「グリルがゾンビだったので作り直してみた」

1/24 ARII NISSAN SKYLINE 2000RS

1/24 ARII NISSAN SKYLINE 2000RS part1

みなさんこんにちわ。
1つのプラモデルを3つの動画にわけ、完成までを収録しているプラモの時間。

いつもご覧頂きありがとうございます。

今回は大好きなスカイラインを存分に作ってみたい!ということで、30スカイラインを制作。
同時にジャパン前期の制作も行っていますのでよろしければそちらもご覧ください。

さっそく今回制作するSKYLINE 2000RSを紐解いていきます。

NISSAN SKYLINE 2000RSとは?

昭和56年(1981年8月)にフルモデルチェンジを受け6代目のR30型へと発展したスカイラインは、同年10月ついにDOHCモデルをデビュー。
アメリカの俳優ポール・ニューマンが広告キャラクターであったため、「ニューマン・スカイライン」と呼ばれました。

フルモデルチェンジ当初は、L20型ターボがハイパフォーマンスグレードに搭載されていましたが、その2カ月後にエンジン型式「FJ20E型」というブランニューのパワーユニットを搭載した「RS」が登場します。
「FJ20E型」は2Lの直4に、気筒あたり4本のバルブをもつ16バルブヘッドを搭載。
最高出力は150PSで販売価格は217万円~。

これによりGT-Rの再来と期待されましたが、FJ20E型が直列4気筒であるがためにGT-Rを名乗らなかったともいわれているそうです。
これにより
「4バルブなくしてDOHCは語れない」
というキャッチコピーが用いられました。

製造年数はバンを除き1981年~1985年の僅か4年間で、販売当初のGT,TIシリーズから始まり、RS,RSターボ、83年には「鉄仮面」と呼ばれている後期型となり、RS-Xやニッサン50周年記念限定車、TIシリーズでは「パサージュ」などマイナーチェンジを経て7代目のR31型に移行していきます。

今回制作するアリイのSKYLINE 2000RSのキット内容としては、エンジンレスということもあり、パーツ点数は少なめ。
プロポーションの良さをいかし、どう渋く制作するか考えながら組み立てていきたいと思います。

それではさっそく作っていきましょう。

仮り組み

まず初めに仮組を行います。
ホイールはキット付属のものではなく、他のメーカーのものを使用するつもりです。
まず気になった点としてはウインドウでしょうか。
サンルーフ仕様としても組み上げられることから、ウインドウ接着部分は複雑な形状をしており、更に歪みもあったので真ん中から半分にカットし組み立てていきます。

他にもバンパーとボディの組付けがきつめで、接着しにくかったり、グリルはおそらく製造時についたおおきなバリがあり、ゾンビ化しているので、このあたりを調整しつつ制作していきます。

スジ彫り

次にスジ彫りを行って行きます。

使用しているツールはタミヤ製のスジ彫り超硬ブレードで、0.15mmの刃を装着したものと、タミヤのPカッターとなります。

用途としては、超硬ブレードは全体的なスジ彫り、Pカッターは刃幅が超硬ブレードよりも広いので、ドアやボンネットなどの開閉パーツ部分に使用しています。

リアルな完成度を追求するにあたり、ボディのパーツそれぞれに対しスジをいれておかないと、塗装を重ねた時に、溝が塗料で埋もれてしまい、リアルなシャープさが欠けてしまうので、そうならない為にもしっかり丁寧に彫っていきます。

といってもあまり深くし過ぎると、不自然なシルエットになってしまったり、パーツが貫通し割れてしまう場合もありますので、あくまでも軽いタッチでそれぞれ3~5回を目安に。

尚且つボンネットやドアなどの開閉パーツ部分は、他のパーツとの差を明確につけるためにも、Pカッターを使い太めのラインになるよう意識しながら、しっかり彫っていきます。

パーティングライン消し

続いてこの赤線部分のパーティングラインを消す作業、その他にバリなどを取り除いていく作業となります。

メーカーの製造過程で、金型同士を合わせてパーツを整形している為、どうしても付着してしまうのがパーティングラインや、バリですが、これを消すのと消さないのでは、面がより滑らかになるなど仕上がりに大きく影響してきます。

パーティングラインの確認方法としては、ボディを真上から見た際、縦一直線に入っている場合が多いので、実際に指で触り段差を確かめながら作業を進めていきます。

作業手順としては、800番程度のペーパーヤスリで、ボディ全体にあるパーティングラインを水研ぎで取り除いていきますが、取り除く際の注意点として、細かなプレスラインもありますので、その部分まで削ってしまわないよう注意が必要となります。

カーモデルの場合、前後バンパー周辺、ボディを真上から見た際にリアからフロントまで一直線にパーティングラインがあり、特に前後バンパー周辺は頑固なラインが形成されていることが多いので、根気よく処理をしていきます。

ボディの調整加工

次にボディの調整加工です。
まずはキーシリンダーの加工ですが、使用したツールはタミヤの精密ピンバイスに極細ドリル刃の0.8ミリをセットしたもの。
キット本来の姿ですと両側のドアとトランクにキーシリンダーが再現されています。

こちらの再現されているキーシリンダーですが、クリアを厚めに塗装することと、鏡面仕上げを行う際、ガシガシと塗装面を削りどうせ消えてしまいますので、ピンバイスで穴をあけ模型用のリベットで再現していきます。

また、仮組時にきになっていた前後バンパーの調整もこの時点で行い、スムーズに組付けられるようにしておきました。

そしてゾンビ化してしまったグリルに関しては、真ん中2つのフィンを切り取り、ヤスリなどで均したあと、プラバンをカットしたものを接着し、裏面からハイグレード模型用接着剤で補強をし復元をしてみました。

下地塗装

続いて、本塗装をする前の下地としてガイアノーツのサーフェイサーエヴォ(グレー)を吹いていきます


この下地処理は、深いツヤのある仕上がりを目的とするのであれば、必須作業になります。

また、パーティングラインを消すために、ボディ表面を削ったり、ヤスリのあとが残ってしまった場合は、必ずサフェーサーを吹いて本塗装の前に表面を滑らかにしておくことが大事です。

いかに下地処理で滑らかな表面を作り上げるか!

が重要な事かと思いますし、下地の段階からこの表面を意識しておくと、後々鏡面仕上げの工程で、時間を短縮出来たりするなど、効率があがります。

サフェーサーを吹き、パーティングラインも消え綺麗なボディーラインになったことを確認し、次の作業に移っていきますが今回はここまで。

次回はインテリア完成までをお届けする予定です。

本日のブログは以上となります。
本日のブログをYOUTUBEにもまとめていますので、よろしければこちらもご覧ください。

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