「グロリアらしさを出す2つの修正点」

1/24 AOSHIMA NISSAN 430 GLORIA

1/24 AOSHIMA NISSAN 430 GLORIA part1

みなさんこんにちわ。
1つのプラモデルを3つの動画にわけ、完成までを収録しているプラモの時間。

いつもご覧頂きありがとうございます。
お正月といえば初日の出
1年の始まりということもあり初日の出にふさわしいキットをご用意
今回のキットは当時のヤンキーに絶大な人気を誇った430グロリア

屋根をぶったぎったり竹やりマフラーを装備したりといきたいところですが、自分好みの大人でしぶ~い仕様で制作して参ります。

さっそくグロリアはどんな車だったのか紐解いていきましょう。

NISSAN 430 GLORIAとは?

初代グロリアが1959年に発売開始され、皇室の車両として使われるなどを経て4代目からはセドリックの姉妹車となり2つを併せて「セド・グロ」と呼ばれるようになりました
1979年6月、セド・グロはフルモデルチェンジを受け、6代目となる430型と呼ばれるタイプに生まれ変わりました。

L20S型を除くガソリン全車にECCSと呼ばれるエンジン統合制御システムが導入された初の国産車であり、また日本初のターボエンジン搭載車で設計方針は快適さと静粛な室内、そして豪華な装備を基本としており、高級サルーンにふさわしい内装はアメ車にも似た雰囲気を持っていました。

最上級バージョンにはブロアム(優雅な一頭立四輪馬車の意)の名称が与えられ、中でも280Eはクラス最高のパワーを誇りました。

その後、1981年4月にマイナーチェンジを受け「後期型」となります。

それではさっそく制作開始

仮り組み

今回制作するキットはアオシマのキット
このキットはずーっと昔からあるキットで、サスにはスプリングギミックがあり、このギミックは他のキットにも転用されシリーズ展開されていました。
まずは足回りから仮組していきます。

ホイールは付属のものですとアメリカンなホイールしか付属していなく、あまり好きではないのでフジミ製のフォーミュラメッシュに変更。

マイナスのネジで取り付けていきます。
リアにもスプリングギミックがありますので、ひとまず車高を確認するためこのまま組み込んでいきます。
ホイールにはシャフトを打ち込みシャシーに取り付け。
フロントのホイールはスプリングを縮めた状態で固定しつつパーツをとりつけていきます。
続いてボデイ側にウインドウを取り付けボディと合体。
そのあとクリアパーツを取り付け仮組完了です。

組立に関しては特に難しい箇所はなく、車高を好みの車高に変更することと、ボンネットとサイドシルの形状修正のみでもっとかっこよくなると確信しました

スジ彫り

次にスジ彫りを行って行きます。

使用しているツールはタミヤ製のスジ彫り超硬ブレードで、0.15mmの刃を装着したものと、0.2mmの刃を装着したものになります。

用途としては、0.15mmの超硬ブレードは全体的なスジ彫り、0.2mmの超硬ブレードは刃の細さが0.15mmのものよりも太いので、ドアやボンネットなどの開閉パーツ部分に使用しています。

リアルな完成度を追求するにあたり、ボディのパーツそれぞれに対しスジをいれておかないと、塗装を重ねた時に、溝が塗料で埋もれてしまい、リアルなシャープさが欠けてしまうので、そうならない為にもしっかり丁寧に彫っていきます。

といってもあまり深くし過ぎると、不自然なシルエットになってしまったり、パーツが貫通し割れてしまう場合もありますので、あくまでも軽いタッチでそれぞれ3~5回を目安に。

尚且つボンネットやドアなどの開閉パーツ部分は、他のパーツとの差を明確につけるためにも、0.2mmの超硬ブレードを使い太めのラインになるよう意識しながら、しっかり彫っていきます。


パーティングライン消し

続いてこの赤線部分のパーティングラインを消す作業、その他にバリなどを取り除いていく作業となります。

メーカーの製造過程で、金型同士を合わせてパーツを整形している為、どうしても付着してしまうのがパーティングラインや、バリですが、これを消すのと消さないのでは、面がより滑らかになるなど仕上がりに大きく影響してきます。

パーティングラインの確認方法としては、ボディを真上から見た際、縦一直線に入っている場合が多いので、実際に指で触り段差を確かめながら作業を進めていきます。

作業手順としては、800番程度のペーパーヤスリで、ボディ全体にあるパーティングラインを水研ぎで取り除いていきますが、取り除く際の注意点として、細かなプレスラインもありますので、その部分まで削ってしまわないよう注意が必要となります。

カーモデルの場合、前後バンパー周辺、ボディを真上から見た際にリアからフロントまで一直線にパーティングラインがあり、特に前後バンパー周辺は頑固なラインが形成されていることが多いので、根気よく処理をしていきます。


ボディの調整加工

続いてボディの修正加工です。

ボンネットの形状とサイドシルを修正し、キーシリンダーの穴をあけていきます。
まずはボンネットから。
キット付属のままのボンネットですと、なんとなく31セドグロのようなボンネットの先端になっているので、430らしくボンネット先端からエンブレム半分くらいまで、なだらかな斜めの形状になるよう紙やすりで削っていきます。
形状をこまめに確認しつつ、320番で削り込み800番で均しておきました。

続いてサイドシルですが、キットそのままの状態ですと、実車と見比べた時に縦に長くかっこ悪いので、こちらを修正していきます。
ちょうど折れ目がある部分に対し、ニッパーで少しずつカット。
カットした部分を紙ヤスリで均し完成です。

最後に0.8ミリのピンバイスでキーシンダーとアンテナ取り付け部分とフェンダーミラー取り付け部分に対し穴をあけボディの調整加工が完了です。


下地塗装

続いて、本塗装をする前の下地としてガイアノーツのサーフェーサーエヴォを吹いていきます

この下地処理は、深いツヤのある仕上がりを目的とするのであれば、必須作業になります。

また、パーティングラインを消すために、ボディ表面を削ったり、ヤスリのあとが残ってしまった場合は、必ずサフェーサーを吹いて本塗装の前に表面を滑らかにしておくことが大事です。

いかに下地処理で滑らかな表面を作り上げるか!

が重要な事かと思いますし、下地の段階からこの表面を意識しておくと、後々鏡面仕上げの工程で、時間を短縮出来たりするなど、効率があがります。

サフェーサーを吹き、パーティングラインも消え綺麗なボディーラインになったことを確認し、次の作業に移っていきますが今回はここまで。

次回はインテリア完成までをお届けする予定です。
ご覧頂きありがとうございました。
このブログをYOUTUBEにもまとめていますので、よろしければこちらもご覧ください。

使用ツールはこちら

タイトルとURLをコピーしました