「ジャパンは顔が命!バンパーをディテールUP」

1/24 AOSHIMA NISSAN SKYLINE 2000GT-E-S

1/24 AOSHIMA NISSAN SKYLINE 2000GT-E-S 「ジャパン前期」part1

みなさんこんにちわ。
1つのプラモデルを3つの動画にわけ、完成までを収録しているプラモの時間。

いつもご覧頂きありがとうございます。

回りがドンびくほど旧車が大好き私ですが、実車を所有できないので、そのフラストレーションを模型で発散!
旧車の中でも特に大好物なスカイラインの中から今回は「前期のジャパン」を制作していきます。

さっそくスカイラインジャパンのルーツを探っていきましょう。


NISSAN SKYLINE 2000GT-E-Sとは?

ニッサンから1977年8月に発売された5代目となるC210型のスカイラインで、通称「ジャパン」とよばれたモデルになります。
ジャパンの由来としては当時のキャッチコピーである「日本の風土が生んだ名車」であることからジャパンと呼ばれるようになりました。

プラットフォームはブタケツの次のモデルであるC230型ローレルと基本的に共通。

ボディバリエーションは4ドアセダン、2ドアハードトップおよびバンの3系列を設定し、セダンおよびハードトップには直列6気筒エンジン搭載車と直列4気筒エンジン搭載車が用意されました。

発売当初は自動車排出ガス規制の影響を受け、DOHCもターボも設定なし。

グレード体系は直列6気筒エンジンを搭載する「GTシリーズ」と直列4気筒エンジンを搭載する「TI(ツーリング・インターナショナル)シリーズ」の2系列。

販売期間はわずか4年ほどで、前期型と後期型が存在します。

「GTシリーズ」の前期型と後期型の見分け方としては、大きな特徴としてヘッドランプの形状が、前期型は丸目4灯、後期型は角目2灯と違うこと。

「TIシリーズ」は前期後期でグリルの形状が違うことでしょうか。

今回制作するアオシマのこのキットは「前期型のGTシリーズ」で個人的にはジャパンといったら前期という思いもあり、今からどんな風に制作しようかわくわくしております。

アオシマから販売されているこのキットですが、たしか金型はイマイから引き継いだもので、個人的にはアオシマの本家ジャパンよりも、特にフロントマスクが実車に一番近いキットかと思っています。

パーツ構成はイマイ色多め、というかほぼイマイという印象で、点数は少なめですので、作りこめる箇所は率先して作りこんでいこうと思います。

それではさっそく作っていきましょう。

仮組

まずは仮組です。
ホイールはキット付属のものではなく、他のメーカーのものを使用するつもりです。

ウインドウ、フロント、リアを主に、仮で組んでみました。

気になった点としては、まずはウインドウ。

多少の歪みがあるので、本番ではフロント側をまずは接着固定し、乾燥したらリア側を接着していく方法で組んでいこうと思います。

フロントマスクはこれぞ前期!な凛々しい顔。そうそうこれこれといった感じです。
フロントリア共にボディとバンパーの合いが悪い気がするので、ここを調整しつつ組んでいこうと思いました。


スジ彫り

次にスジ彫りを行って行きます。

使用しているツールはタミヤ製のスジ彫り超硬ブレードで、0.15mmの刃を装着したものと、タミヤのPカッターとなります。

用途としては、超硬ブレードは全体的なスジ彫り、Pカッターは刃幅が超硬ブレードよりも広いので、ドアやボンネットなどの開閉パーツ部分に使用しています。

リアルな完成度を追求するにあたり、ボディのパーツそれぞれに対しスジをいれておかないと、塗装を重ねた時に、溝が塗料で埋もれてしまい、リアルなシャープさが欠けてしまうので、そうならない為にもしっかり丁寧に彫っていきます。

といってもあまり深くし過ぎると、不自然なシルエットになってしまったり、パーツが貫通し割れてしまう場合もありますので、あくまでも軽いタッチでそれぞれ3~5回を目安に。

尚且つボンネットやドアなどの開閉パーツ部分は、他のパーツとの差を明確につけるためにも、Pカッターを使い太めのラインになるよう意識しながら、しっかり彫っていきます。


パーティングライン消し

続いてこの赤線部分のパーティングラインを消す作業、その他にバリなどを取り除いていく作業となります。

メーカーの製造過程で、金型同士を合わせてパーツを整形している為、どうしても付着してしまうのがパーティングラインや、バリですが、これを消すのと消さないのでは、面がより滑らかになるなど仕上がりに大きく影響してきます。

パーティングラインの確認方法としては、ボディを真上から見た際、縦一直線に入っている場合が多いので、実際に指で触り段差を確かめながら作業を進めていきます。

作業手順としては、800番程度のペーパーヤスリで、ボディ全体にあるパーティングラインを水研ぎで取り除いていきますが、取り除く際の注意点として、細かなプレスラインもありますので、その部分まで削ってしまわないよう注意が必要となります。

カーモデルの場合、前後バンパー周辺、ボディを真上から見た際にリアからフロントまで一直線にパーティングラインがあり、特に前後バンパー周辺は頑固なラインが形成されていることが多いので、根気よく処理をしていきます。


ボディの調整加工

続いてボディの調整加工となります。
使用したツールはタミヤの精密ピンバイスに極細ドリル刃の0.8ミリをセットしたもの。
まずはキーシリンダーの加工となりますが、キット本来の姿ですと両側のドアにキーシリンダーが再現されています。

こちらの再現されているキーシリンダーですが、クリアを厚めに塗装することと、鏡面仕上げを行う際、ガシガシと塗装面を削りどうせ消えてしまいますので、ピンバイスで穴をあけ模型用のリベットで再現していきます。

また、仮組時にきになっていた前後バンパーの調整もこの時点で行っておきます。
まずメッキバンパーのサイドパーツと接着する部分がメッキパーツのほうが長いのでヤスリでカットし調整。

次に前後パンパーのサイドのパーツですが、パーツ後方部の穴が不自然なのでUVパテで埋めました。
ブラックライトを照射し、はみ出た部分をデザインナイフでカット。

実際にボディにあてがい、問題なさそうですのでこれで調整完了とします。


下地塗装

続いて、本塗装をする前の下地としてガイアノーツのサーフェイサーエヴォパステルピンクを吹いていきます

この下地処理は、深いツヤのある仕上がりを目的とするのであれば、必須作業になります。

また、パーティングラインを消すために、ボディ表面を削ったり、ヤスリのあとが残ってしまった場合は、必ずサフェーサーを吹いて本塗装の前に表面を滑らかにしておくことが大事です。

いかに下地処理で滑らかな表面を作り上げるか!

が重要な事かと思いますし、下地の段階からこの表面を意識しておくと、後々鏡面仕上げの工程で、時間を短縮出来たりするなど、効率があがります。

サフェーサーを吹き、パーティングラインも消え綺麗なボディーラインになったことを確認し、次の作業に移っていきますが今回はここまで。

次回はインテリア完成までをお届けする予定です。

本日のブログは以上となります。
本日のブログをYOUTUBEにもまとめていますので、よろしければこちらもご覧ください。

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