ全体をまんべんなく塗装していき

2工程目と3工程目の間に2000番のペーパーヤスリで表面を整えておき

3工程目は仕上げで、全体を塗料が垂れる寸前を目安に吹き付けていきます

万が一垂れてしまった場合は、IPAで塗装を落としやり直したり、リカバーに時間を取られるなど、悲惨な事になりますので、慎重に塗装を行っていきます

研ぎ出し

次に研ぎ出しを行っていきます

クリア塗装後充分に乾燥させた塗装面は、一見ツヤがあるように見えますが、塗装面にはまだまだおうとつが存在しています

このおうとつを消していく工程です

徐々にペーパーヤスリの番手を上げながら滑らかな面にしていくので、前のクリア塗装工程では逆算をし厚めに塗装をしています

研ぎ出し工程としては3回の工程

1工程目は2000番のペーパーヤスリで水研ぎをしていきます

艶が出ているクリア塗装面の艶を消していく感覚で水研ぎ

2工程目、3工程目はそれぞれゴッドハンド製の神ヤスを使い

それぞれ6000番、8000番と番手をあげつつ水研ぎをしていきます

鏡面の目安としては、反射する景色が歪まない程度と考えているので、研いでは拭き取り確認を繰り返し、表面を滑らかにしていきます

2000番から始め、マットな面が徐々に艶が出てきたことを確認し終了です

鏡面仕上げ

続いて鏡面仕上げの工程です

鏡面仕上げの工程としては3つの工程となります

シーフォース製のリトルーターにスジボリ堂のバフを取り付け作業を行っています

1工程目はタミヤコンパウンドの粗目で1周

表面を一皮剥くといった感覚で研磨していきます

1工程目で粗目のコンパウンドでは傷を消すことはできませんので、2工程目3工程目につなぐ感覚で少しずつ傷を消しながら艶を出していきます

2工程目はタミヤの細目(さいめ)で1周

3工程目はタミヤの仕上げ目で、限りなく傷がなくなるよう意識しながら研磨していきます

万が一途中で角が出てしまったら、慌てず残しておいたボディカラーなりでタッチアップ

バフが届きづらい奥まった箇所は、タミヤの研磨クロスや綿棒などにコンパウンドをつけ磨いていきます

3Dパーツの塗装とボーンミラー塗装

続いてはこちら

3Dで作ったディティールアップパーツの塗装とボーンミラーを使ったホイールの塗装です

ハイドロポンプと一緒に作ったバッテリーはアルティメットホワイトとエボブラックで塗り分け、キャップ部分にイエロー、ターミナルはシルバーで塗装

ポンプは下地にブラックでクロームシルバーを重ねたら細かい部分はエナメルブラックで塗り分けです

3D製で自作したデイトンワイヤーホイールとアメリカンなドアミラーはボーンミラーで塗装です

塗装手順としては下地にアンダーブラック、続いてボーンミラー、フィニッシュクリアの順番

ボーンミラーは低圧で遠目から何度かに分けて吹き付けを行いました

下地がめちゃくちゃ大事なのでアンダーブラックはコッテリ濃いめで吹き付けるといいでしょう

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トランクヒンジの取り付け

次にトランクヒンジの制作と取り付けです

パカパ化したトランクにヒンジを取り付けるとリアウインドウに干渉してしまうので、まずは干渉する部分をカット

ウインドウに厚手のマステをガイドに超硬ブレードで筋を入れていきカットしていきました

次にヒンジ部分ですが、ヒンジを接続するステーから作ります

内径1mmのアルミパイプと0.8mmの真鍮線をカット

アルミパイプに真鍮線を入れたらL字に曲げます

ヒンジパーツは3Dで出力したもので、取り付け部分は0.8mmの穴が開いています

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その穴に先ほどの真鍮線を通しトランクが回転する仕組みです

ステー部分、ヒンジ取り付け部をシアノンで固定し完了です

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ウインドウモールの塗装

続いてウインドウモールなどのメッキモール部分に対し塗装を行なっていきます

塗料は4アーティストマーカーのシルバーを使用

塗装の手順としては

まずモール外周にしっかり筋を入れておくことが大前提で、筋彫りの段階でこの作業を行なっておきます

その筋を入れた箇所にスミ入れ塗料ブラックを流し込んでいきます

流し込んだらエナメル溶剤を染み込ませた綿棒で、はみ出た部分を拭き取ります

次はメッキの表現として4アーティストマーカーのシルバーを使用しメッキ部分を塗装

最後にモール内側には4アーティストマーカーのブラックを使用し、マーカーの腹部分で塗装し完了です

あとはパンパーやグリルを塗り分けです

バンパーはマスキングテープを大まかに貼り付けデザインナイフで露出させたい部分をカットし塗装

グリルはエナメルのブラックを入れたあと、エナメル溶剤を染み込ませた綿棒で拭き取りメッキ部分を露出させました

ボディとシャシーの合体まで

次にボディとシャシーの合体までです

ボディを裏面にしウインドウパーツをセメダインハイグレード模型用接着剤で接着です

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ルームミラーもハセガワのミラーフィニッシュを取り付けたあとボディ側に取り付けです

そのあとトランク内のディティールアップパーツを仕上げていきます

トランク部分はぱかっと開くので、開けたその先のパーツをプラ板で制作

ここの部分の制作はパート2にて収録してありますのでよろしければご覧ください

そのプラ板で制作したトランクにダイソーのフェルト生地を貼り付けたら、ウーファーを接着しシャシーに取り付けていきます

そのあとボディとシャシーを合体し完成まであと少しとなりました

仕上げ

いよいよ仕上げですが装飾品が多い旧車はここからが本番

心して仕上げていきます

まずはサイドシル部分、ここはストレートな形状なのでハセガワのミラーフィニッシュを貼り付けました

フェンダーのモールは4アーティストマーカーのシルバーで塗装です

次にクリアパーツ類

テールはメッキモールで区切られているので、マステ処理をしつつ4アーティストマーカーシルバーで塗装

3M マスキングテープ 143N 15mm×18M 8巻パック 143N 15

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フロントパーツは、バンパーにフォグ類を取り付けヘッドライトも組み立てておきます

リアはテールランプとバックランプを組み立て

3Dのハイドロポンプはジャンクのビニールパイプでさらにディティールアップ

細かい部分が組み上がったらボディに取り付けていきます

ボンネットのオーナメントにヘッドライトにバンパー、そしてグリルを取り付け

リアバンパーにテールパーツ、サイドにはメッキモールとウインカーを取り付けです

フロントにはワイパー、トランク内にはバッテリーにハイドロポンプ

オーナメント類にはデカールを貼り付けていきます

最後にホイール、ドアミラー、キーシリンダーにはハイキューパーツのマイナスモールドを取り付け、モデリングワックスで磨き完成です

マイナスモールド2 1.0mm(10個入)

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このセンチュリーもなかなか長いこと敬遠してきたキットでした

というのもノーマルで美しく仕上げたい気持ちがずっとあったのですが、純正ホイールがパッケージされておらず構想が行方不明になっていたからです

ある日何気なくセンチュリーのカスタムカーをWEB上でみていたら素敵なアイボリーのセンチュリーに心を奪われ制作開始

日本の象徴のような車をアメリカナイズされたローライダー仕様で仕上げることを目標に

ネックだったホイールはデイトンワイヤーを3Dで自作

ワイヤーの細かさ的に再現はできないかなと思っていたのですが、案外うまくいきしっかりワイヤーホイールになったのは一番の収穫かもしれません

タイヤのホワイトリボンも塗装でやれたのは大きな自信となりました

他にもトランクをパカパ化し、ハイドロポンプとバッテリーでハイドロシステムを設置

ボディは美しい日本の富士を表したようなアイボリーホワイトで

サイドミラーはアメリカンなパーツに換装してみましたが、これがまたいい味出している気がします

日本の車にアメリカンなテイストをバッキバキに仕込んだ渋く美しい一台

ナンバープレートにあるように大阪あたりで走っていても何ら違和感はなさそうです

そんな空想を楽しみつつ今回はここまで

ご覧頂きありがとうございました

このブログをYOUTUBEにもまとめていますので、よろしければこちらもご覧ください。

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